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2024/06/04 お役立ちコラム

蓄電池とV2Hはどう違う?併用できるのかや補助金についても紹介

 

はじめに

近年、自宅での電気の自給自足に対するニーズが高まっています。その背景には、自然災害による長期的な停電への備えや、電気代の節約、環境に配慮した電気の活用などの理由があげられます。

特に注目されているのが、蓄電池やV2H(Vehicle to Home)の活用です。蓄電池は、太陽光発電システムの余った電気を貯めておき、夜間や災害時のバックアップ電源として利用できます。一方、V2Hは電気自動車のバッテリーを家庭で活用する仕組みで、同様に電気のバックアップとして期待されています。

項目蓄電池V2H
電力源太陽光発電の余剰電力電気自動車のバッテリー
主な用途日常の電力供給、非常時の電源非常時の電源

このように、蓄電池とV2Hにはそれぞれ特徴がありますが、自宅での活用を考える上で、両者の違いを正しく理解することが重要です。

蓄電池とV2Hの違い

蓄電池とは

蓄電池は、太陽光発電で作られた電気を貯めておくための装置です。

– 太陽光発電の余剰電力を貯める

太陽光発電システムと蓄電池を合わせて導入することで、昼間に太陽光発電で発電した電気を蓄電池に蓄え、夜間や電気の使用量が多い時間帯にその電気を使用することで、電気代を大幅に節約することが可能です。

– 停電時のバックアップ電源としても使える

蓄電池を設置していることで、災害時や停電時でもいつも通り電気を使うことができます。

小さいお子さまがいるご家族やペットを飼われているなど、災害時でも避難所ではなく自宅で過ごしたい方には太陽光発電と蓄電池の導入がおすすめです。

V2Hとは

V2Hは、電気自動車(EV)を家庭の電源として利用できるようにするものです。

– 電気自動車のバッテリーを家庭で活用する

EVに搭載されたバッテリーに貯めた電気を家庭に供給することができます。これにより、EVは移動手段としてだけでなく、家庭の電源としても利用できます。

– 電気代の節約や非常時の電源確保が可能

太陽光発電などで発電した電気をEVに蓄え、必要なときに家庭に供給することで、電気の自給自足率をアップさせることができます。

3. 比較ポイント

電気の供給力と利用シーン

蓄電池とV2Hでは、電気の供給力に違いがあります。蓄電池は設置時の容量に制限されますが、V2Hは車のバッテリー容量次第で電気の供給力が変わります。一般的な電気自動車であれば、十分な供給力があると言えます。

項目蓄電池V2H
電気の供給能力設置時の容量で決まる車載バッテリー容量次第
利用シーン日常的な電気使用時バックアップ電源として

補助金の活用

蓄電池やV2Hの導入には、国や自治体による補助金を活用できる場合があります。補助金の有無で初期コストが変わってくるため、検討する際は補助金の確認が重要です。

下記より、都道府県の自治体別に補助金情報をまとめておりので、ぜひ参考にしてくださいね。

https://hachidori-denryoku.jp/solar/subsidy/

蓄電池とV2Hを併用するメリット・デメリット

蓄電池とV2H(Vehicle to Home)は併用することができます。家庭内のエネルギー管理がより効率的になり、経済的・環境的なメリットが増加します。

メリット

蓄電池とV2Hを併用することで、以下のようなメリットがあります。

– 電気の供給力が高まる

蓄電池とV2Hを合わせることで、大きな電気の供給力を得られます。

– 非常時の電力確保を実現

蓄電池とV2Hのバッテリーがあれば、災害などの非常時に備えた電気の確保につながり、長時間にわたって電化製品の利用が可能になります。

デメリット

一方で、以下のようなデメリットもあります。

– 導入コストが高くなる

蓄電池とV2Hの両方を導入するため、初期費用が高額になります。

設備概算費用(税込)
蓄電池(6.5kWh)250万円前後
V2H90万円前後(工事費含む)

– 運用が複雑になる

蓄電池とV2Hの両方の設備を組み合わせて効率的に運用する必要があり、運用が複雑になります。

おすすめの選び方

蓄電池とV2Hのおすすめの選び方は、以下の3点から総合的に判断するのがよいでしょう。

電気の供給力を重視する場合はV2H

V2Hは電気自動車のバッテリー容量に応じて、大きな電気の供給力を持ちます。家庭の消費電力をほぼ賄える場合もあり、十分な供給力が必要な場合はV2Hがおすすめです。

日常的な電気の使用を重視する場合は蓄電池

蓄電池は太陽光発電の余剰電力を貯めるため、日常的な電気使用時に適しています。発電量が少ない日でも活用できるのが利点です。

非常時の電力確保を重視する場合は併用

非常時の電力確保を重視する場合は、蓄電池とV2Hを併用すれば、電気の確保力が大幅に向上します。ただし、導入コストが高くなり運用が複雑になるデメリットもあります。

このように、電気の供給力、日常利用、非常時対応のいずれを重視するかによって、おすすめは異なります。ご家庭の用途に合わせて、最適なシステムを選びましょう。

まとめ

蓄電池とV2Hは、それぞれメリット・デメリットがあります。

蓄電池は、太陽光発電の余剰電力を貯めたり、停電時のバックアップ電源として利用できます。一方で、V2Hは、電気自動車のバッテリーを家庭で活用できる点が特徴です。電気代の節約や非常時の電源確保が可能ですが、電気自動車の維持費用がかかります。

そのため、おすすめの選び方としては以下の通りです。

  • 電気の供給力を重視する場合はV2H
  • 日常的な電力供給を重視する場合は蓄電池
  • 非常時の電力確保を重視する場合は併用

ご家庭の需要に合わせて、蓄電池とV2Hのどちらが良いか検討しましょう。

先ほど紹介したように、蓄電池やV2Hは導入費用が数百万円程度かかります。

これに加えて購入の場合、万が一の自然災害等で故障したときはメーカー保証が適用されないため、修理費用を実費で出さないといけないリスクがありますが、ハチドリソーラーでは自然災害補償も付いているので、万が一火災や風などで機器が故障しても、補償が適用され、リース期間中はずっと安心してお使いいただけます!

補助金やサービスの詳細について、オンラインでのご相談も可能なので、まずは無料シミュレーションもしくはお問い合わせよりご相談ください!

 

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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