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NPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク
2020/09/10
6月後半以降の活動について

1.フリースクールは人数制限を解除

緊急事態宣言解除後、人数と時間を制限して開催していたフリースクールは、6月後半からは感染症も落ち着いてきたので、人数制限はなくして月、水、木、金は誰でも参加できるようにしました。ただし時間は16時まで、土曜日は閉室というのは変わらずです。感染症対策は引き続き、とても厳重に行っています。まず下の階で靴裏と手の消毒、検温・体調チェック、手洗い、ゲーム機などフリースクール内に持ち込むものの消毒、換気、室内の消毒……。遊ぶときもお弁当を食べるときもソーシャルディスタンスには配慮し、熱中症の心配もあるのでマスクは必須とはしていませんが、ほぼ全員の子どもたちが常にマスクをつけています。マスクのニガテな子どもにはフェイスシールドも用意しました。Zoomを利用した火曜日の「おうちでネモ」、開室中の「のぞき見ネモ」も継続中です。

 

2.対面の相談・交流活動も再開

6月までは中止、あるいはZoomによる開催となっていた親サロンやひきこもりサロンも、7月から対面での活動が再開になりました。また、今年度から始まった「ネモさんズ」(誰でも参加できる交流会)も6月から毎月行っています。やはりリアルで顔を合わせて話すということにはオンラインでは味わえない良さがあるなあと改めて感じています。「ネモさんズ」にはほかのフリースクールの会員の方が遠くから参加してくれたりして、新たな出会いもありました。

 

3.デュアルフリースクール化への準備

このたびネモネットは「ちばのWA地域づくり基金」の「新型コロナ対策緊急支援助成」を受け、感染症や自然災害などによってフリースクールの閉室が余儀なくされたときに、会員の子どもたちとオンラインでしっかりつながれる「デュアルフリースクール化」の準備を進めています。助成金でオンライン活動用のノートPCと会員への貸し出し用のiPad8台を購入し、開室している現在はフリースクール内で自由に使ったり、お休みの日には自宅でも使えるように貸し出しをしたりしています。オンラインでの交流や学び、Zoomの使い方に関するマニュアルづくりも進行中です。


4.新しいフリースクールの開設とご支援のお願い

休校を経ての授業再開後、もともとあったストレスがさらに大きくなって学校に行けなくなった子どもたちが増えています。フリースクールネモも見学・体験の受け入れを再開していますが、お問い合わせや来訪が急増し、一気に5人の子どもたちが入会しました。ですが、現在の習志野市のスペースはソーシャルディスタンスを保たなければならなにこともあって、受け入れがもう限界に来ています。そこで、かねてから考えていた2つめのフリースクール開設時期を早めることになり、現在フリースクールのない市川市にすでに物件を押さえました。新たな子どもたちの受け入れやデュアルフリースクールの拠点にしたいと考えており、開設資金のために助成金を申請中、クラウドファンディングも準備中ですが、確実に資金が調達できるかどうかはまだわかりません。どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 


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