ソーラーパネルと家庭用蓄電池の値段と容量の関係!補助金についても解説!
最終更新日 2024年5月20日
はじめに
ここ最近、太陽光発電システムの普及が進んでいますが、ソーラーパネルで発電した電気を、蓄電池に貯めて使うことで、電気の自給率を高めることができます。
このソーラーパネルと蓄電池の組み合わせが注目されている理由は主に次の3点です。
理由 | 詳細 |
電気自給率の向上 | 太陽光発電と蓄電池を併用することで、ご自宅の電気自給率を大幅にアップすることができます。 |
電気代の節約 | 電力会社からの購入する電気の量が減るため、電気代を抑えることができます。 |
非常時の電源を確保 | 災害などで電力会社からの電気の供給が止まった場合でも、蓄電池から電気を取り出して、使用することができます。 |
このように、ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせることで、経済的にも非常時にも大きなメリットがあります。ご自宅にあった蓄電池を選ぶことが、電気の自給率アップにつながりますので、基礎知識から選び方のポイントまでお伝えします!
ソーラーパネルと蓄電池の基礎知識
ソーラーパネルと蓄電池について
ソーラーパネルは、太陽の光を電気に変換する発電装置のことをいいます。
一方、蓄電池はソーラーパネルで発電した電気を貯めておく装置です。代表的な蓄電池の種類とその特徴を見ていきましょう。
種類 | 特徴 |
リチウムイオン電池 | 小型・軽量で大容量。 長寿命である。 |
ニッケル水素蓄電池 | 高いエネルギー密度。 寿命が短めである。 |
鉛蓄電池 | コストが安い。 大容量だが重量がある。 |
<出典:蓄電池バンク>
ソーラーパネルと家庭用蓄電池の容量と価格
家族構成や電気の使用量に応じた容量選び
自宅でソーラーパネルと蓄電池を導入する際には、家族構成や電気の使用量に応じた適切な容量を選定する必要があります。例えば、4人家族で年間消費電力量が5,000kWhの場合、下記のようなシステムを検討するとよいでしょう。
蓄電池の容量 | おすすめの家庭 |
6.5kWh | 災害対策として、非常時に電気を使いたい方 電気の使用量が400kWh未満で比較的使用量が少ない方 |
9.8kWh | 夜間電力も蓄電池である程度賄いたいと考えている方 気使用量が400kWhを超える方 9.8kWhを導入することで自宅で使用する電気の約8割を太陽光と蓄電池で賄うことができる可能性があります! |
16.4kWh | かなり大容量のため、電気の使用量が極端に多い方(例 二世帯で暮らしている方) |
このように、ソーラーパネルと蓄電池の組み合わせ容量を変えることで、電気の自給率を調整できます。
家庭用蓄電池の容量と価格
ご家庭にあった蓄電池の容量の目安がわかったところで、価格も合わせて検討する必要があるかと思います。ソーラーパネルと蓄電池の容量に応じた価格の目安をご紹介します。
ソーラーパネルの容量 | 蓄電池の容量 | 価格 |
4.0kW | 6.5kWh | 約230万円 |
5.5kW | 9.8kWh | 約315万円 |
7.0kW | 16.4kWh | 約446万円 |
<出典:経済産業省「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」「蓄電池システムをめぐる現状認識」>
ソーラーパネルと家庭用蓄電池のメリット
電気の自給率アップと電気代節約
ソーラーパネルで発電した電気を蓄電池に貯め、ソーラーパネルが発電できない時間帯などに使用することで、電力会社からの電気の購入を抑えられるため、節約につながります。
項目 | 従来 | ソーラーパネル+蓄電池 |
電気の自給率 | 0% | 60%〜70%程度 |
電気代 | 10万円/年 | 3〜4万円/年 |
災害時に非常用の電源として活用する
ソーラーパネルと蓄電池は災害時に非常用の電源としても使うことができます。停電時に蓄電池から電気を得られれば、いつも使用している生活家電を使用することが可能です。
電気自動車の充電にも利用可能
電気自動車の充電にも利用できます。自宅で発電した電気で電気自動車を充電すれば、ガソリン代の支出を大幅に抑えられます。
国や自治体の補助金制度
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を合わせて導入する際の価格目安については上記でおつたえしましたが、書引き費用は数百万にのぼります。お得に設置するためには、国や自治体の補助金制度の利用がおすすめです。日本に住む方は条件を満たすことで活用できるため、お得に設置できます。
国が実施している補助金例
・DER補助金
・DR補助金
詳しくは下記のページでご紹介していますので、合わせてご覧ください!
自治体別の補助金情報
蓄電池の後付けする場合
蓄電池は後付けで設置することが可能です。ですが、蓄電池を後付けする際には、注意が必要な点があります。
既存のソーラーパネルと蓄電池が互換性を持つ必要があります。設置している太陽光発電システムと蓄電システムのメーカーが異なる場合には、不具合が起こる可能性があるため販売店などに事前に確認することをおすすめします。
蓄電池は太陽光発電設置後でも導入できますが、できることならば太陽光発電の設置と一緒に蓄電池を導入することがおすすめです。その理由として、導入コストを抑えられるという点があります。同時に設置することで、設置工事や人件費を一緒にできる場合が多いため、バラバラで設置するよりもコストを抑えることができます。
まとめ
ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせて自宅に導入することで、電気の自給率を大幅にアップさせることができます。適切な容量を選び、適切な場所に設置することで、さらに効率的な運用が可能です。
ただし、初期費用がかかるのがデメリットです。しかし、国や自治体の補助金を活用すれば、費用負担を抑えられます。太陽光発電と蓄電池の導入は、経済的なメリットはもちろん、環境にも優しい選択です。ぜひ一度、検討してみてはいかがでしょうか。
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