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太陽光発電のメリット・デメリットとは?損をしない導入方法を徹底解説

2025.02.11 2025.02.25

この記事は2025/02/25に更新されています。

太陽光発電の導入を検討していると、「メリット・デメリットはどうなの?」「導入で損をしないか心配」と頭を悩ませる方も少なくないでしょう。

太陽光発電は決して安い買い物ではないからこそ、失敗したくない!と考える方も珍しくありません。

そこで、今回は太陽光発電を導入した場合のメリット・デメリットについて徹底解説します。

全国で太陽光発電の設置導入をサポートしている「ハチドリソーラー」より、ギモンを解決できるように解説しますので、ぜひご参照ください。

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太陽光発電における9つのデメリット

太陽光発電には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。具体的なデメリットは以下のとおりです。

  • 設置費用が高い:1kWあたり約26.1万円
  • 天候の影響を受けやすい:年間発電量は5kWで4.927kWh
  • 太陽光設置が向かないお家もある:北向き屋根では発電量が見込みにくい
  • 悪徳な業者も存在している:さまざまなトラブルに巻き込まれるリスク
  • 反射光による光害が発生する:特に北向きでは近隣トラブルに発展する可能性も
  • 夜間の使用ができない:蓄電池がなければ経済的メリットが薄くなる
  • 太陽光パネルの重さで耐震性が低下する:建築物によっては対策や導入不可の可能性も
  • 売電価格が下がっている:売電収入を目的とした導入はデメリットが強くなる
  • メンテナンス費用がかかる:メンテナンスコストは「約6,300円/kW/年」発生する

設置費用が高い

メーカーや面積によって異なるものの、一般的に太陽光発電設備は設置費用が高額な点がデメリットです。家庭用向けの太陽光発電設備では、5kWhで約120万~150万円ほどの導入コストが掛かってしまいます。

  • 経済産業省のデータ:2024年度の平均値として、1kWあたり約26.1万円が提示
  • 一般的な住宅用太陽光発電システム:平均的な1kWあたりの設置費用は約20万~29万円(税込)

上記のコストは、太陽光パネル本体や設置工事費、パワーコンディショナなどの関連機器が含まれたコストです。設置容量が大きくなるほど「ボリュームディスカウント」が行われるため、1kWあたりの単価は下がる傾向にあります。

とはいえ、パネル等の導入費を含めて太陽光発電システム自体は年々安くなってきているものの、100万円超えは気軽に支払える価格とは言えません。そのため、設置費用の高さが太陽光発電のデメリットとして挙げられます。

設置費用の負担が辛いときは「補助金」や「0円ソーラー」で解決

実は、太陽光発電には各自治体から「補助金」が出ています。数十万円ほど安く導入コストを抑えられる補助金もあり、設置費用の負担が気になるときはお住まいの補助金についてチェックするのもポイントです。

また、初期費用を大きく抑えられる「0円ソーラー」も選択肢に上がります。0円ソーラーとは初期費用を事業者側が負担する仕組みで、月々の支払いに分割することで導入コストの負担を分散できます。

期間終了後は所有権が利用者に移るため、文字通り「初期費用の負担」を軽減できる仕組みです。

ハチドリソーラーでは、初期費用がかからない0円ソーラーを展開しています。各補助金申請のサポートも行っておりますので、お住まいの地域の補助金制度についてなど、お気軽にご相談ください!

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天候の影響を受けやすい

太陽の光を活用して発電を行うため、天候に左右される傾向がある点がデメリットです。曇りの日や雨の日は晴れの日よりも発電量が低くなってしまいます。しかし、年間を通してみれば十分な発電量を見込めるのもポイントです。

事前に確認できる発電シミュレーションは過去の気象条件を勘案して作成されているため、おおよその発電量を見込むことができます。

【一般的な家庭の年間発電量目安】

設置容量3kW4kW5kW
年間の発電量目安2.956kWh3.942kWh4.927kWh

▼合わせて読みたい!太陽光パネルの年間発電量について地域や季節別に徹底解説!

太陽光設置が向かないお家もある

太陽光発電設備は、すべてのお家に向くわけではない点がデメリットです。太陽光発電を導入したいと思っても、建物の形状や周辺の環境などにより設置ができないケースも珍しくありません。

また、設置しても経済的メリットが生まれない建物もあります。

そのため、自宅に太陽光発電の設置を検討されている方は販売店や設置業者に太陽光の設置に向いている屋根かどうか確認をしてみましょう。

設置が難しいと言われる環境は以下です。

  • 築年数が15年を超えていて、屋根のメンテナンスをしたことがない場合
  • 太陽光を設置できる面が南面ではなく、北面の場合
  • 屋根の劣化が非常に激しい場合

悪徳な業者も存在している

太陽光発電には悪徳事業者がおり、不適切な工事や費用の水増しで被害に遭ってしまうリスクがデメリットです。

適切な金額で丁寧に設置工事を行うことは当然の義務ですが、太陽光の設置業者のなかには、手抜き工事をして利益をたくさん得ようとする業者もいます。過去の施工実績や事前の説明がしっかりあるかを確認してから、信頼できる会社に依頼するのがベストです。

▼合わせて読みたい!太陽光の悪質事業者に騙されないポイント10選

反射光による光害が発生する

太陽光発電の導入におけるデメリットに、反射光による光害が挙げられます。太陽光パネルは、太陽光を反射させる場合があるため、反射光によって近隣の住民とトラブルに発展してしまうことがあります。

特に、屋根の北側に設置してしまうと太陽光が射す角度が低くなるため、反射しやすくなる点がネックです。

ただし、屋根の南側にソーラーパネルを設置することでほとんど太陽光は反射しにくくなるうえ、近年では太陽光が反射しにくいソーラーパネルも開発されています。そのため、反射光による光害が心配な場合は取り付け方を工夫できます。

夜間の使用ができない

「太陽光発電のみ」を設置した場合は、夜間に電気を確保できないため、電力会社から電気を購入する必要がある点がネックです。そのため、「思ったよりも発電&自家消費の恩恵を受けられない」と頭を悩ませる方もいます。

実は、太陽光発電とセットで蓄電池を導入すれば、夜間に電気を使用できないデメリットを打ち消しやすくなります。簡易的なポータブルバッテリーなどに日中溜めておくことで、夜間でも電気を使用できるのがメリットです。

高騰している電気代を自家発電によって補えるため、電気代のコストを低下させられるのは大きな魅力です。

太陽光パネルの重さで耐震性が低下する

太陽光パネルを屋根に設置すると、パネルの重さで建物の耐震性が低下してしまう点がデメリットです

太陽光パネルは、1平米あたり15kg程度の重量です。そのため、一般家庭用で必要とされる18〜30平米の太陽光パネルを屋根に設置すると270kg〜450kg程の負荷が屋根にかかります。

屋根の重さが増えると必然的に建物の重心が高くなり、地震の際に建物への負荷が増え耐震性が低下するのです。そのため、設置を検討している建物の耐震性に問題がある場合は、補強工事が必要となります。

なお、耐震性低下が気になっている方は、ぜひハチドリソーラーまでお気軽にお問い合わせください。対策や確認等について、担当スタッフより詳しい内容をご説明いたします。

売電価格が下がっている

太陽光発電の導入を考えた際に、「売電することでメリットをたくさん得られる」、「太陽光発電した電力を売って収入にしたい」と、考える方も多いでしょう。しかし、実際のところ売電価格(FIT)は年々下がっており、売電目的だと後悔をしてしまう点がデメリットです。

  • 2021年:19円/kWh
  • 2022年:17円/kWh
  • 2023年:16円/kWh
  • 2024年:16円/kWh
  • 2025年:15円/kWh

10年前であれば売電単価が高く、発電した電気をすべて売電に回す方がほとんどでした。しかし、年々売電単価は下がり続けているため、「売電して儲ける」から「発電した電気を自宅でできるだけ消費する」という自家消費の考え方に変化しつつあります。

蓄電池とセットで導入すれば、高騰する電気を電力会社から買わず、自宅の太陽光発電で得た電気を活用して月々の電気代を浮かせるのがポイントです。

そのため、「売電収入を目的にした太陽光発電」にはデメリットがつきますが、「電気代を浮かせることを目的にした太陽光発電」は、蓄電池とのセットで経済的メリットを生み出せます。

▼合わせて読みたい!FIT制度期間が終わったあとの売電収入はどう変わるのか解説!

メンテナンス費用がかかる

太陽光発電システムの導入は、初期費用だけでなく、長期的な運用コストも考慮しなければならない点がデメリットです。太陽光パネルは、一般的に20年以上の耐用年数を持つと言われていますが、その性能を維持するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。

メンテナンスを怠ると、発電量の低下や故障の原因となり、結果的に経済的な損失を招く可能性があります。また、太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナや架台なども定期的にメンテナンスしなければなりません。

  • 発電量維持や安全性確保の観点から3~5年に一回
  • 2024年における1回当たりの定期点検費用相場は約4.1万円ほど
  • パワーコンディショナは20年に一回程度の交換でおよそ42.3万円程度が相場

出典元:資源エネルギー庁「太陽光発電について、国内のコスト動向:運転維持費(案)

メンテナンス費用を踏まえると、「約6,300円/kW/年」程度のコストが発生する計算です。

システムの規模や設置場所、業者によって異なりますが、一般的には年間数万円程度の費用がかかります。また、想定外の故障や部品交換が発生した場合には別途費用が必要です。災害被害などを防ぐためにも

太陽光発電のメリット

太陽光発電には多くのメリットがあり、近年では導入件数が増加傾向にあります。具体的に、太陽光発電の導入で得られるメリットは以下のとおりです。

  • 電気代を節約できる:一般家庭では年間では約76,487円ほどの電気代削減効果
  • 売電による収入を得られる:毎月4395円得られる計算(FIT単価15円、その他計算)
  • 蓄電池に貯められる:夜間も自家発電分を消費して年間約147,239円の電気代削減効果
  • 再エネ賦課金を節約できる:太陽光発電の利用によって支払い料金を削減
  • 停電・災害時でも電気を使用できる:生活の質を下げずにリスクヘッジできる
  • 寿命が長く、長持ちする:設備の寿命は20~30年近く長持ちするケースも
  • 環境に配慮できる:太陽光エネルギーの再利用で自然に優しい!
  • 補助金が利用できる:各自治体の補助金で導入コストを抑えられる
  • 断熱効果で夏も冬も快適に過ごせる:そもそもの電気使用量を削減する効果も期待できる

電気代を節約できる

太陽光パネルを活用して日中発電した電気は、パワーコンディショナという電力の変換機器を通して、自宅でそのまま使える点が大きなメリットです。

自家消費した電気は、電線を通さないためエネルギーロスが少なく、もっとも効率的に太陽の光を有効活用できる手段です。発電した電気を自家消費している時間帯は、電力会社から電気を買う必要がないため、本来購入していた電気料金分が削減効果として得られます。

例えば、月々の電気使用量が450kWh(自家消費割合:35%)のご家庭の場合、自家消費することで得られる削減効果は毎月約6,373円です。年間では約76,487円の削減効果になるため、太陽光発電の導入で大きな経済的メリットが得られるといえます。

※東京電力従量電灯B(40A)、再エネ賦課金1.40円で試算

▼合わせて読みたい!パワーコンディショナとはなにかを解説

売電による収入を得られる

売電の固定単価は低下しているものの、現在でも一定の売電収入を得られるのはメリットです。

日本の一般的な戸建て住宅に太陽光パネルを設置する場合、平均4.5kWのシステム容量が設置できるとされています。4.5kwで発電できる月々の発電量としては、平均412kWhです。(※年間発電量1,100kWh/kWで試算)

日中に発電した電気を全て自家消費することはほとんどなく、大体7〜8割の電気は余るケースが多くなっています。余った電気を売ることで得られた収入も、太陽光発電の設置による削減効果のひとつです。

先ほどの例と同じく、月々の電気使用量が450kWh(自家消費割合:35%)のご家庭の場合、発電した電気量412kWhのうち、自家消費量は157kWhのため、毎月余って売電できる量としては293kWhになります。(※東京電力従量電灯B、再エネ賦課金1.40円で試算)

この余った電気をFIT固定買取制度を用いて1kWhあたり15円で売電した場合、売電収入として毎月3825円得られます。(※2025年度FIT固定買取単価15円で試算)

※FIT固定買取制度とは、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で10年間買い取ることを国が約束する制度。

3)蓄電池に貯められる

太陽光発電の導入メリットを最大化する選択肢のひとつに、蓄電池のセット導入が挙げられます。

太陽光発電が電気を生み出すのは、太陽が出ている時間帯のみです。そこで、蓄電池も太陽光発電とセットで導入すれば、日中太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯めて夜(非発電時間帯)に放電できます。

発電した電気の自家消費量が増えて、買う電気量を減らせるのが大きなメリットです。

例えば、月々の電気使用量が450kWh(自家消費割合:35%)のご家庭で9.8kWhの蓄電池を設置した場合、発電した電気のうち176kWh/月を蓄電池に貯めて夜間使えるため、日中自家消費した分の削減効果と合わせると、電気代削減効果としては毎月約12,269円になります。

年間では約147,239円の削減効果が得られます。

※東京電力従量電灯B(40A)、再エネ賦課金1.40円、曇りの日を考慮して蓄電池9.8kWhあたり176kWh/月蓄電できると仮定して試算
※9.8kWhの蓄電池実行量を8.8kWhと仮定し、20日間のフル稼働による使用可能電力を176kWhと仮定して試算

4)再エネ賦課金を節約できる

「再エネ賦課金((再生可能エネルギー発電促進賦課金)」とは、国が自然エネルギーを増やすために皆さんの電気料金から集めているお金になります。近年では世界情勢の影響により、2023年5月から1kWh当たりの金額が下がり、各家庭への請求額もこれまでより引き下げられ、少し負担も減りました。

しかし、また再エネ賦課金が上がる可能性も示唆されており、今後の再エネ賦課金の負担金額や、支払料金の値上げが起こるかどうかについて現時点では予想が難しいのも事実です。

そんな再エネ賦課金も、太陽光発電の利用によって支払い料金を削減できます。そのため、再エネ割賦金を節約できるのは太陽光発電導入におけるメリットのひとつです。

5)停電・災害時でも電気を使用できる

太陽光発電を設置していれば、突然の停電や災害時でも電気がつかなくなるなどの心配はいりません。そのため、万が一の際にもQOL(生活の質)を下げずに生活できるのは太陽光発電導入の大きなメリットです。

停電・災害時はパワーコンディショナを自立運転モードに切り替えて、ブレーカーを介さず直接コンセントを挿すことで電化製品の使用が可能です。緊急時でも必要な電力を使用できることは安心だと言えます。

蓄電池等とセットで導入すれば、「冷蔵庫等の食物が腐ってしまう」といったトラブルを最小限に抑えやすいため、さまざまなリスクを低減できるメリットもあります。太陽光発電の設置も災害対策のひとつとして取り組んでみてはいかがでしょうか?

▼合わせて読みたい!災害時に使える太陽光発電が生み出すメリット

6)寿命が長く、長持ちする

太陽光パネルの寿命は比較的長く、一般的に30年と言われています。太陽光発電メーカーが付帯する保証も15年~25年という長い期間適用されることも増えているため、太陽光発電設置後、突如の出費が発生するリスクも少なく、安心して導入できます。

7)環境に配慮できる

太陽光発電は、CO2を出さない自然エネルギーなのもメリットのひとつです。今皆さんが使っている電気を太陽光発電で賄うことで、1kWあたり年間最大0.6トンのCO2削減に繋がります。

もし4.5kWの太陽光パネルを30年間使った場合、CO2削減量としては38.5トン、植林効果としては175本になるので、東京ドーム4個分の森を作り出したことにも繋がります。

自宅でできる環境アクションとして、もっとも大きなインパクトがある「太陽光発電」の設置。ぜひ、持続可能な社会の実現のためにも、自宅で電気を作りませんか?

8)補助金が利用できる

近年では政府や各自治体で太陽光発電の導入推進に力を入れている傾向が強くなっています。特に東京都では一部条件下で太陽光発電設備の導入が義務付けられるなど、導入割合が増加傾向にあるのも事実です。

そこで、太陽光発電の補助金制度が設けられている自治体も多く、太陽光パネル等の導入・設置にかかるコストを抑えられるメリットがあります。

太陽光パネル単体での設置、蓄電池とセットでの設置等のプランや、お住まいの自治体の制度等によって受けられる補助金が変わってきますので、もし気になる方はお気軽にハチドリソーラーにご相談ください!

9)断熱効果で夏も冬も快適に過ごせる

住宅の屋根に太陽光パネルを設置すれば、太陽の熱を遮熱できる効果があります。そのため、夏場は家の中に入る熱を抑えて涼しく過ごせるのが魅力です。また、冬場は家の中の熱が外に逃げるのを防いでくれるため、暖かく快適な暮らしができます。

発電機でエコな生活ができるだけでなく、ソーラーパネルによる断熱効果によって、そもそもの電気使用量を減らす効果も期待できます。

そもそも太陽光発電とは?

太陽光発電のメリット・デメリットを踏まえたうえで、そもそも「太陽光発電とは?」といまいち仕組みを理解しあぐねている方もいるでしょう。

なんだか理解できていないモノを導入することに対して、不安な気持ちになってしまうのも無理はありません。

そのため、ここではそもそも太陽光発電とはなにか、基礎的なポイントから解説します。

太陽光発電の仕組み

太陽光発電とは、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)を用いて直接電気に変換する発電方法です。この方法は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用しています。

端的に言えば、太陽光発電はどんなに使っても枯渇しない「再生可能エネルギー」を取り出して活用するシステムです。

主に「太陽光パネル」と呼ばれる機器を使用して太陽光を電気に変換しています。電気に変換するためには、ソーラーパネルをメインとして構成される太陽光発電システムが必要です。

太陽光発電で電気はどのように作られる?

太陽光パネルの中にはシリコンなどの半導体で作られた「太陽電池」があります。太陽の光がパネルに当たることで半導体の中にある電子が活発に活動し、電気が生まれる仕組みです。太陽光パネルは、太陽電池がたくさん集まってできているため、光が当たることによって電気をたくさん作ることができます。

つまり、太陽光発電は文字通り「太陽光」がソーラーパネルに照射されていないと電気を発電できません。

ソーラーパネルで集めた「直流電力(DC)」はパワーコンディショナーへと送られて、家庭や企業で使用できるように「交流電力(AC)」へ変換します。

その後、分電盤などを通して家庭内に分配され、太陽光の自然エネルギーを再利用できる仕組みです。

今後の電気代はどうなる?読めない今後の電気料金について

ここまでは、太陽光発電を入れることで得られる削減効果やメリット・デメリットについて解説してきました。

ここからは、電気代そのものの現状と今後について説明していきます。

皆さん、電気代の明細の中で「再エネ賦課金」というものを見たことがあるでしょうか?

再エネ賦課金とは、国が自然エネルギーを増やすために、日本国民の皆さんの電気代から回収しているお金になります。

この再エネ賦課金は、2014年から制度が開始されています。

再エネ賦課金

2014年時点では1kWhあたり0.8円のところ、2022年時点で3.45円まで値上がりしています。

例えば、月々の電気使用量が450kWh(自家消費割合:35%)のご家庭の場合、毎月かかっている電気料金のうち、
450kWh × 3.45円=1,552円が再エネ賦課金として徴収されています。

年間で言うと18,630円になるので、結構大きな支出になりますよね。

一方で、2023年度は1kWhあたり1.40円と、再エネ賦課金が大きく下がりました。これには、世界情勢の変化により電気の市場価格が高騰し、太陽光発電などの再エネ電気も以前より高く取り引きされるようになったためです。

今のところは再エネ賦課金額は下がっていくと言われていますが、また金額が戻ることや上がる可能性も指摘されています。

しかし、太陽光発電で発電した電気の場合、そもそも電力市場を介していないため再エネ賦課金を支払う必要がありません。

そのため、同じ電気使用量を使っていても、電気を買うより自家消費した方が再エネ賦課金分お得になるのです。今後の電気代についてなかなかどうなるか予測が難しいからこそ、太陽光発電を導入して電気料金の削減につなげることもおすすめです!

損を避ける!太陽光発電の導入を検討する際の注意点

太陽光発電のメリット・デメリットを押さえたうえで、導入を検討されている場合は以下の3点に着目することが大切です。

  • 太陽光パネルの向きの確認ができているか
  • 発電量シミュレーションができているか
  • 補助金を活用できるか
  • 信頼できる業者に依頼できるか

なお、環境省認定の「ハチドリソーラー」では、現地調査による太陽光パネルの環境チェックや、発電量のシミュレーション、補助金活用のサポートなどさまざまなサービスを実施しております。興味をお持ちいただけましたら、まずはご自宅でいくらオトクになるのかチェックできるシミュレーションから、お気軽にお問い合わせください。

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太陽光パネルの向きの確認ができているか

太陽光パネルの設置に適した屋根は以下にあげる、3つの要素が揃っていることです。

  • 最適な傾斜角度で設置できる屋根
  • 強度が十分な屋根
  • 日照条件が優れている場所にある屋根

基本的には、「南向き」「傾斜角度30度」などの条件が良いとされています。ただし、個々の環境によって最適な傾斜角などは異なるため、プロによる実地調査が必要です。

発電量シミュレーションができているか

太陽光発電の販売を行っている会社などに相談すると、ご家庭の電気使用量を元にシミュレーションを行ってくれるところがあります。実際に導入した場合、電気代がどのくらいお得になるのかがわかり、初期費用の回収がどのくらいでできるのかわかることで導入へのハードルがグッと下がります。

補助金を活用できるか

政府や地方自治体からの補助金、税制優遇措置を利用できるかどうかも重要なポイントです。これらを活用することで、実質的な負担を軽減できます。補助金等の実施期間や利用可能額は地域や時期により変動するため、最新情報を確認することが重要です。

信頼できる業者に依頼できるか

太陽光発電は、一度設置したら約30年は使用できるため、長期的な視点で考える必要がある投資です。そのため、設置からメンテナンス、アフターサービスまでを、しっかりと信頼できる業者を選ぶことが、設置後に後悔しないためにもとても大切なポイントになります。

▼合わせて読みたい!安心できる太陽光施工事業者の見つけ方を解説

まとめ:太陽光発電の導入はメリット・デメリットの比較が重要

太陽光発電の導入を検討する際はメリット・デメリットを十分に理解し、ご家庭の状況に照らし合わせることが何より大切です。

メリットとしては、再生可能エネルギーとして環境に優しく、災害時の電気の確保にもなること、また売電による収入が得られたり電気代の削減が期待できることなどが挙げられます。

一方で、高額な初期費用がかかること、天候次第で発電量が変動すること、売電単価が下がっていることなどがデメリットとしてあります。メリット・デメリットを以下の表にまとめました。

【メリット】

  • 電気代を節約できる:一般家庭では年間では約76,487円ほどの電気代削減効果
  • 売電による収入を得られる:毎月4395円得られる計算(FIT単価15円、その他計算)
  • 蓄電池に貯められる:夜間も自家発電分を消費して年間約147,239円の電気代削減効果
  • 再エネ賦課金を節約できる:太陽光発電の利用によって支払い料金を削減
  • 停電・災害時でも電気を使用できる:生活の質を下げずにリスクヘッジできる
  • 寿命が長く、長持ちする:設備の寿命は20~30年近く長持ちするケースも
  • 環境に配慮できる:太陽光エネルギーの再利用で自然に優しい!
  • 補助金が利用できる:各自治体の補助金で導入コストを抑えられる
  • 断熱効果で夏も冬も快適に過ごせる:そもそもの電気使用量を削減する効果も期待できる

【デメリット】

  • 設置費用が高い:1kWあたり約26.1万円
  • 天候の影響を受けやすい:年間発電量は5kWで4.927kWh
  • 太陽光設置が向かないお家もある:北向き屋根では発電量が見込みにくい
  • 悪徳な業者も存在している:さまざまなトラブルに巻き込まれるリスク
  • 反射光による光害が発生する:特に北向きでは近隣トラブルに発展する可能性も
  • 夜間の使用ができない:蓄電池がなければ経済的メリットが薄くなる
  • 太陽光パネルの重さで耐震性が低下する:建築物によっては対策や導入不可の可能性も
  • 売電価格が下がっている:売電収入を目的とした導入はデメリットが強くなる
  • メンテナンス費用がかかる:メンテナンスコストは「約6,300円/kW/年」発生する

このようにメリット・デメリットがあることを理解したうえで、ご家庭の環境や用途に合わせて太陽光発電の導入を総合的に判断することが重要です。

ライフスタイルに合わせた賢い選択を

「長期的にみて電気代を削減するために太陽光パネルを設置したいけど、やっぱり100万円以上の大きな出費が出るのは難しい。」

そんな方には、今回ご紹介した太陽光パネルとその他部材費用・設置工事費用を含む初期費用が無料で太陽光発電をはじめられるハチドリソーラーがおすすめです。

ハチドリソーラーは、初期費用無料で設置できる地球にも家計にもやさしい太陽光リースサービスです。

ハチドリソーラーを導入すると、発電した電気は使い放題で、余った電気は売電して皆さんの収入にしていただけます。

「自分の家が太陽光パネルの設置に向いているかわからない」
「それぞれのプランの費用対効果を知りたい」
「新築やリフォームと同時に導入したい」

ハチドリソーラーでは電気使用状況やライフスタイル・1人ひとりの状況に合わせたぴったりの太陽光発電プランをオーダーメイドでご提案しております。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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