
【目的別0円ソーラー】PPA・太陽光リース・屋根貸しのメリット・デメリットを徹底比較!
(※このページは2022年12月6日に更新されました。)
「初期費用無料で設置できる太陽光発電って本当なのか?」
「自分の目的にあったプランがどれか分からない。」
設置費用無料の太陽光発電サービス「0円ソーラー」には、「屋根貸し」「PPA」「リース」の3種類のサービスがあります。
初期費用無料の太陽光発電の設置を検討しつつも、プランがややこしくて、結局どのサービスが自分に合っているのか分からない!という方は多いのではないでしょうか?
今回は、500名以上のお客様に太陽光発電のオーダーメイドプランを提案しているハチドリソーラー担当者が、0円ソーラーの仕組みと導入の目的に合ったおすすめプランをご紹介します。
より多くの方に、太陽光発電をご自宅に設置するきっかけになれば幸いです。

<ハチドリソーラーとは>
ハチドリソーラーは地球温暖化解決のため立ち上げられた初期費用0円の住宅太陽光発電サービスです。
私たちは、より多くの方と一緒に「自然エネルギーを増やす」ことで、持続可能な社会の実現を目指しています。
太陽光発電の仕組みやノウハウを分かりやすく伝えることで、皆さんが太陽光パネルの設置を前向きに考えられるお手伝いができればと思います。
>>>ハチドリソーラーについて詳しくはこちら

太陽光発電を初期費用無料で設置する「0円ソーラー」とは?
0円ソーラーとは、太陽光発電システムの設置にかかる初期費用(パネルなどの機器、工事費用含む)を支払う必要なく、無料で太陽光発電システムを設置できるサービスのことをいいます。
太陽光パネルを設置しようとすると、どうしても100万円以上の初期費用がかかってしまいます。0円ソーラーのメリットは、この高額な初期費用を 発電事業者が負担することで、大きな出費なく太陽光パネルを気軽に設置できることです。
>>>0円ソーラーって本当?初期費用0円で設置できる太陽光発電とは
<0円ソーラーモデル別メリット・デメリットを解説!>
0円ソーラーは大きく分けて、「屋根貸し」「PPA」「リース」の3種類のモデルがあります。
この記事では主な3種類の0円ソーラーについて解説していきます。
1)太陽光発電の屋根貸しモデル
「屋根貸し」とは、自分が所有するご自宅の屋根スペースを太陽光発電事業者に貸し出すモデルです。

〜屋根貸しモデルのメリット〜
①初期費用・修繕費用も全て無料(発電事業者が負担)
②未利用スペースである屋根を貸すだけで、賃料として副収入が得られる
③非常用電源として活用できる
〜屋根貸しモデルのデメリット〜
①自家消費/売電ができない(契約内容による)
②契約期間が長い(20年)
③賃料が安い(経済メリットが少ない)
④設置物件に条件が多い
設置費用はもちろん無料で、月々屋根を貸し出した賃料を発電事業者からもらえます。
また、太陽光発電システムは全て発電事業者のものであるため、万が一故障した場合でも全て発電事業者が負担します。
契約内容にもよりますが、非常時には太陽光で発電した電気を使用することができる場合もあります。
デメリットとしては、太陽光で発電した電気は全て発電事業者のものになるため、自家消費はもちろんのこと、売電収入が得られないことです。
また、発電事業者は初期費用を売電収入で回収するため、ある程度長い契約期間が必要となり、一般的には10〜20年とされています。
賃料も年間1㎡あたり100〜300円と言われており、例えばパネル16枚(長州産業株式会社286W)の場合、年間2,240〜6,720円の経済効果と少なくなります。
発電事業者は売電収入で初期費用の回収をするため、ある程度発電量を見込める屋根の大きさに設置する必要があり、屋根が小さい建物への設置ができないなど設置条件により導入できないご家庭もあります。
※このモデルは、売電単価が高かった5〜10年前に流行ったモデルになります。現在は集合住宅でのサービスのみになります。
2)太陽光発電のPPAモデル
「PPA」とは、「Power Purchase Agreement(電力販売契約)」の略称で、発電事業者がご自宅の屋根など未利用スペースに太陽光パネルを設置し、発電した電気を購入して利用するモデルです。

〜PPAモデルのメリット〜
①初期費用0円で太陽光パネルを設置できる
②発電した電気を自家消費できる(ただしkWあたりの料金単価で購入する)
③修理費用はかからない(発電事業者が負担する)
④災害時には非常用電源として使える
⑤契約期間が終わると太陽光パネル一式が無償譲渡される
〜PPAモデルのデメリット〜
①使った電気量分だけ電気料金として支払う必要がある
②売電収入が得られない(発電事業者が回収する)
③設置条件が厳しい
④通常購入する電気代より高くなる可能性がある
PPAは「屋根貸しモデル」の次に流行ったモデルになります。初期費用0円で太陽光発電を設置することができ、日中発電した電気は、自家消費した分だけ電気料金として支払うことで、いつもの電気を使っている感覚で太陽光パネルを設置できることが特徴です。
また、契約期間中は万が一の故障があっても発電事業者が負担するため、修繕費用はかかりません。
自然災害等で停電になった時にも非常用電源として活躍し、さらに契約満了後は太陽光パネル一式が無償譲渡されることも特徴です。
>>>PPAモデルを取り扱うサービスは?
デメリットとしては、使用した電気量分だけ電気代として支払う必要があるため、電気使用量が450kWhを超える方には、後ほど説明する「リースモデル」の方がお得です。
また屋根貸しモデルと同じく、発電事業者は初期費用を皆さまの電気代と売電収入から回収するため、ある程度発電量が見込めるような屋根の大きな建物のみ設置可能であるという条件付きの場合もあります。または回収する初期費用自体を抑えるため、新築のみ設置可能なプランが多いです。
PPAで自家消費する場合の電気代には再エネ賦課金と燃料調整費という費用が含まれていないのですが、燃料調整費は時期によってプラスマイナスの変動があるため、マイナス値になっている場合はむしろ自家消費した電気代の方が高くなってしまう場合があります。
【自家消費単価の方が高くなってしまう例】
自家消費単価:28円>>>通常買取単価:26.36円(買電単価27円+再エネ賦課金3.36円+燃料調整費-4円)
3)太陽光発電のリースモデル
「リース」は、月々定額のリース料金をお支払いいただくことで、初期費用無料で太陽光パネルを設置できるモデルです。

〜リースモデルのメリット〜
①初期費用0円で太陽光発電システムが設置できる
②リース料金を払うことで、発電した電気は使い放題、余った電気は売電収入になる
③契約期間中に万が一故障しても保証でカバー
④0円ソーラーの中でもっとも設置条件が少ない(屋根サイズや蓄電設備の有無に関係なく設置可能)
⑤契約期間満了後は太陽光発電システムが無償譲渡される
〜リースモデルのデメリット〜
①発電量に関わらず、月々定額のリース料金がかかる
②電気の使用量によっては経済メリットが少ない場合がある
③リース料金は固定だが季節によって発電量が変動するため、月々の支出額で見ると変動がある
リースモデルの最大の特徴は、発電した電気を自由に使えて、余った電気を売電して副収入にできるところです。
また、PPAと同じく契約期間中は万が一機器が故障しても、保証でカバーできるので、実質修繕費はかかりません。
もう一つの特徴は、屋根貸しモデルやPPAモデルと比較して、設置条件が少ないことです。リースモデルの場合、発電事業者は初期費用をリース料金で回収するため、売電収入と大きく関わる「屋根の大きさ」や「設置エリア」を考慮する必要がないため、どんなご自宅にお住まいの方でも設置可能な場合が多いです。
ハチドリソーラーでは、基本的に屋根の大きさやエリアによる設置条件は設けておりません。(現状、離島と沖縄は施工対象外です。)
>>>ハチドリソーラーの詳細はこちら
さらに、PPAと同じく契約期間満了後は太陽光発電システムを無償譲渡されます。
デメリットとしては、自家消費量に関わらず月々定額のリース料金を支払う必要があるため、電気使用量が少ない(100〜250kWh/月)の方や、日中ほぼご自宅で電気を使用しない方はPPAでの太陽光パネルの設置がおすすめです。
電気使用量が少ない方はもともとの電気代が安いため、太陽光発電の導入前と比較すると経済メリットが少なくなってしまいます。
また、リース料金は固定でも発電量は季節によって発電量が上下するため、支出額で見ると夏と冬で大きく異なります。
>>>あなたの地域ではどれくらい発電量を見込めるかチェック!
3つの太陽光発電サービスのモデルでどれがお得になるか検証してみた!!
いくつかの条件をもとに、各モデルでどれがお得になるのか検証してみました!

パターン1
2人暮らし、東京電力従量電灯Bを利用(40A)、電気使用量が月300kWh、発電時間帯の自家消費量が40%、太陽光発電システム容量5,96kW(パネル枚数:21枚、1枚あたりのサイズ:1.4㎡)、再エネ賦課金と燃料調整費を考慮しない場合
(導入前) 1,144円(基本料金)+19.88円/kWh× 120kW+26.48円/kWh× 180kW+3.36円/kWh× 300kWh(再エネ賦課金)=9,304円/月
【屋根貸しモデル】
150円/㎡ × 1.4㎡ × 21枚=4,410円
→導入前と比較して年間ー4,410円!10年間で4,410円の収入!
※1㎡あたりの賃料が150円、10年契約を想定
【PPAモデル】
28円/kWh(税込)× 120kWh(自家消費代)+5,723円(夜の電気代)=9,083円
→年間ー2,652円の支出!契約期間中の削減効果はー26,520円
※自家消費単価28円/kWh(税込)、10年PPA契約を想定
【リースモデル】
10,406円/月(リース料金)+5,723円(夜の電気代)ー6,409円(売電収入)=9,720円
→導入前と比較して年間+4,992円の支出!契約期間中の支出額は+74,880円!
※売電単価17円、年間発電量1,100kWh、15年リース契約を想定(ハチドリソーラー参考)
>>>自宅にパネルを設置した時の削減効果は?無料シミュレーションでチェック!
パターン2
4人暮らし、東京電力従量電灯Bを利用(40A)、電気使用量が月450kWh、発電時間帯の自家消費量が40%、太陽光発電システム容量5,96kW(パネル枚数:21枚、1枚あたりのサイズ:1.4㎡)、再エネ賦課金と燃料調整費を考慮しない場合
(導入前) 1,144円(基本料金)+19.88円/kWh× 120kW+26.48円/kWh× 180kW+30.57× 150kWh+3.36円/kWh× 450kWh(再エネ賦課金)=14,394円/月
【屋根貸しモデル】
150円/㎡× 1.4㎡× 21枚=4,410円
→導入前と比較して年間ー4,410円!10年間で4,410円の収入!
※1m2あたりの賃料が150円、10年契約を想定
【PPAモデル】
28円/kWh(税込)× 180kWh+8,409円(夜の電気代)=13,449円
→導入前と比較して年間ー11,340円!契約期間中の削減効果はー113,400円!
※自家消費単価28円/kWh(税込)、10年PPA契約を想定
【リースモデル】
10,406円/月(リース料金)+8,409円(夜の電気代)ー5,507円(売電収入)=13,308円
→導入前と比較して年間ー12,432円の支出!契約期間中の削減効果はー186,480円!
※売電単価17円、年間発電量1,100kWh、15年リース契約を想定(ハチドリソーラー参考)
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パターン3
4人暮らし、東京電力従量電灯Bを利用(40A)、電気使用量が月600kWh、発電時間帯の自家消費量が40%、太陽光発電システム容量5,96kW(パネル枚数:21枚、1枚あたりのサイズ:1.4㎡)、再エネ賦課金と燃料調整費を考慮しない場合
(導入前) 1,144円(基本料金)+19.88円/kWh× 120kW+26.48円/kWh× 180kW+30.57× 200kWh+3.36円/kWh× 600kWh(再エネ賦課金)=19,483円/月
【屋根貸しモデル】
150円/㎡× 1.4㎡× 21枚=4,410円
→導入前と比較して年間ー4,410円!10年間で4,410円の収入!
※1㎡あたりの賃料が150円、10年契約を想定
【PPAモデル】
28円/kWh(税込)× 240kWh+11,340円(夜の電気代)=18,060円
→導入前と比較して年間ー17,076円!契約期間中の削減効果はー170,760円
※自家消費単価28円/kWh(税込)、10年PPA契約を想定
14,102円/月(リース料金)+11,340円(夜の電気代)ー4,605円(売電収入)=17,141円
→導入前と比較して年間ー28,104円!契約期間中の削減効果はー421,560円!
※売電単価17円、年間発電量1,100kWh、15年リース契約を想定(ハチドリソーラー参考)
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目的別0円ソーラーおすすめプラン
0円ソーラープランを選ぶ際には、太陽光発電を導入する目的に合わせて考えましょう。

1)月々の支出をできるだけ抑えた方へ
PPAかリースがおすすめです。
特に電気使用量が少ない方は、基本料金が0円のPPAサービスを選ぶといいでしょう。リース契約の場合、5年、10年、15年と契約期間が様々あるので、月々のリース料金を比較しながら自分にあったプランを担当者と相談してみてはいかがでしょうか。
2)経済メリットを最大限ほしい方へ
リースがおすすめです。
リースの場合、契約期間が短いほど総リース支払額が安くなるため、月々の支出額と相談しながら、できるだけリース期間が短いものを選ぶといいでしょう。
3)災害時の備えがほしい/完全自家消費生活をしたい方へ
リースがおすすめです。
PPAの場合、蓄電池の設置ができない場合がほとんどです。費用はPPAと比べて高くなってしまいますが、蓄電池やV2H(EVパワーステーション)という電気自動車のバッテリーを蓄電池のように活用できるプランがあるのはリースだけです。
※月々の電気使用量が450kW以下の場合は、基本的にPPAの方がお得になります。
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0円ソーラーで太陽光発電を導入する際の確認事項
0円ソーラーを選ぶときに確認しておくべきポイント3つを紹介します。
<3つの確認ポイント>
1)保証適用期間と保証内容は十分か?
2)自然災害補償はついているか?
3)設置条件は満たしているか?
まず、パネルの出力保証やその他機器についての保証適用期間と保証内容は、取り扱いメーカーによって異なります。
万が一の故障に備えて、0円ソーラーを選ぶ際には、事前に担当者に確認しておきましょう。
また、近年自然災害が増えているため、自然災害補償が付帯されているサービスを利用するのが安心です。
ハチドリソーラーも自然災害補償がリース期間中ずっと付帯されているので、安心して太陽光パネルをお使いいただけます。
設置条件に関しても、サービスによって異なるので、不明点があれば一度0円ソーラーの相談窓口に問い合わせてみると良いでしょう。
>>>国産パネルで15年の自然災害保証付き!ハチドリソーラーについて詳しくはこちら
0円ソーラーのプラン選びに迷ったら?
「太陽光発電を導入した時の具体的な試算をみてプラン選びをしたい。」
「リース期間など、自分にぴったりのプランを相談しながらカスタマイズしたい。」
そんな方はぜひ一度、ハチドリソーラーにご相談ください!
ハチドリソーラーカスタマーサポートが、導入後の支出額も踏まえた一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適プランをご提案いたします。
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オンラインでのご相談も可能ですので、以下のボタンから無料シミュレーションまたはお問い合わせくださいませ。
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