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公益財団法人PHD協会
2020/08/08
「ダリット」支援事業の動向 – 新旧研修生たちの支え合い

ネパールのPHD元研修生サビナさん、スシラさんの生活地域における緊急生活支援を開始してから約2か月が経過しようとしています。しかし、今も尚、出稼ぎ労働者の帰還やロックダウン一部解除により、新型コロナウイルスの感染拡大は広がっています。

私たちは支援の幅を広げるために、現地カウンターパートのSSS(サマ・セワ・サムハ)と協力し、当地域の以下の4つの母親グループの全世帯に対して、食糧配給と新型コロナウイルス等感染症拡大防止のための啓発活動を進めています。

  • 1. ハラバラ(Haravara)- ジトリポカリ村
  • 2. ジョルワ(Ratmata)- ラトマタ村
  • 3. ジョディプティ(Jadibuti)- バハテゴン村
  • 4. ラリグランス(Laligurans)- パウワ村

食糧配給活動については、サビナさん、スシラさんが中心となり、支援者リストの作成、食糧の買い出し、仕分け、配給作業を進めてくれました。そして、今年度研修生として来日する予定だったアシカさんもこの活動に参加し、積極的に地域のために動いてくれました。

「ダリット」はこのカースト制度において最下層に当たり、「不浄」「穢されたもの」と呼ばれ、生まれながらにして差別を受けています。ダリットであるという理由のみで十分な教育を受けられず、土地などの生産活動に必要な資産を持つことができません。そして、今回のコロナ感染状況を受けて、都会や他国へ出稼ぎに出た人たちも職を失い、地方へと戻るも、資金も食糧もなく、深刻な生活困窮に陥っています。

また、SSSが運営する助産クリニックで助産師として働いているPHD元研修生ウルミラさん(2010年度)の協力もあり、保健衛生セッションを実施することができました。具体的には、上記4つのグループの人たちに、手洗いや消毒、マスク着用など、日頃の感染症対策がいかに大切かを指導してもらいました。

今回の「ダリット」コミュニティ支援事業は、緊急支援という側面だけでは語れません。新旧研修生同士が、今何が必要かを考え、地域の人たちと助け合いながら、困難な状況下を乗り切る点に意義があり、これこそが私たちが掲げる「ともに生きる」という理念の実践であります。

今後とも当プロジェクトの更新も行っていきますので、宜しくお願い致します。 

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