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太陽光発電の設置費用は戸建だといくら?費用対効果を徹底解説

2025.03.20 2025.04.20

この記事は2025/04/20に更新されています。

近年、電気代の高騰や環境意識の高まりから、ご自宅の戸建て住宅への太陽光発電システムの導入を検討される方が増えています。しかし、多くの方が気になるのは「戸建てに太陽光発電を導入するのに設置費用がいくら掛かるのか」ではないでしょうか。

一口に戸建てといっても、太陽光発電設備の設置費用は「新築・既築」「屋根の形状・向き」「導入する太陽光パネル/蓄電池の容量」によって大きく変化するのも事実です。また、年間を通してメンテナンス費用なども発生します。

この記事では、太陽光発電の設置費用はいくら掛かるのか、戸建て向けの費用感について徹底解説します。

▼太陽光発電で電気代をいくら削減できる?たった30秒で目安が分かるシミュレーション!

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【結論】戸建ての太陽光発電にかかる設置費用の最新相場

太陽光発電システムの費用相場
出典元:経済産業省「太陽光発電について(2024年12月)

結論から述べると、戸建ての太陽光発電に掛かる設置費用(設備費用・工事費用を含む)の目安は以下のとおりです。

  • 新築:1kWあたり平均28.6万円
  • 既築:1kWあたり平均32.6万円

一般的な戸建て住宅では、4kW~5kW程度のシステム容量を設置するケースが多く見られます。この容量で計算すると、戸建てに太陽光発電を導入する際の設置費用に掛かる総額目安は以下のようになります。

  • 新築:4kW/約114万円、5kW/約143万円
  • 既築:4kW/約130万円、5kW/約163万円

設置費用の回収期間にかかるシミュレーション

太陽光発電を導入するうえでもっとも気になるのが「設置費用を何年で回収できるか?」という点でしょう。回収期間の目安は以下の計算式で算出できます。

回収期間(年) = 初期費用 ÷ 年間経済メリット

年間経済メリットとは、太陽光発電の設置によって得られる「売電収入」「削減できた電気代」の合計額を指します。年間発電量をもとに固定買取価格や、ご利用の電気料金プラン、ライフスタイルや蓄電池導入による自家消費率などをもとに計算できます。

ハチドリソーラーでは、月々の電気代削減効果+売電収入目安を30秒でチェックできるシミュレーションをご用意しております。地域によって電気代・発電量が変化しますので、ぜひご利用ください。

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太陽光発電の設置費用内訳

太陽光パネルの価格はこの10年で大幅に下がっています。昔は戸建て住宅のパネル平均設置容量4.5kWを設置した場合、200万円以上かかっていた導入費用が、現在はほぼ半分の120万円ほどで太陽光パネルが設置できるようになっています。

しかし、太陽光発電を設置するにあたって必要なものは太陽光パネルだけではありません。太陽光発電に欠かせない機器を紹介します!

機器用途
太陽光パネル(太陽光モジュール)小さな四角い半導体の「セル」と呼ばれる単位の太陽光電池を複数直列で繋いだものをさします。
これらのセルをさらに直列で繋ぎ合わせることでモジュールという単位に変化し、発電量を大きくしています。
接続箱太陽電池モジュール(太陽光パネル)ごとに発電した電気をまとめ、パワーコンディショナに送る機器です。
太陽光パネルで発電した電気はパネルに繋がっている配線に流れます。

これらを接続箱に集約し、まとめてパワーコンディショナに送ることで家庭で電気が使えるようにします。
パワーコンディショナ太陽光パネルで発電された電気は直流の電気のため、そのまま家庭で使用することはできないため、発電した電気をこの機器で家庭で使える電気(交流)に変換します。
カラーモニター(発電量モニター)自宅の屋根で発電した電気の量をリアルタイムで確認でき、電気量をデータとして蓄積することができる機械です。
※ほとんどの方が導入していますが、カラーモニターは必ずしも設置が必要な機器ではありません。
太陽光発電システム

これらを総称して、「太陽光発電システム」と呼びます。

新築戸建における住宅用太陽光発電のシステム費用相場内訳(1kWあたり)

  • 太陽光パネル:13.6万円
  • パワーコンディショナ:5.0万円
  • 工事や手続きの諸費用:8.4万円
  • 架台:2.8万円
  • その他:0.2万円

合計:28.6万円(値引き代-1.3万円)

出典元:経済産業省「太陽光発電について(2024年12月)

設置規模や設置方法による費用の違い

戸建てに太陽光パネルを導入する場合、パネルの設置枚数が多いほど総額はお得になります。太陽光パネル自体も安く仕入れられることはもちろんのこと、パネル設置枚数が多いほど1kWに占める工事費用が安くなるためです。

例えば、4.26kWの太陽光発電を設置する場合にかかる設置費用は、約100万円となり、1kWあたりでいうと約24万になります。しかし、9.65kWの太陽光発電を設置する場合にかかる設置費用は、約187万円となり、1kWあたりでいうと約19万円になります。

※ハチドリソーラー購入プランで試算した場合
※屋根の大きさや屋根材により、価格が変動する場合があります。詳しくはハチドリソーラーへお問い合わせください。

このように、設置枚数が増えれば増えるほど、一戸建てで太陽光発電を設置する費用がお得になる計算です。屋根面積の大きな戸建てであれば、よりお得に太陽光パネルを設置できると言えます。

ご自宅の屋根にパネルが何枚設置できるかを知るためには、屋根の形状や素材・角度によっても変わる専門知識が必要になります。まずは、一度太陽光発電の専門家に相談してみるのがおすすめです。

太陽光発電システム4.5kWを戸建てに設置した場合の費用対効果はどれくらい?

多くのご家庭では、一般的に太陽光発電システム4.5kWを導入するケースが多くなっています。では、戸建てに4.5kWの太陽光発電を導入した場合、どの程度の費用対効果を得られるのでしょうか。

ここでは、実際に得られる費用対効果についてそれぞれの試算をご紹介します。

1)電気代削減効果

もし、月々の電気使用量が500kWhで日中のご在宅も多い(日中使用割合40%)ご家庭の場合、今まで日中購入していた電気を太陽光パネルで発電した電気で賄えるため、その分電気代が削減されます。

東京電力従量電灯Bをお使いの方で、月々の電気使用量が500kWh、発電時間帯に200kWh(500kWの40%)を自家消費される生活の場合、月々6,698円の電気代削減効果が得られます。

*自家消費とは発電した電気のうち自宅で利用できる電気のことです
<試算条件>東京電力従量電灯B、自家消費量200kWh、電気料金33.49円/kWh

こんな方におすすめ

  • 戸建てにお住まいで4人家族以上の方
  • 2世帯住宅にお住まいの方
  • 日中テレワークで電気をよく使用する方
  • ペットを飼っていて1日中エアコンを稼働させている方
  • 個人事業主の方

2)売電収入が得られる

発電した電気のうち余った電気は電力会社に売電して収入を得られます。たとえば、戸建てにお住まいの4人家族で、在宅ワークで日中もご在宅が多い方の場合、導入前の電気代より年間約9万円の売電収入を得ることが可能です。

試算条件|年間発電量量;4,320kW(4.5kw)|自家消費:売電の割合;30%:70%|FIT売電価格:15円(税込)

2025年度のFIT固定買取価格は15円なので、FIT固定買取期間である10年間で累計約50万円の売電収入が得られる計算になります。

そのため、電気代削減額と合計すると、一戸建てに太陽光発電を設置すれば10年間で約130万円の電気代削減効果&費用対効果を生み出せるのがポイントです。

戸建てに太陽光発電を設置した後にかかる費用

太陽光発電の導入・設置費用だけでなく、運用中・設置後に掛かる費用についても注意しなければなりません。戸建てに太陽光発電を設置した後にかかる費用は以下のとおりです。

  • メンテナンス費用
  • 修理・交換費用
  • 保険料

メンテナンス費用

太陽光発電を導入したあと、ソーラーパネルの定期的な点検や清掃が必要です。パネルの点検や清掃には、年間で数千円から数万円かかることがあります。特にパネルの効率を維持するためには、定期的な清掃が重要です。

修理・交換費用

太陽光発電設備に用いられるソーラパネルやパワーコンディショナーなどの設備が故障した場合、修理費用が発生します。契約内容によっては保証期間内であれば無料で修理を受けられるものの、期限切れであれば自己負担で修理しなければなりません。

参考までに、パワーコンディショナーは調査から修理まで総額15万~40万円ほど掛かる可能性があります。

保険料

自然災害や事故による損害をカバーするため、太陽光発電システム専用の保険に加入することもひとつの選択肢です。太陽光発電の保険料は年間数千円から数万円程度が一般的です。

なお、「0円ソーラー」の「ハチドリソーラー」であれば、充実した保証サービスが付帯しています。15年以上の太陽光パネル機器保証と、ハチドリ独自の自然災害補償が15年間、さらに25年間の太陽光パネル出力保証がついています。

また、施工時に万が一雨漏りなどが発生すれば、無償で修繕対応いたします。

安心の自然災害補償付きサービス詳細はこちら

解体撤去費用

太陽光パネルの撤去に関する費用は、さまざまな要素によって決まります。撤去作業にかかる費用の総額相場は、作業費、人件費、足場設置代を含めておよそ10万円から15万円程度です。ただし、この金額はあくまでも一般的な目安であり、具体的な費用は撤去する太陽光パネルの数量や条件、作業の複雑さによって異なります。 

撤去費用には、作業員の人件費、足場の設置と撤去に必要な費用、および廃棄物としての処分費が含まれます。また、屋根の修理や補修が必要な場合は、追加の費用が発生することも考慮する必要があります。

戸建てに太陽光発電を導入するメリット

戸建てに太陽光発電を導入すれば、さまざまなメリットを得られます。具体的には、「補助金を利用できる」「電気代を節約できる」「災害時の備えになる」「環境に配慮した生活ができる」などです。ここでは、それぞれの具体的なメリットについて解説します。

補助金を利用できる

太陽光発電には住宅用向けの導入補助金制度が用意されています。そのため、戸建てに太陽光発電を導入すれば、国や自治体などの補助金をセット利用することで、費用相場を大きく抑えられるのが魅力です。

ただし、お住まいの自治体によって、国・都道府県・市区町村などの補助金を併用できるかどうかは異なります。また、蓄電池とセット導入のみが補助金対象になるケースもあり、かえって総額が高くついてしまうケースも。補助金の上限額等は自治体によって異なります。

2024年度では予算が早期に尽きてしまい補助金が終了したケースも多かったため、戸建てに太陽光発電を導入する設置費用を抑えたい場合は、早めに行動をおすすめします。

太陽光の補助金をチェックする

電気代を節約できる

太陽光発電を戸建てに導入すれば、電気代削減効果を見いだせるのは大きなメリットです。日中発電した電気は、パワーコンディショナを通して自家消費できる製品が多くなっています。

「家全体で電力が使えるか」「特定のコンセントだけか」などは契約・工事内容によって異なるものの、発電した電力を自家消費すれば、その分だけ高騰している電気代を浮かせられます。

2025年度の売電価格は15円ですが、電力会社から購入する電気の単価は30円/kWh前後です。つまり、売る値段よりも買う値段の方が高いため、太陽光発電を戸建てに設置した場合は自家消費を推進することで電気代を大幅に節約できます。

災害時の備えになる

災害時の備えといえば蓄電池とセットというイメージを持たれてる方が多いですよね。しかし、日中の話でいえば太陽光パネルのみ設置する場合でも、電気を自由に使えます。

太陽の光がある間にすべての電化製品を稼働させ、携帯やポータブルバッテリー等を充電しておくと、夜まで安心して生活できます。もちろん、防災対策として太陽光発電を戸建てに導入したい場合は、費用相場が高くなってしまうものの蓄電池とセットで導入するのもポイントです。

環境に配慮した生活ができる

何十年も前から世界中で問題になっている地球温暖化。そして、地球温暖化の最大の原因とされているのがCO2排出量の過剰増加です。

また、日本におけるCO2排出量のもっとも多い部門はエネルギー転換部門、つまり発電によるものです。

そこで、ソーラーパネル18枚(システム容量 5.11kW)を設置した場合、年間2.6トンのCO2削減効果なので、10年間で260トンCO2を減らしたことになります!これを植林効果にすると、10年間で700本植林したことと同じ効果になるのです!

ハチドリソーラーは、「地球にやさしく、暮らしもオトクに」を軸として、誰もが自然エネルギーを「つくる」側に回れるよう取り組んでいます。「環境に配慮した生活がしたい」「自然に優しい暮らしを送りたい」とお考えの方は、ぜひこの機会にハチドリソーラーのご利用をご検討ください。

戸建てに太陽光発電を設置するときの注意点

太陽光発電の設置にはさまざまなメリットがある一方で、いくつか注意点が存在するのも事実です。ここでは、太陽光発電を導入する際に気をつけるべきポイントを解説します。

ソーラーパネルの設置に適した屋根か確認する

ソーラーパネルの設置には屋根の条件によって、設置が向かない場合もあります。設置に向かない屋根に設置した場合、想定していた発電量を下回り、経済メリットが出なくなってしまう可能性があるのも事実です。

最適な傾斜角度で設置できる屋根

屋根の傾斜は30度が最適と言われています。屋根の傾斜が十分でない場合や方向が最適でない場合、ソーラーパネルを屋根にしっかりと取り付けるための調整可能な架台などを使用することで、発電効率を向上させることができます。

強度が十分な屋根

耐荷重が不足している場合は、補強工事が必要になることもあります。1981年6月に建築基準法が改正され、新耐震基準が採用されるようになったためそれ以降の建物であれば設置は問題ない場合が多いですが、それ以前に建設した住宅や少し心配な方は家を建てた工務店に耐荷重の確認をすることをおすすめします。

日照条件が優れている場所にある屋根

日照条件はソーラーパネルの発電量に影響するため、日当たりの良い場所に設置をしましょう。また、日照時間が比較的短い地域や、日陰が多い場所では、より高効率のパネルやパネル枚数を増やすことがおすすめです。

ソーラーパネルの設置に向いていない家もある

ソーラーパネルは、基本的に「真南」へ向けることが理想的です。しかし、物件によっては北側しか設置できないなどのケースもあります。そのような場合、ソーラーパネルのメーカーによっては保証対象外となってしまうなど注意が必要です。

また、古い耐震基準の家なども導入工事ができないケースがあります。

施工不良で雨漏りが起きるケースも

「戸建ての屋根に太陽光パネルを設置したあとで雨漏りが起きた」といったケースもまれに見られます。その原因は、経験不足の施工業者による工事がほとんどです。悪質な事業者は雨漏りが起きても対応せず、場合によっては追加費用を請求される場合があります。

ハチドリソーラーでは、全国20,000件の施工実績を持つ、ノウハウに長けた事業者と提携しております。また、パネルメーカー「長州産業」の認定を受けているため、万が一雨漏りが発生した場合も保証の対象です。無償で修繕対応いたします。

まとめ

戸建てに太陽光発電の設置を検討する際は、さまざまな費用が発生することを認識しておく必要があります。最初の設置費用のほかにも、メンテナンス費用や修理費用、保険料、最終的な解体撤去費用などがかかってきます。

最近ではそういった費用がほとんどかからない形で太陽光発電を自宅に設置できるサービスも増えてきています。

太陽光発電には導入するメリットもたくさんあるので、投資回収までの期間をシミュレーションし、最終的な費用対効果を十分に検討した上で、太陽光発電の設置を判断しましょう!

太陽光発電のメリット検討が必要な費用
非常時の電源として使える、環境への配慮設置費用
電気代の削減メンテナンス費用、修理費用
売電収入保険料、解体撤去費用

ハチドリソーラーでは、導入後の経済メリットをシミュレーションさせていただきます!

シミュレーションは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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