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2025/01/16 お役立ちコラム

リフォームで太陽光発電を設置するポイントを解説!費用や注意点も紹介

家をリフォームする際に太陽光発電を導入すると、電気代の大幅な削減や売電収入による家計のサポート、防災対策としての安心感など、さまざまなメリットが期待できます。一方で、「初期費用はどのくらい必要なのか」「設置条件が合わない場合もあるのか」「手続きが難しいのでは」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、太陽光発電を設置する際にかかる費用やメリット・デメリットを解説するとともに、補助金活用や業者選びのポイントについても詳しく紹介します。設置を検討している方に向けて、失敗しないためのコツをわかりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事は以下の方におすすめです▼

  • 太陽光発電をリフォームで後付けしたい方
  • 太陽光発電設置に関して費用面で心配がある方
  • 太陽光発電が気になっているけれどよくわからない方

この記事では以下の情報が得られます▼

  • リフォームで太陽光発電を設置する際にかかる費用
  • 太陽光発電リフォームのメリットとデメリット
  • 太陽光発電リフォームを実施する際のポイントを詳しく解説
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リフォームで太陽光発電を設置。かかる費用を解説

家をリフォームする際に太陽光発電を設置するには、費用がかかります。ここでは

  • 費用の内訳
  • 太陽光発電設置の費用相場
  • 初期費用以外のランニングコストの相場

を解説します。

太陽光発電に必要な費用の内訳

太陽光発電とは、ソーラーパネルを屋根や庭などに設置し、太陽の光を電力に変換し家庭で利用できるシステムです。これだけでも活用できますが、蓄電池を組み合わせることで電力を貯めることができ、利用効果を高められます。

太陽光発電を導入するには、下記のような費用が必要です。

  • 太陽光パネルの費用
  • パワーコンディショナーの費用
  • 蓄電池の費用
  • 架台、設置部材の費用
  • 設置工事費
  • 接続機器や配線費用
  • その他、補助金申請費用など

次は、太陽光発電設置の相場を解説します。

太陽光発電設置の相場

太陽光発電を導入するには、前述した各費用が必要となります。パネルの性能や蓄電池の大きさ、家庭のさまざまな条件によって変動しますが、太陽光発電装置の設置にかかる相場は、100~300万円ほどとなっています。

経済産業省が公表している資料「令和6年度以降の調達価格等に関する意見(別紙1)」によると、2024年時点の一般的な住宅用太陽光発電のパネル本体価格は、1kWあたり平均25.5万円(税込)が想定値となっていました。一般的な家庭に導入される太陽光パネルは平均4.5kWであるため、パネル本体の購入価格は約115万円になります。

なお、太陽光発電設置には、初期費用がかからない「0円ソーラー」もあり、太陽光発電リースサービスがこれに該当します。初期費用が抑えられる0円ソーラーについては、以下の記事を参考にしてください。

▼合わせて読みたい!初期費用を抑えられる0円ソーラーとは何かを解説

メンテナンスなどランニングコストの相場

太陽光発電が正常に稼働し続けるためには、3~4年ごとの定期メンテナンスが必要です。点検には3万円程度の費用がかかります。

また、太陽光発電に必要な費用の内訳にもあった「パワーコンディショナー」とは、太陽光パネルで発電した電力を、家庭で使用できる電力に変換する装置です。こちらも寿命が15~20年程度といわれており、交換が必要になると数十万程度費用がかかります。

リフォーム時に太陽光発電を導入するメリットとデメリット

太陽光発電を家をリフォームするタイミングに設置するには、メリットとデメリットが存在します。導入を検討する際の参考にしてください。

太陽光発電リフォームのメリット

太陽光発電を家のリフォームの際に設置するには、「太陽光発電そのもののメリット」と「リフォームだからこそ得られるメリット」があります。1つずつ見ていきましょう。

電気代が削減できる

太陽光発電を後付けすると、1カ月あたりの電気代削減を実感しやすくなります。太陽光発電を導入することで、蓄電池の活用や電気料金プランの見直しができたり、発電を家庭用電力に活用したりすることにより、1カ月約2,000~3,000円の節約が見込めます。

<実際の利用者様の声>
「(太陽光発電を導入して)電気代が安くなったのも満足しています」
既築物件へのソーラーパネル導入で、電気代と環境負荷を削減

売電収入が得られる

太陽光発電では、発電によって得られる余剰電力を電力会社に売却することができます。年間で数万円以上の売電収入が期待できますが、年々売電価格は下がっているのが現状です。

「売電収入のみで初期費用を全額まかなえる」「電気代よりも売電収入が上回る」ことは難しいかもしれません。しかし、少しでも売電収入につながり、何もしていなくとも発電システムが稼働することは、精神的な充足感があるという声も、利用者から聞かれています。

ただし、初期費用を無料に抑える「0円ソーラー」では、リースサービスのため売電収入が得られないことがあります。ハチドリソーラーの0円ソーラーでは「売電収入OK」ですが、売電を検討している場合は、契約前によく調べておきましょう。

<実際の利用者様の声>
「家に人がいない時間もソーラーが勝手に働いてくれて、何もしていないのに収入があることは大きなメリットですが、金額では表せない喜びもあります」
既築物件へのソーラーパネル導入で、電気代と環境負荷を削減

防災対策ができる

太陽光発電は災害時に自家発電が可能です。停電時でも家電、給湯器を使用できるため、防災対策にもつながります。

<実際の利用者様の声>
「(太陽光発電を導入した)きっかけは、東日本大震災です。震災ボランティアを通して、地震でまず電力が止まってしまうことへの対策の重要性を感じたことが、大きなきっかけになりました」
既築物件へのソーラーパネル導入で、電気代と環境負荷を削減

発電設備によって建物の価値が向上する可能性がある

太陽光発電の設備は、建物の価値を向上させます。今では国が太陽光発電の設置を推奨しているため、将来的な売却時に高い評価を受ける可能性があることも、メリットの1つです。

業者選びができる

新築への太陽光発電設置は、基本的には建築会社、提携会社が行います。一方でリフォームの場合は、自分で業者選びが可能です。

この点は新設するものとリフォームの場合で大きな違いとなるため、記事後半に業者選びのポイントもまとめました。あわせて参考にしてみてください。

焦らずに設置検討ができる

太陽光発電とひと口にいっても、種類や施工業者が多数存在します。新しい設備も登場し続けているため、「しっかり比較して決めたい」という方がほとんどです。

新築の場合は建築途中で決める必要があるため、リフォームよりも時間の制限がある印象です。すでに建築されている家に追加で導入する場合は急ぐ必要がなく、納得したうえで設置できるでしょう。

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太陽光発電リフォームのデメリット

太陽光発電リフォームにはメリットも多いのですが、デメリットも存在します。太陽光発電リフォームは決して安い費用ではないため、「考えておくべきポイント」もしっかり把握しておきましょう。

初期費用がかかる

リフォームでは、設置の際に太陽光発電の設置費用を別途捻出する必要があります。太陽光発電を設置するには相場として100~300万円ほどかかり、これまでにかからなかった費用だからこそ「高い」と感じやすいのはデメリットです。

分割で支払うソーラーローンの利用は可能ですが、住宅ローンに比べると金利が高く、手続きや審査が必要な点にも注意が必要です。ただし、初期費用のいらない「0円ソーラー」もあるため、業者選びや補助金の利用によって初期費用を抑えることができます。

ハチドリソーラーの0円ソーラーについては、以下の記事を参考にしてみてください。

▼合わせて読みたい!0円ソーラーで後悔しないポイントを解説

建物によっては設置できない

リフォーム時に太陽光発電を設置することは、すべての建物で可能とは言い切れません。屋根の面積や角度、耐荷重などの基準を満たさない場合は設置が難しく、不可能なケースもあるでしょう。

新築時なら建物設計を太陽光発電に適したものにできますが、リフォームの場合は自由度が制限されるため、事前に設置業者と打ち合わせしたり下見をしたりすることで確認を取る必要があります。

手続きが複雑でコストがかかる

ソーラーローンが利用できると説明しましたが、住宅ローンに比べると金利が高く、手続きや審査が必要です。申請が下りるまでには時間がかかり、導入の手続きがやや複雑になるのもデメリットといえます。

また、リフォームという後付けの特徴上、足場や補強工事が必要になるケースもあります。新築と違って別途費用がかかる可能性もあることを、頭に入れておきましょう。

リフォーム時に太陽光発電を設置する際、チェックすべきポイント

リフォーム時に太陽光発電を設置する際は、ご紹介したようなデメリットが強くならないよう以下の4つをチェックしておきましょう。導入にはどのような費用や手続きが必要なのか、コストやメリットのバランスを検討しておくと、安心してリフォームに着手できます。

導入の手続き、期間を考える

リフォームする際に太陽光発電を設置するには、業者の選定や設置場所の検討、電力会社への売電申し込みなどさまざまな手続きが必要です。また、補助金を利用するには自治体ごとで補助金の種類が異なるため、各ご家庭で調べなくてはなりません。

太陽光発電の設置までにはどのくらいの期間がかかり、どのような手続きが必要なのかをあらかじめチェックしておきましょう。

ハチドリソーラーは、太陽光発電設置の際に受け取れる補助金の申請サポートを行っています。業界でも珍しいサービスのため、手続きや設置完了までの期間が不安な方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

>>ハチドリソーラー 補助金一覧

かかるコストを検討する

太陽光発電のコストは、屋根の条件によってサイズや設置可能な種類も違ってくるため、それぞれのご家庭で異なります。さらに、場所によっては足場の設置、補強工事、取り付け工事の費用もかかるでしょう。

導入総額は条件によって異なるので、これらを検討するのも大切なポイントです。見積もりをしっかり取ってくれる設置業者を選ぶことで、対策できます。

コストとメリットのバランスを検討する

太陽光発電をリフォーム時に設置することは「発電による電気代の削減」「環境への貢献」「防災対策」といったメリットが多いのも特徴です。

家庭によって享受できるメリットはさまざまです。コストに対してメリットが大きいかどうかバランスを検討することも導入の目安になります。

複数の業者で見積もりをとり比較する

リフォームの際に太陽光発電を設置するには、設置業者を選ぶ必要があります。この業者選びでは1社だけを狙うのではなく、可能であれば複数社で見積もりをとるのがおすすめです。

なぜなら、見積もりの内容や対応の雰囲気、アフターサポートなどのサービス面は、各業者によってさまざまであるためです。見積もりをとることで相場感がわかり、選ぶ判断材料にもなります。

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太陽光発電リフォームは補助金を活用する

太陽光発電をリフォームで取り入れる際にネックとなるのは、高い初期費用です。これは、全額ご家庭で負担するのではなく、国や自治体から補助金を受け取れる場合があります。

ここでは補助金の仕組みと一例を見ていきましょう。

補助金の仕組み

太陽光発電の補助金とは、国・自治体が提供する支援制度を指します。現状、太陽光発電システムは普及促進が行われており、再生可能エネルギーを利用するシステムには補助金制度が設けられています。

国の補助金は、太陽光発電の設置費用や蓄電池の導入費用を一部負担する仕組みです。補助金額や条件は年度ごとに変更されるため、最新の情報をチェックしておきましょう。一方で、自治体の補助金はそれぞれの地域で異なります。1kWあたり数万円の補助が出ることが、一般的です。

国と自治体の補助金は、条件を満たせば併用可能です。

東京都の太陽光発電補助金の一例

東京都では、2024年10月時点で「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」という助成金制度を設けています。

2024年に交付された補助金の一例を以下にまとめました。

項目内容
補助金額太陽光発電:
【既存住宅】
[3.75kW以下の場合]15万円/kW(上限45万円)
[3.75kWを超える場合]12万円/kW(50kW未満)

蓄電池:
助成対象経費の3/4の額(上限95万円/kWh)

V2H:
}助成対象経費の1/2(上限50万円)
もしくは10/10(上限100万円)
申請期間令和4年度から令和9年度まで

太陽光発電リフォーム業者の選び方

太陽光発電をリフォームで設置する場合、新設する際と違ってリフォーム業者の選択肢が広いです。ただし、多数のリフォーム業者から「どう選べばいいの?」と悩みは尽きませんよね。

そこで、設置業者の選び方を3つのポイントにまとめました。

実績豊富な業者を選ぶ

太陽光発電の設置には、技術と経験が重要になります。実績豊富な業者は、設置やアフターサービスの信頼性が高く、施工時のトラブルリスクも低減できるでしょう。

実績をチェックするには、過去の施工事例や口コミを見るのがおすすめです。相性のよい業者かどうか、見極めてみましょう。

初期費用を抑えられる業者を選ぶ

太陽光発電のリフォームに悩むのは「初期費用が高い」ことが原因の1つとして挙げられます。この点は、複数社から見積もりをとって比較したり、太陽光発電のリースサービスである「0円ソーラー」を利用すると、初期費用をぐっと抑えられるでしょう。

ただし、0円ソーラーは「太陽光発電をレンタルしている」ために、電力が業者のものとして売電できないことがあります。0円ソーラーの中でも売電OKのところを選ぶなど、工夫が必要です。

補助金の案内をしてくれる業者を選ぶ

初期費用を抑えるためには、補助金の活用が欠かせません。しかし、この補助金は自治体によっても異なり、「良くわからない状態」では見過ごしてしまうことも多いあります。

やや複雑な印象のある太陽光発電の補助金。業者によってはサポートしてくれる場合があるため、手続きや期間に不安がある方は、補助金の案内が丁寧な業者を選んでみましょう。

太陽光発電をリフォームで設置する際はコストとメリットの検討を

太陽光発電を後付けする自宅のリフォーム。新築に設置するよりもコストや手続きが必要になるというデメリットがある一方で、この先長い電気代の節約効果が期待できる、建物に付加価値を与えられるといったメリットも大きくなっています。

気になる初期費用やコストは、補助金を利用し抑えることもできます。リフォームならではの十分な検討期間を使い、情報収集を行いましょう。

0円ソーラーのハチドリソーラーでは、リフォーム時の業者選びの条件にすべてマッチしたサービスの手厚さが特徴です。リースでありながら売電可能、補助金の申請サポートまで行い、無料シミュレーションも利用できます。気になる方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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