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太陽光発電を後悔した理由と対策とは?トラブル事例を解説

2025.03.04 2025.03.21

この記事は2025/03/21に更新されています。

「環境に良い」「電気代が安くなる」といったメリットに惹かれて太陽光発電の導入を検討している一方で、「太陽光発電を後悔している」といった口コミを気にされる方もいるのではないでしょうか?

太陽光発電は長期的な投資になるからこそ、「購入に失敗したくない」「なぜほかの人が後悔しているのか気になる」と考えるのは当然ですよね。

実は、太陽光発電の導入で後悔する方には一定の共通点があります。

この記事では、太陽光発電の導入で後悔しないために、なぜ後悔するのか人がいるのか、その理由から対策方法まで全国で太陽光発電の導入を実施している「ハチドリソーラー」が詳しく解説します。

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太陽光発電を後悔する理由その1:発電量の見込み違い

太陽光発電は太陽の光を活用して発電を行うため、天候に左右される傾向があります。そのため、環境が適しているか事前の調査が必要ですが、それらを怠って「発電量が見込みよりも少ない」と太陽光発電の導入を後悔する方も珍しくありません。

発電量の見込み違いで後悔する理由には、以下のような原因が挙げられます。

周辺環境を考慮していなかった

太陽光パネルの設置場所を決める際、多くの方は南向きの屋根という条件に注目します。しかし、実際には周辺の建物や樹木による日陰の影響、季節ごとの太陽の角度変化など、さまざまな要因が発電量に影響を与えるのも事実です。

例えば、午後に隣の家の影が屋根にかかる場合、その時間帯の発電量は大幅に低下します。また、樹木が成長することで、数年後には日陰が広がり、発電量が減少する事例も珍しくありません。

周辺環境を十分に考慮せず、安易に設置場所を決めてしまうと、期待した発電量を得られずに太陽光発電の導入に後悔してしまうケースがあります。

機材の発電効率を忘れていた

太陽光パネルのカタログに記載されている発電効率は、あくまで理想的な条件下での数値です。実際の設置環境では、温度上昇による効率低下や、パネル表面の汚れなどにより、カタログ値通りの発電量は期待できません。

また、パワーコンディショナーなどの周辺機器にも、それぞれ変換効率が存在します。太陽光発電システム全体の発電効率を考慮せずに、パネルのカタログ値だけを鵜呑みにしてしまうと、実際の発電量との間に大きな差が生じる可能性があります。

事前のシミュレーションを怠っていた

太陽光発電の導入前に、専門業者による詳細な発電シミュレーションを行うことは非常に重要です。シミュレーションでは、設置場所の緯度経度、屋根の角度や向き、周辺環境、使用するパネルの種類などを考慮し、年間を通しての発電量を予測します。

しかし、費用を抑えるためにシミュレーションを省略したり、簡易的なシミュレーションだけで判断してしまうと、実際の発電量との誤差が大きくなる可能性が高くなるのも事実です。正確なシミュレーションに基づいた予測を立てることで、導入後の後悔を避けられます。

「0円ソーラー」のハチドリソーラーでは、導入後の発電量に基づいて、どのくらい経済メリットが出るのかご提案いたします。

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太陽光発電を後悔する理由その2:費用に誤算があった

太陽光発電システムの導入は、初期費用だけでなく、長期的な運用を見据えた費用計画が不可欠です。しかし、多くの人が費用の見積もりを誤り、「こんなはずではなかった」と太陽光発電の導入を後悔するケースが見られます。

費用計算に誤算があって後悔する理由には、以下のような原因が挙げられます。

メンテナンス費用を忘れていた

太陽光パネルは、長期間屋外で使用されるため、定期的なメンテナンスが必要です。パネルの清掃、周辺機器の点検、場合によっては修理や交換が必要になることもあります。

太陽光発電システムのメンテナンス費用は、「住宅用太陽光発電所(10kW未満)で年間約2万円」だとされています。10年、20年と長期にわたって運用することを踏まえると、無視できない金額かもしれません。

導入時にメンテナンス費用を考慮せず、初期費用だけで判断してしまうと、後々家計を圧迫する原因となって後悔するケースがあります。

売電価格(固定価格買取制度:FIT)が変わってしまった

固定価格買取制度(FIT)は、太陽光発電で発電した電力を電力会社が一定期間、固定価格で買い取る制度です。「売電価格が保証されているなら!」と太陽光発電システムを導入する人もいますが、買取価格は年々低下傾向にあります。

例):2020年/21円 2025年/15円…1kWhあたり

そのため、過去の固定価格で売電収入を得ていた人に比べると、どうしても収支計画は見劣りします。

ただし、売電価格は、太陽光発電システム(主に、太陽光パネルやパワーコンディショナー)の費用相場によって決定されます。

太陽光発電システムの設置費用が10年前は約233万円(発電容量4.5kW)であったのに対して、2024年時点では約116万円に下がっているのも事実です。売電価格は下がっていますが、設置費用も下がっているため、現在でも費用対効果として十分なメリットがあると言えます。

とはいえ、FIT期間後は買取価格が低下する点も踏まえると、売電収入のみを目当てとして太陽光発電システムを導入するのは注意すべきだと言えるでしょう。

近年では高騰する電気代を太陽光発電+蓄電池で補うご家庭が増加傾向にあり、売電するよりも自家消費したほうがよりオトクになる事例が増えているため、「売電収入よりも削減できた電気代」に目を向けるとまた違った評価が生まれます。

住宅ローンに組み込んで金利負担が大きくなった

太陽光発電システムの導入費用を住宅ローンに組み込むことは、初期費用を抑える有効な手段のひとつです。しかし、住宅ローンの金利は、太陽光発電システムの投資回収期間よりも長く設定されていることが一般的です。そのため、金利負担が大きくなり、結果的に総支払額が増加してしまう可能性があります。

「ローンはひとつにまとめた方が楽そうだから」と安易に判断せず、「ソーラーローン」や「0円ソーラーのリース」などを踏まえて、総合的にどのプランが一番オトクか比較検討するのをおすすめします。

金利、返済期間、売電収入などを総合的に考慮し、慎重に判断するのがベストです。

利用可能な補助金制度を見落としていた

国や地方自治体では、太陽光発電システムの導入を促進するため、さまざまな補助金制度を設けています。これらの制度を利用することで、初期費用を大幅に削減できる場合があります。

しかし、補助金制度は年度ごとに内容が変わることがあり、申請期間も限られています。最新の情報を常に確認し、利用可能な制度を最大限に活用することが、費用に関する後悔を避けるための重要なポイントです。

なお、「0円ソーラー」のハチドリソーラーでは、国・自治体の補助金申請を代行するサポートも行っております。太陽光発電設備の導入に頭を悩ませている方へ向けてギモン解消まで徹底サポートいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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太陽光発電を後悔する理由その3:業者選びを失敗した

太陽光発電システムの導入は、信頼できるパートナー選びが成功の鍵を握ります。しかし、悪質な業者に引っかかってしまうと、多大な損失を被るだけでなく、精神的なストレスも抱えることになりかねません。

業者選びの失敗で考えられる後悔の原因には以下のような理由が挙げられます。

業者の説明を鵜呑みにしてしまった

太陽光発電システムの販売業者は、魅力的な言葉で顧客を惹きつけようとします。「必ず元が取れます」「電気代がゼロになります」といった甘い言葉を鵜呑みにしてしまうと、後々後悔することになりかねません。

業者の説明を鵜呑みにせず、必ず複数の情報源から情報を収集し、客観的な視点で判断することが重要です。

特に、収支シミュレーションについては、根拠となるデータをしっかりと確認し、不明な点は質問するなどして、納得できるまで説明を求めるようにしましょう。悪質な業者も登場しているため、説明を鵜呑みにせず、別の専門家の意見などを踏まえて客観的に情報を判断する取り組みが重要です。

比較検討を怠って相場よりも高額になってしまった

太陽光発電システムの設置費用の相場は、2024年度で1kWあたり約25.5万円と想定されています。ただし、システム容量や屋根材、蓄電池の容量などによって金額は変化します。

一方で、よくわからないオプションや機材料金、高額な工事費用などを請求されてしまうケースが見受けられるのも事実です。倒だからと1社だけで契約してしまうと、相場よりも数十万円も高い金額で契約してしまう可能性があります。

そのようなときは、比較検討を行うために複数事業者に相談してみるのもポイントです。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、相場よりも高額な契約を避けられます。

見積もりを比較する際は、価格だけでなく、使用するパネルの種類、保証内容、アフターサービスなども総合的に判断するようにしましょう。

太陽光発電を後悔する理由その4:運用面でトラブルが発生した

太陽光発電設備の導入には、屋根へソーラーパネル等を設置する必要があります。そのような工事でまれに見られるトラブルが、「稼働音がうるさい」「パネルの光が反射してご近所さんからクレームが来ている」「思ったより電気代削減効果がない」「施工後に雨漏りがするようになった」といった問題です。

運用面のトラブルによる後悔の原因には以下のような理由が挙げられます。

パワーコンディショナーの稼働音による近隣トラブル

ソーラーパネルから送られた電力はそのまま利用できないため、「パワーコンディショナー(パワコン)」で一度電力を変換する必要があります。パワコンは近年静音化が進んでいる一方で、隣の住宅との間取りによっては騒音トラブルとして問題視される可能性も否定できません。

実際にどのような音が発生するのかは導入する機材によって異なるため、専門知識に長けた事業者へ事前に相談してみるのをおすすめします。

反射光の光害による近隣トラブル

ソーラーパネルから反射する光により、近隣トラブルが起こるリスクもあります。北面にソーラーパネルを設置すると、太陽光の入射角度の関係上、周囲に光を反射しやすくなります。

また、ソーラーパネルを北面に設置すると直射日光が当たりにくくなるため発電量も低下します。

そのため、反射光を防いで発電量を最大化するためにはソーラーパネルの面を南向きに設置しなければなりません。設置する環境が合わないエリアへ無理に導入することが、反射光による近隣トラブルを招く原因となります。

思ったより電気代削減効果がない

太陽光発電のみを設置した場合では、夜間の電気の確保はできないため、電力会社から電気を買う必要があります。そのため、思ったより電気代の削減効果が期待できないと後悔するケースも珍しくありません。

もっとも電気使用量が増える夕方から夜は太陽光で発電できないため、日中家にいないことが多いご家庭は特に効果を感じにくくなります。

そのようなときは、蓄電池や簡易的なポータブルバッテリーに電力を貯めておくのもポイントです。夜間でも電気を使用できるようになるほか、電気を購入しなくて済むため、多くの電気代削減効果を期待できます。

施工不良で雨漏りが発生するようになった

太陽光パネルの設置工事は、専門的な知識と技術が必要です。経験不足や技術力のない業者に依頼してしまうと、施工不良による雨漏りや、パネルの落下といったトラブルが発生する可能性があります。

特に、屋根に穴を開けてパネルを設置する場合は、防水処理がしっかりと行われているか確認が必要です。施工実績が豊富な業者を選んだり、第三者機関による施工チェックを利用したりすれば、施工不良の雨漏りで後悔するリスクを減らせます。

なお、ハチドリソーラーでは全国で数万件もの施工実績があるノウハウに長けた事業者と提携しております。施工後のトラブルも誠心誠意サポートしておりますので、「自宅の環境だとどのくらい電気代を削減できるんだろう?」「どのくらいのコストが掛かるんだろう」とお悩みの方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。

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太陽光発電を後悔しないための対策とは?

太陽光発電の導入で後悔してしまうケースにはいくつかの共通点があります。それは、事前に知っておけば防げた後悔が多い点です。あとあと後悔しない選択肢を選ぶためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 事前に正しい費用感を押さえておく
  • 事前の情報収集で知識を身につける
  • 投資回収のシミュレーションをする
  • 信頼できる業者の選び
  • 求めるスペックに合った機材選び

事前に正しい費用感を押さえておく

太陽光発電システムの設置には、一般的な相場(平均設置容量4.5kW)として140万円ほどかかると言われています。この投資が想定どおりに回収できない場合、経済的な負担を感じてしまいます。

事前に初期投資額と回収年数を計算するようにしましょう。回収年数は次のように考えます。

回収年数=太陽光発電の初期費用÷(年間電気代削減効果+年間売電収入)

事前の情報収集で知識を身につける

太陽光発電の仕組みやご家庭で電気を使用するために必要な機器など、知識を身につけることで、後悔をしない選択ができるようになります。

また、依頼する会社を選定する上でも知識があると、適切な判断ができるようになります。

投資回収のシミュレーションをする

太陽光発電の導入には大きな初期投資が必要です。予想される発電量を基に、投資回収期間や利益を計算し、経済的な合理性をしっかりと評価します。また、補助金や税制優遇などの利用可能な支援策についても調査しておくことが望ましいです。

信頼できる業者の選び

太陽光発電は一度設置したら約30年は使用できるため、設置からメンテナンス、アフターサービスまで、しっかりと信頼できる業者を選ぶことが、設置後に後悔しないためにもとても大切なポイントになります。

過去の施工実績や顧客の評価、メンテナンス体制が整っているかを比較検討し、納得のいく業者選びを行いましょう!

後悔しない機器選び

太陽光パネルはメーカーごとに、それぞれ強みや弱みがあります。特に、太陽光パネルの発電効率や保証内容をよく比較した上で、決めるようにしましょう!

家庭用の太陽光発電となると、限られた面積で高い発電効率が求められるため、単結晶のパネルが適しています。
また、設置後に万が一の不具合が発生した場合に、太陽光パネルメーカーがしっかりと保証してくれるかどうかで、メーカーを選ぶ基準は大きく変わります。

保証内容は事前にしっかりと確認することで、後々後悔が少なくなります。

プラスでできる対策

補助金制度を活用する

補助金の情報を調べずに設置し、後から情報を知っても遅い場合があります。国や自治体によって補助金の内容は異なりますが、一般的に設備導入費の一部が補助されたり、税制優遇措置が適用されることが多く見受けられます。

これらの支援策を活用すれば、初期費用の負担を大幅に軽減できます。補助金制度の活用は太陽光発電の導入を後悔しない上で、非常に有効な対策の1つといえます。

初期費用がかからない0円ソーラーを検討する

0円ソーラーとは、太陽光発電システムの設置にかかる初期費用(パネルなどの機器、工事費用含む等)を支払う必要がなく、無料で太陽光発電システムを設置できるサービスです。

太陽光パネルを設置しようとすると、100万円以上の初期費用がかかってしまいますが、0円ソーラーは高額な初期費用を発電事業者が負担する仕組みのため、大きな出費をすることなく太陽光パネルを設置できます。

日本全体としても自然エネルギーの普及を推進するために0円ソーラーを応援する動きがあり、行政が「0円ソーラー」専用のプラットフォームサイトを設けたり、 補助金を出していたりします。

太陽光発電で後悔しないためのまとめ

太陽光発電を導入して後悔したくないという気持ちは、誰もが抱えるものです。しかし、適切な対策を行えば、後悔せずに満足できるのも事実です!

太陽光発電を後悔しないためのポイントを改めて整理すると、以下のようになります。

  1. 事前の情報収集
  2. シミュレーションによる投資回収の検証
  3. 信頼できる業者の選び
  4. 機器選びの重要性

さらに、プラスアルファの対策として、補助金制度の活用や0円ソーラーの検討も有効です。

このように、太陽光発電に対する理解を深め、トラブルリスクを最小限に抑えることが大切です。適切な準備と対策を講じれば、太陽光発電は確実に有益な選択肢となるはずです!

後悔しない太陽光発電をするために、ぜひハチドリソーラーにご相談ください!

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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