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一般社団法人えんがお
2020/08/08
「元気な一人暮らしの高齢者」向け地域居酒屋

一般社団法人えんがおでは、地域の空き家・空き店舗活 用も進めています。4年目となった今年で、4軒目の活用が 決まりました。今年4月から準備を始め進めてきたのが、空き店舗を活用した「地域居酒屋」です。

地域高齢者の孤立には、いくつかの段階があると考えています。これまでの3年間で主に関わってきた高齢者の状態像は「長距離の歩行は難しい。家もしくは近所が生活範囲で、基本人とのつながりが希薄な人」です。そういった人に対して、地域サロンや地域食堂、訪問方サービスなどを通して若者との交流を進めてきました。地域サロンには、若者と高齢 者を中心に子育て世代なども立ち寄り、年間延3412人の人が来てくれました。こういった活動の中で「元気な一人暮ら しの高齢者」が、孤立の予備軍になっている現状が見えてきました。

地方の高齢者の中でも比較的元気な人は車を所有していることが多いです。すると、独居でも比較的行きたい場所に行くことができ、友達とも会うことができます。一見孤立とは 程遠いように見えます。しかし、毎日行く場所でもない限りは、基本的には一人で過ごし、一人でご飯を食べます。そうして、徐々に体が衰えて車が運転できなくなると、気づいた時には「孤立」という問題に深く入り込んでしまいます。

そこで、当法人では「元気な一人暮らしの高齢者」をターゲットに地域居酒屋を週に一回行うことにしました。地域の一人でご飯を食べる人たちが毎週集まってみん なでご飯を食べる。お酒が好きな人も、一人で家で飲むのではなく、週に一回みんなで嗜む。大切なこと は、生活の中に「安心感」や「定期的な楽しみ」があることだと思っています。ちなみに、地域居酒屋の名前は「たこ焼き酒場 ちーちゃん。」です。スタッフの一人が、資格を取ってまで得意料理でやりたいことを追い求めました(笑)。

また、家から出れない人にも、地域居酒屋の時に毎週配達する仕組みを作りました。ずっと家の中で一人で過ごすおじいちゃんおばあちゃんのもとに、地域の若者が毎週土曜日の夜にたこ焼きを届ける仕組みです。わくわくしますよね。デリバリーの定期配達をすることで、収益の安定化も狙っています。加えて、この地域居酒屋は、空いている日に「一日店長」を募集し、チャレンジショップとして活用したり、空いている部屋をシェアオフィスにすることで収益化しています。

7月もたくさんのことがありましたが、ハチドリ電力の応援者がどんどん増えていくことは、僕の中でとても大きなエネルギーになりました。会ったこともない人に応援される嬉しさは、いつも底無しのエネルギーに変わります。一覧で示した場所の周りには、実はまだまだ空き家があります。これから数年かけて、 障害を抱えた人が安心してられる場所を作ったり、託児施設を作ったりするつもりです。そして、いろんな人が「日常」の中で、分断なく、当たり前のように関わり合えるコミュニティのモデルを地域の中に作って いくことを、チームのみんなで夢見ています。その一歩一歩を、ここで報告していこうと思います。是非、 一緒にお楽しみいただけると嬉しいです。

代表理事 濱野将行

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