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【最新版】太陽光パネルと蓄電池は「やめとけ」の理由とは?対策法も解説

2024.12.20 2025.01.25

この記事は2025/01/25に更新されています。

最近よく耳にする「持続可能なエネルギー」という言葉。持続可能エネルギーへの関心が高まる中で、ご家庭でも使える蓄電池システムや太陽光パネルへの導入を検討する方が増えています。

太陽光パネル、蓄電池にはさまざまなメリットがありますが、一方で「やめたほうがよいのでは?」「思ったような効果がないかも」と不安視する声も少なからず存在します。

そこで、今回は太陽光パネルと蓄電池のメリットとあわせて、今さら聞けない「やめとけ」の理由まで解説します。

高価なシステムだからこそ、後悔しない太陽光パネルと蓄電池の選び方を知り、ご家庭に最適な選択をしてみましょう。

この記事は以下の方におすすめです▼

  • 太陽光パネル、蓄電池システムを導入予定の方
  • 太陽光パネルと蓄電池が気になっているけれど信用できない方
  • 自宅に合う太陽光パネル、蓄電池がわからない方

この記事は以下のことがわかります▼

  • 太陽光パネルと蓄電池が「やめとけ」と言われる本当の理由
  • 太陽光パネルと蓄電池について、メーカー側の視点で内情を解説
  • 太陽光パネルと蓄電池のメリットとデメリットをわかりやすく説明
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太陽光パネルと蓄電池は「やめとけ」と言われる5つの理由

太陽光パネルと蓄電池はメリットも多い設備です。しかし、設置するのに「やめとけ」と言われる理由も存在します。

なぜ太陽光パネルと蓄電池に不安な思いをするのか、その理由を5つご紹介します。

初期費用が高額、見積計算ができていないから

蓄電池や太陽光パネルは、初期費用が高額です。蓄電池の設置費用は株式会社三菱総合研究所の「定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめ」によると、蓄電容量が1~14kWhの場合、工事費を含み48.4万~216.1万円が相場となっています。

また、相場額以上に機能性によっても価格が異なるため、場合によっては相場以上の初期費用を捻出しなくてはなりません。

決して安くない初期費用ですが、太陽光パネルと蓄電池を設置する目的として「電気代の削減で初期投資額を回収できる」「電気代が大幅に節約できる」などを考えていると後悔する可能性が高いです。2024年11月現在で販売されている蓄電池の価格から考えても、初期投資金額を電気代の削減額や売電によって回収することは難しいからです。

ただし、太陽光パネルと蓄電池の初期費用は年々安くなっています。また、費用を回収するためにどのくらいの期間がかかり、電気代をどの程度節約できるかを見積もることも可能です。

この見積計算による回収期間がかなり短く考えられていたり、太陽光パネルと蓄電池のランニングコストを考慮していなかったりすると、結果として「お金だけかかってしまった」と設置した効果が得られず「やめといたほうがよかったのかも」と思うかもしれません。

蓄電池と太陽光パネルを組み合わせていないから

蓄電池と太陽光パネルは、それぞれ単体で使うよりも組み合わせて使うと効率が良くなります。

そもそも蓄電池とは「太陽光パネルが発電しない夜間や曇天時に備えて電気を貯めておくもの」であり、太陽光パネルは「蓄電池が満タンになったときや需要の少ないときに余った電気を売るもの」です。

蓄電池と太陽光パネルを設置する目的にもよりますが、どちらか一方しか付けていない場合は思ったような効果が得られないかもしれません。「太陽光パネルがあるから売電で電気代をまかなえるとおもったのに」「蓄電池がないから電気代がそれほど節約できない」と後悔する可能性も高いです。

電気料金の節約効果が期待外れに感じるから

蓄電池を使って電気料金の節約ができますが、この仕組みは「太陽光発電からの余剰電力や安い夜間電力を買電し、貯めて電気を活用する」ようになっています。しかし電気料金にはさまざまなプランがあり、夜間電力(深夜電力)が安くなっていないパターンも考えられるでしょう。

蓄電池を導入する際には今までよりも電気代が安くなるように、現在の電気料金プランを見直さなくてはなりません。

また、蓄電池や太陽光パネルを設置した節約効果により「電気代がほとんどタダになる」とは一概に言えません。設置した状況にもよりますが、電気代が多少安くなっても、設置費用をまかなうためにソーラーローンを支払う必要があるなどして思ったよりも節約効果が感じられないこともあるからです。

照射時間、メンテナンス不足により発電量が低下するから

太陽光パネルは名前の通り太陽の日照時間によって発電量が大きく左右されます。設置角度や清掃状況などにも影響され、発電量を保つためにはメンテナンスが欠かせません。

日照時間は地域、季節によって大きく異なり、一般的には夏や南側に面した場所だと長くなります。パネルの角度を設置時に最適化することも大切です。

さらに、蓄電池と太陽光パネルの相性によっても負荷が異なり、発電量が下がる場合もあります。

この相性や設置角度、自宅屋根のどこにどのくらいの大きさのパネルを設置するのが最大効率なのかといった見極めは、自分自身では難しいです。基本的に信頼のおける施工業者に任せることになるため、「実績豊富な業者選び」が必要になります。

さまざまな業者がいる中で自分で選ぶ難しさが発生することも、蓄電池と太陽光パネルの「やめとけ」の理由になるのかもしれません。

メンテナンスや修理費用などランニングコストがかかるから

一般的に家庭用蓄電池ではメンテナンスフリーで設計されており、定期的なメンテナンスや修理費用はかからないことになっています。蓄電池とは長期的な使用を目的として作られており、故障する可能性も低いです。また、ほとんどの製品に10~15年保証が付いており、期間内であれば無償対応してくれるか、少ない費用負担で修理できます。

しかし、台風による太陽光パネルの損傷や万が一の故障といった事態が起こらないとも言えません。また、メーカーに推奨されていない取り付け方や使い方をした場合は保証対象外になります。

こちらも万が一に備えて、信頼できる業者選びが大切です。優良な業者だと設置前にメンテナンスや修理費用などのランニングコストについて詳しく説明があるため、保証内容の充実具合で選ぶのもおすすめです。

太陽光パネルと蓄電池のメリット、デメリット

太陽光パネルと蓄電池を「やめとけ」と言われる理由には、「設置目的と太陽光発電システムの認識違い」が含まれています。太陽光パネルと蓄電池にはデメリットもありますが、その分メリットも大きいです。

そこで、ここからは太陽光パネルと蓄電池をもっと知るために、メリットとデメリットを見ていきましょう。

太陽光パネルと蓄電池のメリット

まずはメリットについてです。このメリットがご家庭の中で大きな割合を占めていると、太陽光パネルと蓄電池を設置すると便利に活用できます。

非常時に電源確保ができる

蓄電池があると非常時に電源を確保できるため、停電が発生しても安心です。例えば大きな地震があった地域では、蓄電池を設置している家庭では非常電力を使うことで、冷蔵庫などの家電が停止しなかったというメリットがありました。

停電はエアコンが使えないと健康を害する可能性もあり、テレビやスマートフォンが使えなくなるため情報も得られません。小さなお子さまのいる家庭やご高齢の家族がいる方には、蓄電池は頼もしい存在になります。

電気料金の節約ができる

蓄電池と太陽光パネルがある場合、連携することで電気を貯めることができます。電力を多く使う時間帯は貯めた電気を使う「ピークシフト」をすることで、電力使用を平準化でき節約効果が期待できます。

一般的に電気料金は、電力使用が多い時間帯に高く設定され、電力使用が少ない時間帯は安く設定される傾向にあります。先ほど説明した深夜料金などがこれに当たります。

そのため、使用電力量が少ないときは蓄電池に電気を貯め、電力需要の多い時間帯には電気を使って電気代を節約することができるのです。

太陽光パネルと蓄電池のデメリット

太陽光パネルと蓄電池にはデメリットもあります。先ほども「やめとけと言われる理由」で解説しましたが、今一度現状と合わせてチェックしておきましょう。

初期費用、メンテナンスコストがかかる

太陽光パネルと蓄電池の初期費用は記事冒頭でもお伝えしたように、数十万から数百万が相場です。容量やメーカー、機能によって価格は異なりますが、見積りはおよそ80~200万円の間が多いといえるでしょう。

補助金の活用もできますが、初期費用が相当必要になるのは太陽光パネルと蓄電池のデメリットです。また「設置したら費用はこれ以上かからない」わけではなく、パネルの破損や故障などの修理費といったメンテナンスコストも計算する必要があります。

売電の経済効果が下がっている現状がある

太陽光発電システムは、自宅で使い切れず余った電気を買取してもらうことができます。これを「売電」と呼び、「売電によって電気料金をまかなえる」と宣伝するメーカーも過去にはありました。

売電は10年間同じ電気料金で買取をする「固定価格買取制度(FIT)」によって価格が定められています。しかし、FITは市場連動型の制度への移行が進められており、結果として段階的に買取価格は下がっています。

売電の経済効果のみで太陽光発電システムを導入する場合は、デメリットが目立つかもしれません。これも設置前の見積りでしっかり見極める必要があります。

太陽光パネルと蓄電池、設置に向いている家庭とは

太陽光パネルと蓄電池にはメリットとデメリットがあり、設置にも向き不向きがあります。これを「向いていない家庭が設置したことによりデメリットばかりが目立つ」ために、やめといたほうがよいと考えられてしまうのです。

そこで、太陽光パネルと蓄電池の設置に向いている家庭、向いていない家庭の特徴を解説します。ご自身がどちらに当てはまるのか今一度チェックしてみましょう。

太陽光パネル、蓄電池設置に向いている家庭

太陽光パネルと蓄電池設置に向いている家庭とは、

  • 災害など万が一の停電に備えたい家庭
  • 太陽光発電設備をすでに設置している家庭
  • 電気代の節約をしたい家庭

などが挙げられます。災害などの発生が過去に多い地域に住んでいる場合は、万が一の際にエアコンや冷蔵庫など生活に必要な家電に対して、蓄電という形で対策できます。小さなお子さまや高齢者には停電がより不安になるため、家族構成にあわせて導入を検討してもよいかもしれません。

太陽光パネル、蓄電池設置に向いていない家庭

一方で向いていない家庭ももちろんあります。

  • 現状の電気代がそれほどかかっていない家庭
  • 初期費用の捻出に無理が生じる、難しい家庭
  • 太陽光パネルを設置する場合、日照時間が確保しづらい立地の家庭

電気代がそれほどかかっていない一人暮らし家庭や家族が少ない家庭は、思ったような節約効果が得られないと感じます。初期費用も高い太陽光パネル、蓄電池は、想定した費用以上を支払ってしまうとメリットよりもデメリットが大きく感じるでしょう。

太陽光パネル、蓄電池を後悔しないための対策法

「やめとけ」と言われることもある太陽光パネルと蓄電池ですが、後悔しないための対策法もあります。ここからは導入を迷っている方に向けて、設置前に考えておきたいポイントを5つご紹介します。

慎重な検討をすると、太陽光パネルと蓄電池はメリットも多く安心して電気を利用できます。ぜひご家庭に当てはめて考えてみましょう。

太陽光パネルは適切なサイズにする

太陽光パネルのサイズとは、住宅の屋根面積や日照条件、発電量と売電量などによって最適なものが異なります。

一般的にはパネルが大きいほど発電量は多くなりますが、では「大きければ大きいほど良いのか」というとそうではありません。余剰電力が生じ、設置費用もかさむために無駄になる可能性が高いです。一方で小さすぎると発電量不足により、電気代が高くなります。

そのため、家庭に取り付ける際には消費電力や売電目標を考え、最適なサイズ選びが重要です。太陽光パネルを設置する場合は専門の業者に相談し、またパネルサイズを慎重に見極めてくれる計画的な業者を選びましょう。

売電収入の仕組みを理解し電気代の節約を考える

売電やFITについて先ほども触れましたが、これは端的にいうと「余剰電力を電力会社に売る」ことを指します。売電収入は額が下がりつつあるとは言いますが、蓄電池や太陽光パネルの初期投資を回収することと電気代の節約をするための大きな要素です。

売電価格はFIT契約時の価格や年度ごとの変動価格制度などにより異なります。さらに、売電量は気候や季節、パネルを設置する環境によっても変わります。

そのため、売電収入を可能な限り正確に見積もるには、契約内容や発電状況を把握する必要があるでしょう。売電収入の仕組みはやや複雑ですが、収入を最大化することで設置した際の効果も大きく期待できます。

補助金や助成金を活用する

蓄電池や太陽光パネルの導入には、国と地方自治体などから補助金が出ています。現状太陽光発電の普及は促進する傾向があり、初期費用の一部は補助金をあてて負担額を減らせます。

補助金や助成金の額は設置条件や制度によってさまざまありますが、一般的には、蓄電池を併設したり高性能な太陽光パネルを選んだりすると多く支給される傾向です。

地域によってさまざまな補助金と助成金があるため、設置する際には今一度お住まいの地域にはどのような補助があるのかを確認しておきましょう。

ハチドリソーラーでは各県の太陽光・蓄電池・V2Hの補助金をまとめています。実際の契約の際にも申請の補助を行っているため、ぜひチェックしてみてください。

>>>ハチドリソーラー ソーラーブログ

定期的な清掃や点検を行う

太陽光パネルや蓄電池をやめておいたほうがいいという意見には、「いずれ性能が落ちる」というものもあります。長期的に安定した発電量を確保するためには、定期的な清掃や点検が必要になるでしょう。

また、蓄電池は使用回数や温度によって容量が減少する可能性もあります。

メンテナンスは自分でも可能ですが、業者によっては定期メンテナンスや点検をしてくれることもあります。安全性や効果性を高めるために、設置前に点検や清掃をいつ行うか、どのようなスパンで行うかを検討し、専門の業者に頼るのもおすすめです。

費用対効果の検証をする

蓄電池や太陽光パネルを「やめとけ」という理由には、「高額な初期費用がかかるのに効果が感じられない」という意見が多いです。対策として、現状の電気プランを確認するとともに生活スタイルをふまえた費用対効果の検証を行いましょう。

家族の人数や電気を使う時間帯によっては、節約の効果が少ないと感じるかもしれません。また、「売電はたくさん稼げる」と思っている方にとってはやってみると売電収入が少ないと感じるでしょう。

ただし、蓄電池や太陽光パネルを設置するメリットには節約以外も多いです。もしもの災害に備えるためや、初期費用を回収後の電気代節約効果に期待するなど、長期的な視野が大切になります。

後悔を防ぐためには、蓄電池と太陽光パネルを導入する目的をご家庭で明らかにしておきましょう。

太陽光パネル、蓄電池は「やめとけ」の理由を考慮しよう

太陽光パネルと蓄電池は導入する家庭も多く、かといって設置を検討すると「やめとけ」というネガティブな意見も見られます。実際に、やめておいたほうがいい理由には納得できるものもあるでしょう。

各家庭によって太陽光パネルと蓄電池に向いているかどうかはさまざまです。情報を集めるときは「一般的な意見」を参考にするのではなく、「我が家ではどうなのか」と客観的な視点を持ちましょう。信頼できる専門業者に依頼し、見積計算をするのも大切なポイントです。

初期費用を0円からはじめる太陽光発電リースサービスのハチドリソーラーでは、無料でシミュレーションを行います。プラン選びにも複雑な印象のある蓄電池・太陽光パネルの設置も弊社で選定できるため、はじめるハードルが低いのも特徴です。

気になる方はぜひハチドリソーラーの0円ではじめる太陽光発電をチェックしてみてくださいね。

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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