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ハチドリソーラー ブログ

2024/03/14 お役立ちコラム

日本で太陽光発電が普及しない理由とは?

はじめに

電気代を少しでも抑えたり、地球温暖化の解決に向けてご家庭で少しでもできることをしたいと考えている方へ、今回は日本の太陽光発電の普及の現状や、メリット・デメリットをご紹介します!
太陽光発電を設置した後に、やっぱりやらなければよかったと思わないためにもぜひご覧ください!

日本の太陽光発電の普及率はどれくらい?

日本の自然エネルギーと、中でも太陽光発電の普及率は一体どれくらいなのか見ていきましょう!

日本の再生エネルギーの普及率の現状

資源エネルギー庁の調査によれば、2021年度の日本国内の再生エネルギーの電力比率は約20.3%と言われています。石炭・石油が約38%、天然ガスが約34.5%と、依然として化石燃料に頼っている状況です。
特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所(isep)の調査における、2022年度の自然エネルギーの導入割合は、24%だったため、若干ではありますが微増しています。

参照:特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所(isep)|国内の2022年度の自然エネルギー電力の割合と導入状況(速報)

日本の再生エネルギー発電の導入容量の現状

同じく資源エネルギー庁によると、2021年度の日本の再エネ発電設備容量は、昨年度と変わらず世界第6位となっています。約138GWの再生エネ発電が導入されています。

日本の太陽光発電普及率の現状

再エネ発電設備のうち、日本の2021年度の太陽光発電の導入割合は、こちらも昨年度と変わらず世界第3位と資源エネルギー庁が出しています。国土面積あたりの日本の太陽光発電の導入量は各国と比較した場合でも最大級と言われています。
意外と日本で太陽光発電は普及しているんだ、と思われたでしょうか?
次は各国の普及率を見ていきましょう。

参照:資源エネルギー庁 日本のエネルギー 2023年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」
資源エネルギー庁 日本のエネルギー 2022年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

世界の太陽光発電の普及率はどれくらい?

世界各国の再生エネルギーの普及率の現状

資源エネルギー庁の調査によると、2021年度の再生エネルギーの電力比率が大きい、再エネの導入が進んでいる国順は、カナダ(約67.2%)、スペイン(約46.3%)、イタリア(約40.3%)、ドイツ(約39.6%)、イギリス(約39.6%)、中国(約27.7%)、フランス(21.9%)、アメリカ(20.1%)となっています。特に、ドイツ、イギリス、スペインは再エネ比率が約35%強であり、普及が進んでいることが伺えます。

世界各国の再生エネルギー発電の導入容量の現状

同じく資源エネルギー庁によると、2021年度の世界各国の再エネ発電設備容量は、大きい順に、中国、アメリカ、ブラジル、インド、ドイツ、日本、カナダ、スペイン、フランス、イタリアになっています。

世界各国の太陽光発電普及率の現状

再エネ発電設備のうち、世界各国の2021年度の太陽光発電の導入割合は、大きい順に中国(308GW)、アメリカ(118GW)、日本(78GW)、ドイツ(59GW)、インド(52GW)、オーストラリア(25GW)、イタリア(23GW)、韓国(22GW)、ベトナム(18GW)、スペイン(15GW)と資源エネルギー庁が出しています。

参照:資源エネルギー庁 日本のエネルギー 2023年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」
資源エネルギー庁 日本のエネルギー 2022年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

日本で太陽光発電が普及しないと言われる理由とは?

意外と日本は諸外国と比較すると太陽光発電の普及が進んでいると感じられた方も多いのではないかと思います。ですが、とは言ってもまだまだ化石燃料を使用する発電がメインであったり、自然エネルギーだけで日本全体のエネルギーを賄うことはできないと言われています。

日本が再生エネルギーに100%切り替えることが難しい理由

天候などに左右されてしまうから再生可能エネルギー源(太陽光や風力など)は、日照や風の強さによって発電量が大きく変動します。なかなか事前の予測が難しく、電力供給の安定性を確保するための課題があります。
エネルギーの貯蓄技術が開発段階だから前述の変動性を伴う再エネの弱みを補うためには、効率的にエネルギーを貯蓄する技術が必要ですが、大規模な貯蓄技術はまだ開発段階にあり、高コストであることが多いです。
送電網の課題があるから再生可能エネルギー源は分散しているため、これらから得られる電力を需要のある場所へ効率的に輸送するためには、既存の送電網の大幅な改善や拡張が必要になります。
初期投資が高額だから再生可能エネルギー設備の設置には、高額な初期投資が必要だと一般的に言われています。
コスト競争力が高いから石油や石炭などの化石燃料と比較して、再生可能エネルギーの生産コストが高い場合があります。近年は技術の進歩によりコストは年々下がっていると言われています。
エネルギー転換への抵抗があるから既存のエネルギー産業や労働市場に深く根ざした利害関係者からの抵抗や反発があります。化石燃料産業に従事する人々の雇用への影響も、大きな社会的課題です。

日本で太陽光発電の普及が進まないと言われる理由8つ

土地利用の問題日本は国土が狭く、山間部が多いため、太陽光発電所を設置するための広大な土地を確保することが難しい場合があります。
初期コストの高さ太陽光発電設備の設置には高額な初期投資が必要であり、特に中小企業や個人にとっては大きな負担になることがあります。
法規制と許認可の複雑さ太陽光発電プロジェクトの実施にあたっては、地方自治体の法規制や許認可プロセスが複雑で時間がかかることが普及の障害となることがあります。
天候による発電量の変動日本は四季があり、特に冬季は日照時間が短い地域が多く、天候による発電量の変動が大きいため、安定した電力供給が難しいという課題があります。
既存のエネルギーインフラとの競合日本のエネルギー市場は、既存の化石燃料や原子力エネルギーとの競合の中で、太陽光発電が位置づけられており、市場参入のハードルが高いとされています。
電力買取価格の低下太陽光発電による電力の買取価格が低下していることも、事業者や個人の太陽光発電の導入意欲を減退させる要因となっています。
技術的な課題太陽光パネルの効率や耐久性、さらにはメンテナンスコストなど、技術的な課題が完全に解決されていない点も、普及の妨げとなっています。
社会的受容性太陽光発電施設の建設に対する地域社会の反対や、景観への影響を懸念する声も、プロジェクトの進行を遅らせる要因となることがあります。

これらは太陽光発電の設置を検討するうえでデメリットと感じる点にもなります。
上記以外で太陽光発電を導入する際のデメリットは以下が挙げられます。

デメリット
太陽光発電の設置がむかないお家もある
悪徳な業者も存在している
反射光による光害が発生する
太陽光パネルの重さで耐震性が下がる
売電価格が下がっている

太陽光発電のメリットとは?

太陽光発電の設置はデメリットが目立つ?と、太陽光発電の設置はやめたほうがいいとお思いになるかもしれませんが、しっかりと経済的なメリットを作り出せたり、環境に配慮した生活を送ることができます!

メリット
電気代を節約できる
売電収入を得られる
蓄電池に貯められる
再エネ賦課金を節約できる
停電・災害時でも電気を使用できる
寿命が長く、長持ちする
環境に配慮できる
補助金が利用できる
夏も冬も快適に過ごせる

太陽光発電のメリットとデメリットについて下記記事でさらに詳しく解説しています!
「太陽光発電の設置をやらなきゃよかった」と後悔しないようにしっかり理解しておくことがおすすめです!

ハチドリソーラーで出したソーシャルインパクト

ハチドリソーラーは2021年に創業し、約3年が経ちましたがこれまで多くの方にご利用いただき、お客さまと共に太陽光発電の設置を通して、ソーシャルインパクトを生み続けています!

その中で、自然エネルギーの普及を通じたソーシャルインパクトを生み出し続けるために、1人でも多くの方に太陽光を設置していただきたい。
そんな想いで設置にかかる際の費用負担が少ない定額リースの太陽光サービスを提供しています。

ハチドリソーラーで太陽光パネルを設置したお客さまの声

これまでハチドリソーラーで太陽光や蓄電池を設置してくださったお客様のお声をこちらでご紹介しています。
ぜひご覧ください!

ハチドリソーラーで生み出したソーシャルインパクト

ハチドリソーラーは社会課題の解決を目的に運営しており、地球温暖化を自然エネルギーが主電源の社会を作ることで解決しようとしています。
そのため、私たちはどれほど社会にインパクトを与えたか?を測る”ソーシャルインパクト”を最も大切な指標に設定しています。

創業以来太陽光発電の普及に取り組み、昨年度2023年度の1年間で新たに日本に増やしたソーシャルインパクトは「メガソーラー(1,000kW以上のパネル)」2個分でした!

まとめ

太陽光発電の設置で損するだけでなく、事前にメリットやデメリットについて把握していたり、信頼できる会社に依頼することで設置後は電気代の削減や、売電収入を得ることが可能になります。

まずは無料シュミレーションでご自宅に適した太陽光パネルを調べてみましょう!
お気軽にお申込みください。

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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