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2024/04/17 お役立ちコラム

家庭用の太陽光発電!導入する前に知っておくべき5つのポイント

はじめに

家庭用の太陽光発電ってどういうもの?

太陽光発電は、太陽の光を活用して発電します。

太陽光はどんなに使っても枯渇しないことから再生可能エネルギーの一つとされています。発電方法としては、主に「太陽光パネル」と呼ばれる機器を使用して太陽の光を電気に変換しています。

電気に変換するためには、ソーラーパネルをメインとして構成される太陽光発電システムが必要です。

太陽光発電で電気はどのようにつくられる?

太陽光パネルの中にある太陽電池は、シリコンなどの半導体でできています。太陽の光がパネルに当たることで半導体の中にある電子が活発に活動し電気が生まれます。太陽光パネルは、太陽電池がたくさん集まってできているので光が当たることによって電気をたくさん作ることができるのです。

太陽光で発電された電気の流れ

パネルで発電した電気は、配線を通り接続箱に流れます。接続箱にきた電気は、パワーコンディショナーを通して自宅で使える電気に変換を行い分電盤に流れていきます。

分電盤に集まった電気は、家の中で電気が必要なところに分配することができるので必要な分だけ電気を自宅で使うことになります。

太陽光で発電して余った電気(余剰売電)の流れ

余ってしまった電気については、分電盤から普段街中で見かける電線に流れていきます。全員が使える電気になるので家に太陽光をつけることは日本の使える電気を増やすことに繋がり電気を使える人が増えているのです。

また、家の中で余って電線に流した電気は電力会社に売電してお金にすることができます。

電気を生み出せば出すほど、自分の家でも使えて余った分は地域に融通されてみんなのためになっているのでお金として帰ってくるのです。

太陽光発電の仕組みの続きはこちらから!↓↓

太陽光発電の導入前に知っておくべき5つのポイント

【1】 太陽光発電の初期費用と回収期間

太陽光発電を導入するためには、初期費用としてパネル本体にかかる費用と設置にかかる工賃が必要です。初期費用や維持費が必要な太陽光パネルはおよそ10年間ほど使用することで元を取れると言われています。

太陽光発電の平均寿命は30年間が目安ですので、適切なメンテナンスを行えば十分に元を取ることができます。

【2】電気料金の削減効果

太陽光パネルをご自宅の屋根に設置することで、月々の電気代を大幅に削減することに繋がります。ソーラーパネルは、太陽の光を電気エネルギーに変換し、その電力をご自宅で使える仕組みになっています。
これにより、毎月電力会社から購入する電力量を減らすことができ、結果として電気代が節約できます。

【3】売電と自家消費のバランス

自家消費して余った電気を売電し、プラスαの収入を得ることができます。 しかし、経済メリットを出すポイントとしては、売電量を増やすのではなく、自家消費を増やすことで最大限メリットを出すことができます。

【4】維持管理費用

太陽光発電は設置の際の初期費用の他にも維持費が必要です。太陽光発電が故障なく効率的に稼働するためのメンテナンス費用や、もしもの故障に備えたランニングコストも想定しておくことが大切です。

定期点検:太陽光発電は4年に1度の定期点検が推進されています。定期点検は1回あたり目安として約1万円〜2万円の費用がかかります。

*家庭用の太陽光では自宅で設備の稼働状況が確認できるようカラーモニターを設置することが一般的です。モニターを活用することで、自分で簡単な点検ができます

<出典:長州産業


メンテナンス:太陽光発電の発電効率を保つための清掃や除草などを行います。太陽光発電のメンテナンスは年に2〜3回ほど行うことが推奨されています。パネルの枚数や専門業者によってコストは異なりますが、1回あたり2万円〜3万円程度のメンテナンス費用が必要です。

その他のランニングコスト:パネルやパワーコンディショナー、架台などに故障やトラブルが発生すると修理・点検コストが必要です。例えば、太陽光から得た電気を家庭用に使うために変換する働きをもつパワーコンディショナーが故障すると1台あたり修理に数万円、交換には20万円〜30万円の費用がかかります

【5】災害時の非常用電源として有効

太陽光発電などの家庭用発電機があることで災害時の停電など、想定していなかった事態が発生した際でも、家族や友人と連絡を取ることやラジオやテレビから災害情報を得る、家電製品を使用するなどが可能となるため安心です。
蓄電池も合わせて設置していると、夜間でも太陽光で発電した電気を活用することができるのでさらに安心です。

太陽光発電を導入するメリットとデメリット

メリット

電気代を節約できる

太陽光パネルを活用して日中発電した電気は、パワーコンディショナという電力の変換機器を通して、自宅でそのまま使うことが可能です。自家消費した電気は、電線を通さないためエネルギーロスが少なく、もっとも効率的に太陽の光を有効活用できる手段です。

発電した電気を自家消費している時間帯は、電力会社から電気を買う必要がないため、本来購入していた電気料金分が削減効果として得られるわけです。

例えば、月々の電気使用量が450kWh(自家消費割合:35%)のご家庭の場合、自家消費することで得られる削減効果は、毎月約6,373円になります。

年間では約76,487円の削減効果になるので、かなり大きな経済メリットが得られるといえます。

※東京電力従量電灯B(40A)、再エネ賦課金1.40円で試算

※自家消費割合とは太陽光パネルによって賄うことができる電気の量です。太陽光が発電する時間帯(8時ー17時)の時間で使っている電気として使用電力の35%と設定しています

売電収入を得られる

日本の一般的な戸建て住宅に太陽光パネルを設置する場合、平均4.5kWのシステム容量が設置できるとされています。
4.5kwで発電できる月々の発電量としては、平均412kWhになります。
※年間発電量1,100kWh/kWで試算

日中に発電した電気を全て自家消費することはほとんどなく、大体7〜8割の電気は余ることが多いです。この余った電気を売ることで得られた収入も、太陽光発電の設置による削減効果の一つになります。

先ほどの例と同じく、月々の電気使用量が450kWh(自家消費割合:35%)のご家庭の場合、発電した電気量412kWhのうち、自家消費量は157kWhのため、毎月余って売電できる量としては293kWhになります。
※東京電力従量電灯B、再エネ賦課金1.40円で試算

この余った電気をFIT固定買取制度*を用いて1kWhあたり16円*で売電した場合、売電収入として毎月4,688円得られます

*2024年度FIT固定買取単価16円で試算
*FIT固定買取制度とは、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で10年間買い取ることを国が約束する制度です。

停電・災害時でも電気を使用できる

太陽光発電を設置していれば、突然の停電や災害時でも電気がつかなくなるなどの心配はいりません。

停電・災害時はパワーコンディショナを自立運転モードに切り替えて、ブレーカーを介さず直接コンセントを挿すことで電化製品の使用が可能となります。

緊急時でも必要な電力を使用できることは安心ですね。

太陽光発電の設置も災害対策の1つとして取り組んでみてはいかがでしょうか?

環境に配慮できる

太陽光発電は、CO2を出さない自然エネルギーです。今皆さんが使っている電気を太陽光発電で賄うことで、1kWあたり年間最大0.6トンのCO2削減に繋がります。

もし4.5kWの太陽光パネルを30年間使った場合、CO2削減量としては38.5トン、植林効果としては175本になるので、東京ドーム4個分の森を作ったことになります。

デメリット

天候の影響を受けやすい

太陽の光を活用して発電を行うため、天候に左右される傾向があります。曇りの日や雨の日は晴れの日よりも発電量が低くなってしまいます。
しかしながら、年間を通してみれば十分な発電量を見込むことができます。また事前に確認することができる発電シミュレーションは過去の気象条件を勘案して作成されています。

設置費用が高い

太陽光発電を設置する際の費用が、メーカーや面積にもよりますが約120万円ほどかかってしまうことも少なくありません。
太陽光発電システムの料金は年々安くなっているものの、120万円は気軽に支払うことができる価格ではありませんよね。

ただし、太陽光発電を設置する場合地方自治体から補助金が出る場合もあります。
また、0円で設置できるサービスもあるので、一括で120万円を支払う必要はありません。

ハチドリソーラーは、初期費用がかからない0円ソーラーを展開しています。
補助金についてもお住まいの地域の制度についてなど、お気軽にご相談ください!

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売電価格が下がっている

太陽光発電の導入を考えた際に、「売電することでメリットをたくさん得られる」、「太陽光発電した電力を売って収入にしたい」と、考える方も多いと思います。

たしかに10年前であれば売電単価が高く、発電した電気を全て売電に回す方がほとんどでした。しかし、年々売電単価は下がり続けているため、「売電して儲ける」から「発電した電気を自宅でできるだけ消費する」という自家消費の考え方に変化しつつあります。

高騰する電気を電力会社から買わずに、ご自宅の太陽光発電で得た電気をご自宅で活用することができます!

今からでも遅くない!太陽光発電の始め方

自家消費できる量をできるだけ増やすを重視する方法

2024年5月使用分まで、政府による電気代・ガス代の負担軽減策「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が実施されていますが、2024年6月以降は終了する予定なので、電気代がこれまでより高くなることが予想されます。
だからといって私たちの生活に欠かせない電気を我慢して使わないことは難しいと思います。

そこで、電気代を安定させ、かつ削減する方法として「電気の自家消費」が注目されています。電気の自家消費とは、自宅に太陽光発電を設置して電気をつくり、発電した電気はそのまま家に通して使うことを意味します。

メリットが出やすい方には、下記のような傾向があります。

・太陽光が発電する日中(8時-17時に)在宅する傾向があり電気を使用する割合が高い。 (リモート・育休中・専業主婦などの方がいる)
・ペットを飼っていて夏や冬は空調を稼働する割合が高い。
・電気代が15,000円を超える方

日中使用量が多く電気代が高い方は、太陽光で発電した電気で日中の電気を賄うことができるため電気代が夜のみで済みます。
また、太陽光パネルで発電した電気には再エネ賦課金がかからず、さらに電気代を抑えることが可能となります。 電気代を抑えながら、余った電気を効率よく売電し月々の支出を減らしていく方法がおすすめです。

蓄電池を併用する利点

太陽光パネルの導入だけでも通常使用している電気の30%~40%ほどを賄うことができますが、蓄電池を導入することで全体の70%〜80%以上をカバーできるのでほとんど電気を購入しない生活を送ることができます。

また、通常太陽光発電は太陽光パネルが発電する日中(8時から17時)が発電した電気を使用できる時間ですが、蓄電池を設置することで夜間も太陽光の電気を活用することができるようになります。

蓄電池は決して安いわけではないので、それなら太陽光発電だけでもと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、太陽光発電と蓄電池を設置すると、さらなる電気代の節電効果が期待できますので、メリット・デメリットをよく理解した上で検討することが必要です。

導入事例とお客様の声

お客様の声その1

支出を増やさずに導入できました!

自家消費する分と売電して得られる収入と比較した際に経済性があることが論理的に説明されてメリットがあると思えたので導入しました。設置できて満足しています。また、蓄電池の必要性についても理解ができたので導入を決めました。(兵庫県 Iさま邸)

お客様の声その2

電気代の高騰の影響をほとんど受けない生活が送れています

わかりやすい資料で、金額も予算に合っていたので導入を決めました。電気代を気にせずにエアコンや除湿機、加湿機などの電気代のかかる家電を動かせるので、我慢せずストレスフリーに生活できています。最近は特に電気代の値上げが大きいので、オール電化の割にそこまで負担にならずにすんでいるため、全体的に満足できています。(大阪/豊能郡 Mさま邸)

>>>お客様の声をもっと見る

よくある質問(FAQ)

Q. 太陽光パネルの設置に適さない屋根を教えてください。

A. 設置に適していない屋根は以下です。

・北向きの屋根
→十分な発電量が見込めない場合が多く、反射光の光害への配慮も必要です。
北面設置の場合には、事前に同意書の記入が必要になります。

・周辺環境によって影がかかる可能性のある屋根
→近隣に高い建物や電線があることで、屋根に影が生じる時間帯が多いご自宅の場合、十分な発電量が見込めない可能性がございます。予めご確認のうえ、お申込ください。

・築年数が30年を超えていて、葺き替え工事やメンテナンスをしたことがない屋根
→築年数による制限は設けておりませんが、30年以上屋根のメンテナンスをしていない場合には防水・耐震上の理由で設置不可となってしまう場合がございます。お申込の際に、事前にご相談ください。

Q. 故障した場合はどうすればいいですか?

A. 太陽光発電システムの保証期間は、製品やメーカーによって異なりますが、一般的には10年間と言われています。保証期間の終了後は有償での対応となるため、内容にもよりますが数万から数十万円かかることもあります。

ハチドリソーラーでは、契約期間中の故障に関しては、弊社が無償で対応させていただきます。また15年間の機器保証と25年間の太陽光パネル保証もあるため、ご安心ください。

ハチドリソーラーのサービスについてはこちら

まとめ

太陽光発電を導入する際の最終的なアドバイス

太陽光発電を家庭に導入する際、最も重要なのは、ご自宅の状況に合った太陽光発電システムを選ぶことです。

  1. 屋根の条件:日照時間と方向を考慮し、最適なパネル設置箇所を特定します。
  2. 必要電力量:家庭の平均電力消費量を理解し、適切なシステム規模を決定します。
  3. 予算計画:初期費用だけでなく、長期的な維持費用も考慮に入れます。
  4. 補助金・税制優遇:利用可能な補助金や税制優遇措置を活用して、初期費用を軽減します。
  5. 設置業者選定:実績と評判を確認し、信頼できる業者を選びます。

最終的な決定をする前に、複数の見積もりを比較検討することが重要です。また、将来の電気使用量の変化やメンテナンス費用も考慮に入れ、長期にわたって経済的メリットを受けられるよう心がけましょう!

お得に太陽パネルを設置するには?

「長期的にみて電気代を削減するために太陽光パネルを設置したいけど、やっぱり100万円以上の大きな出費が出るのは難しい。」

そんな方には、今回ご紹介した太陽光パネルとその他部材費用・設置工事費用を含む初期費用が無料で太陽光発電をはじめられるハチドリソーラーがおすすめです。

ハチドリソーラーは、初期費用無料で設置できる地球にも家計にもやさしい太陽光リースサービスです。
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ハチドリソーラーができた背景

日本の戸建て住宅すべてに太陽光パネルをのせたら、日本の消費電力の20%ほどが賄えると言われています。しかしながら、一般住宅の太陽光発電導入数はたった9%ほどです。

「おうちの屋根から日本の自然エネルギーを支えたい」その思いでハチドリソーラーは立ち上がりました。

地球にも、ご利用いただく皆さまの家計にも優しい、新たな住宅太陽光発電の仕組みを屋根からつくっていきます。

自然エネルギー100%の社会を目指して。 

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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