太陽光発電の蓄電池、本当に元が取れない?賢い選び方を解説
1.太陽光発電と蓄電池の導入で”元が取れる”とは
初期投資費用を何年で回収できるか
太陽光発電システムと蓄電池の初期費用は高額ですが、発電した電気を売電したり自家消費で電気代を節約することで、徐々に投資額を回収できます。投資回収年数がどのくらいになるのか、契約前にシミュレーションすることが重要です。
2.太陽光発電と蓄電池で”元が取れる”仕組みとは
高騰する電気代の購入を抑える
電気代の高騰はしばしばニュースでもとりあげられるほど、問題となっています。発電した電気をご家庭で自家消費すれば、その分の電気代を節約できます。蓄電池があれば夜間でも自家消費でき、高い電気を購入することなく節約が期待できます。
出典:経済産業省資源エネルギー庁「電気料金はどのように変化していますか?」
FIT制度や売電収入を活用できる
自家消費できずに余った電気は電力会社に売電すれば収入になります。固定価格買取制度(FIT)を利用すれば、10年間は高い価格で売電収入が得られます。
*固定価格買取制度(FIT)
太陽光発電などで発電された再生可能エネルギーを国が設定した固定価格で、一定期間買い取る制度です。
このように、高騰する電気代の購入を控えたり、FIT制度を利用して売電収入を得たりとしっかりと経済メリットを出すことで投資回収期間が早まります。
3.蓄電池と太陽光発電の導入費用の目安
蓄電池と太陽光発電の導入費用は、機器の種類や容量、設置工事費などで異なりますが、経済産業省が公表する一般的な価格帯をご紹介します。
太陽光パネルの価格相場
太陽光発電を導入するためには、初期の費用としてパネル本体にかかる費用と設置にかかる工事費用が必要です。経済産業省は2022年の一般的な家庭の太陽光パネルの相場価格は、1kWあたり平均25.9 万*円(税込)と公表しています。
一般的な家庭用の太陽光発電の平均設置容量は4.5kW程度であるため、太陽光発電のパネル本体にかかる費用相場は約116万円になります。
出典:経済産業省「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」
蓄電池の価格相場
経済産業省は、一般的な家庭用の蓄電池の本体価格は蓄電容量1kWhあたり平均14万円(税込)と公表報告しています。
【蓄電池の本体価格の相場】
kWh | 6.58kWh | 9.8kWh | 16.4kWh |
本体価格 | 95.2万円 | 137.2万円 | 229.6万円 |
出典:経済産業省 「定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめ」
同時導入時の価格相場
ソーラーパネルの容量 | 蓄電池の容量 | 価格 |
4.0kW | 6.5kWh | 約230万円 |
5.5kW | 9.8kWh | 約315万円 |
7.0kW | 16.4kWh | 約446万円 |
蓄電池と太陽光発電を同時に導入する場合、太陽光パネルの価格が販売店によってはセット割引で安くなることや、施工費用も同時に別工事が進められるため割安でよりも安く対応してもらえることがあります。4kWの太陽光発電と6.5kWhの蓄電池の場合、230万円前後が一般的な相場となります。
4.初期費用を抑える方法
太陽光発電と蓄電池の導入には多くの初期投資が必要です。しかし、賢い選び方をすれば初期費用を抑えることができます。
国や自治体の補助金を活用する
一般家庭向けの太陽光発電システムのみに適用される国からの補助金はありませんが、各自治体によっては補助金制度を設けているところがあり、利用することができる可能性がありますので、積極的に活用しましょう。
優良な業者を選ぶ
業者によって価格が大きく異なります。複数の業者から見積もりを取り、適正な価格の業者を選びましょう。
適切な発電規模と蓄電池容量を選ぶ
過剰な設備は無駄な費用がかかります。ご家庭の電気消費量に合わせた適切な規模を選びましょう。
このように賢く選べば、初期費用を大幅に抑えることも可能です。
初期費用0円のサービスを選ぶ
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5.元が取れる計算のポイント
太陽光発電と蓄電池の導入で”元が取れる”かを正確に計算するためには、以下のポイントに注意が必要です。
発電量や消費パターンに合わせた計画
発電量は設置場所や方角、日射量などにより変動します。また、家庭の電気の消費パターンも世帯構成によって異なります。発電量と消費パターンを正確に把握した上で、適切な発電規模と蓄電池容量を設計できるようにしましょう。
将来の電気代上昇や制度変更を想定
電気代は将来的に上がることが見込まれています。また、FIT制度の買取価格や期間の変更がないとも言い切れません。そうした可能性も見込んだ上で、長期的な視点で収支計画を立てましょう。
メンテナンスで発電量の低下を防ぐ
太陽光パネルは経年劣化により発電量が低下します。メンテナンスは、単に故障を防ぐだけでなく、発電量を最大化し、投資回収期間を短縮するためにとても大切です。自分でできる日常点検と専門家による点検を理解し、適切に行えるようにしましょう。
6.まとめ
太陽光発電と蓄電池の導入による「元が取れる」かどうかは、適切な計画と使い方運用次第です。発電量や消費パターンに合わせて機器を選び、将来の電気代の上昇やメンテナンスコストなども想定する見据えることが重要になります。
初期投資は高額ですが、次の点に注意すれば回収が見込めます。
- 発電量や消費パターンに合わせた適切な規模の設計
- 国や自治体の補助金を最大限活用
- 優良な業者の選定
- 将来の電気代上昇や制度の変更を想定した計画
- 定期的なメンテナンスで発電量の低下を防ぐ
太陽光発電と蓄電池の導入は、環境にも家計にも優しい選択肢です。長期的な視点で賢く計画を立てれば、確実に「元が取れる」でしょう!
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