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NPO法人ジュレー・ラダック
2020/09/04
ラダックの人々にも、日本の人々にも、循環型社会からの学びを見直すきっかけを

みなさんジュレー!

「ジュレー」はラダック語で「こんにちは」「ありがとう」「はじめまして」など様々な意味を表すあいさつの言葉です。

ラダックはインド北部のヒマラヤ地域、標高3500メートルから5000メートルの高地に位置する地域の名前です。

大地は乾燥しており、冬の間は厳しい雪の影響により陸路が閉ざされ孤立します。国はインドに所属していますが、チベット文化圏のため人々はチベット仏教の信仰を基盤に暮らしており、人々はモンゴロイド系のため日本人に比較的似た顔つきをしています。

ラダックの人々は厳しい自然環境の中で、伝統的に引き継がれてきた知恵に満ち、自然と共存した持続可能な暮らしを営んできました。貨幣経済に依存せず、自然とコミュニティの繋がりを基盤とした暮らしは「懐かしい未来」と称され世界中の人に価値観を問い直すきっかけを与えました。

しかし、ラダックは1974年にインド政府の政策による観光客の受け入れが始まったことにより、急速な近代化に直面します。急速な近代化による変化に伴い、ラダックの限られた自然環境は汚染され、人々は貨幣経済に組み込まれ価値観を大きく揺さぶられている状態にあります。

ジュレー・ラダックは2004年にラダック出身の代表スカルマ・ギュルメットによって設立されました。

環境に優しい近代技術を取り⼊れながらも地元の⼈々に伝統⽂化の価値に気づいてもらうよう、バランスの良い開発のあり⽅を考え活動しています。また、持続可能な暮らしの大切さや、ラダックから学ぶことのできる持続可能な暮らしのヒントを広める活動にも力を入れています。

現在世界中が新型コロナウイルスの影響により大混乱の中で、私たちは価値観を揺さぶられるような体験をしています。

こうした状況の中、ラダックの伝統的な暮らしが残る地域では、家族が集い普段と変わらない暮らしを続けています。お金に依存せず、自分たちで必要なものを自分たちで作る暮らしをしている人々は、新型コロナウイルスによる経済的な不安定な状況の影響は大きくないのです。

ジュレー・ラダックはこうした難しい時代に直面しているからこそ、今一度ラダックから学べることを見直すきっかけをラダックの人々にも、日本の人々にも伝える役割を担うことができると思っています。

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