2022/06/08 お役立ちコラム

【2023年最新】太陽光発電の設置費用は?価格相場や必要機器を解説!

最終更新日|2023年11月16日

最近、省エネ生活や環境に優しいエネルギーの活用など「環境に配慮したライフスタイル」が注目を集めていますね!
さらに電気代の高騰により、「電気の使用量は去年と変わっていないのに電気代が高くなって困る」というご家庭も多いのではないでしょうか。

そういう状況だからこそ太陽光発電の設置を検討している方がどんどん増えてきています。

でも、こんな風に思った経験はありませんか?

「太陽光発電は設置費用が高そう」

「本当に設置してメリットがあるだろうか?」

「結局設置するにはどのくらいのお金がかかるの?」

そこで、今回の記事では太陽光発電の設置費用やその内訳、設置費用0円で太陽光発電を自宅に設置する方法を解説していきます!

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ハチドリソーラーは「自然エネルギーが主電源の社会を創る」をミッションに設立された初期費用0円の住宅太陽光発電サービスです。
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太陽光発電の仕組みとは?それぞれの機器の役割を解説

非常に性能の優れた太陽光パネルですが、パネルだけでは発電した電気を使用することはできません。今から太陽光発電に欠かせない機器を紹介します!

太陽光発電において必要な機器

1)太陽光パネル(太陽光モジュール)

ソーラーパネルのイラスト図

太陽光モジュールとは、小さな四角い半導体の「セル」と呼ばれる単位の太陽光電池を複数直列で繋いだものをさします。
これらのセルをさらに直列で繋ぎ合わせることでモジュールという単位に変化し、発電量を大きくしています。

太陽光モジュールは、太陽光電池や太陽光パネルなど色々な呼び方があります。

2)パワーコンディショナ

パワーコンディショナのイラスト図

太陽光パネルで発電された電気は直流の電気のため、そのまま家庭で使用することはできません
そのため、発電した電気を家庭で使える電気(交流)に変換する必要があります。
この役割を担っているのがパワーコンディショナと呼ばれる機器です。

パワーコンディショナも一度に変換できる電気の容量がさまざまで、屋内に設置するタイプや屋外に設置するタイプがあります。
一般的に屋外に設置するタイプのパワーコンディショナの方が価格は高く、一度に変換できる電気量が大きいものの方が価格も高くなります。

3) 接続箱

接続箱とは、太陽電池モジュール(太陽光パネル)ごとに発電した電気をまとめ、パワーコンディショナに送る機器です。
太陽光パネルで発電した電気はパネルに繋がっている配線に流れます。

これらを接続箱に集約し、まとめてパワーコンディショナに送ることで家庭で電気が使えるようにしています。

4)カラーモニター(発電量モニター)

カラーモニターのイラスト図

発電した電気の量をリアルタイムで確認できるモニターです。

今、自家消費している電気量、電力会社から購入している電気量、余った電気を売電している量を確認しデータとして蓄積することができる機械です。
※ほとんどの方が導入していますが、カラーモニターは必ずしも設置が必要な機器ではありません

太陽光発電の主な機器は上記の4つになります。

これらのシステムをしっかり組み合わせることで、太陽光を電気エネルギーに変換して家庭で使うことができるのです。

太陽光発電の設置費用の相場とは?

太陽光発電システムの設置費用の推移

出典:経済産業省 調達価格等算定委員会「令和5年度以降の調達価格等に関する意見

昔から「高価なもの」とされてきた太陽光発電の設置費用はどのように変化しているのでしょうか?

経済産業省が公開しているデータによると2012年は、太陽光の設置費用は1kWあたり46万5,000円とされており、一般的な戸建て住宅の平均設置容量である4.5kW(太陽光パネル約15~16枚設置)で試算すると約209万円の費用がかかっていたと考えられます。

しかし近年では、設置費用は減額傾向にあり、2022年の設置費用の目安は経済産業省の調達価格策定委員会によると1kWあたり26 万7 ,000円まで下がりました。

4.5kWの太陽光システムを設置する費用の目安は約120万円となります。

昔と比べて太陽光発電の設置費用は格段に安くなっているのが分かりますよね!

それに加えて、設置費用はは下がっても太陽光パネルの性能は高まっているんです!
軽量化が進み、小さな面積で効率発電ができるようになっています!

太陽光発電の設置費用の内訳とは?

設置費用が下がってきているとはいえ、100万円を超える太陽光パネルを購入するのはとっても大きな買い物だと思います。

「なぜこんなに設置費用が高いのか?」

「何に対してお金がかかっているのか?」

太陽光発電の設置にかかる費用の内訳を詳しくみていきましょう!

設置費用の内訳は大きく2つに分けられます。

①太陽光発電に必要な機器の費用(太陽光パネル、パワーコンディショナ、架台)と➁工事の費用です。

費用の内訳は太陽光パネルが約60%を占めており、パワーコンディショナや架台、その他機材を含めると80%が機器費用で工事費用が20%ほどの割合と言われています。

小さなスペースで最大限効率よく発電ができるよう研究に研究を重ねて作られている太陽光発電システムは、高価なものになります。

太陽光発電システムの1kWあたりの設置費用内訳

機器価格
太陽光発電パネル14.5万円
パワーコンディショナ4.2万円
架台 2.1万円
工事や手続きの諸費用7.3万円
合計26.1万円 ( 28.1-1.9)
参照: 経済産業省  調達価格等算定委員会 「 令和5年度以降の調達価格等に関する意見」 

蓄電池も設置する場合

太陽光発電を設置する際に併せて蓄電池も設置する方々も最近では多く見受けられます。
太陽光パネルで発電した電気は太陽が出ている日中しか使えないため、蓄電池に発電した電気を貯めておくことで、夜間や急に電気が必要になる災害時などで使える状態にできる機器です。
ただし、蓄電池は太陽光発電システムには含まれないため、設置する場合は別途費用がかかります。
メーカー毎によって蓄電容量や保証年数が異なっていたり、最近では国や行政の補助金制度もあるため太陽光発電の導入を考えている際は一度蓄電池についても調べてみることをおすすめします!

蓄電池について、詳しくは下記の記事をご覧ください。

▼合わせて読みたい記事 蓄電池の設置は補助金を活用しましょう!

太陽光発電の設置費用に大きく関係する「固定価格買取制度(FIT)」とは

太陽光発電の設置費用が毎年下がっていることはお分かりいただけたと思います。

実は設置費用が下がることと合わせて知っておきたい大切な仕組みがあります。

それは「FIT固定価格買取制度」と呼ばれるものです。

「固定価格買取制度(FIT)」とは

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度のことです。国が買い取るために必要な財源は私たち国民の電気料金に含まれる再生可能エネルギー促進賦課金(再エネ賦課金)で賄われています。

このFIT固定価格買取制度を活用することで、10年間一定の価格で発電した電気を買い取ってもらえます(2023年の買取価格は16円/kWhです。

買取価格は太陽光の設置費用に比例して下がっており、設置費用を回収するのに必要な売電価格を毎年国が決定し、買取価格を発表しています。

そのためFIT固定価格買取制度がスタートした2012年(40円/kWh)より買取価格が下がっているのは、設置費用がその分安くなったためです。

太陽光は昔より導入しやすい、身近なものになっています!

売電について詳しく知りたい方についてはこちらの記事をご確認ください。

▼合わせて読みたい記事 太陽光発電の売電で損をしないための方法を解説!

太陽光発電の設置後の費用

太陽光発電は設置してから約20〜30年程の耐久性があるため、メンテナンスの手間がかからないと思われる方も多いかと思います。

しかし、上記で解説したように太陽光パネルは屋外に設置されているため雨風やホコリ、汚れにより徐々に劣化が進んでいきます。傾斜のある屋根の埃や汚れは雨落ちる場合が多いですが、傾斜のない屋根ではメンテナンスをした方が良い場合が多いです。パネルの劣化が進むと発電量の低下などの悪影響もでてきます。

太陽光パネルの寿命を伸ばして長期にわたって効率的に発電するためには、定期点検・メンテナンスを適宜行うことで寿命を長くできます。

<太陽光発電を設置した後にかかる費用例>

  • 埃や汚れを取るなどのメンテナンス・点検費用
  • 老朽化した太陽光パネルの廃棄・処分 等

なお、メンテナンス業者に全て頼らず、ご自宅でもできる対策や方法がございます。

ソーラーパネルの寿命やメンテナンス方法についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。参考にしてください。

▼合わせて読みたい記事 太陽光パネルを長持ちさせるための方法を解説!

太陽光発電の設置費用を抑える方法!

太陽光発電を設置することで経済メリットを得ることができます。ですが、最も気になるの導入時の初期費用ではないでしょうか?
ここでは、太陽光発電の設置費用を少しでも抑えるために覚えておきたい方法をご紹介します。

  • 補助金制度を活用する
  • 販売店や見積もりを比較する

補助金制度を活用する

昨今、太陽光発電の普及を広げるために国や各自治体が、太陽光パネルなどを設置する家庭や事業所に対して補助金制度を設けています。
ぜひ、補助金を利用して設置費用を抑えて太陽光発電を導入しましょう!

複数の販売店で見積もり、比較する

複数の販売店で見積もりを依頼し、比較・検討しながらご自身に合った太陽光発電を選ぶことが大切です。

まとめ〜太陽光は購入だけが全てじゃない!?お得に設置する方法とは?

設置費用無料の0円ソーラーのご紹介

ここまでは太陽光発電の費用の内訳や機器の役割についてお話してきました。

太陽光発電に必要な費用の内訳や、売却価格が下がっていることも理解したけど

「やっぱり設置費用が高い!」

「購入するのは厳しい。」

そのように思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで、太陽光発電システムを購入することなく設置ができる方法をご紹介します!

高額な初期費用の負担が不要で、ローンを組む必要もない。そんな設置費用0円で太陽光が導入できる方法をご紹介します。

0円で設置ができるPPAモデル「Power Purchase Agreement(電力販売契約)」

設置費用が0円で導入できるPPAモデルとは、発電事業者(太陽光発電の設置をする企業)が一般家庭の屋根など空きスペースに太陽光発電システムを初期費用無料で設置し、家庭で自家消費した分だけ電気代として支払うモデルです。

契約期間中(10年間)売電収入は事業者のものになるため、国の固定買取制度で売電できる期間の経済メリットはそれほど大きくありませんが、初期費用はかからず太陽光が導入できることに加え、通常の電力会社から購入するよりも安く太陽光で発電したエコな電気を使用することができます。

0円で設置ができる太陽光リースモデル

「太陽光リース」は、月々定額のリース料金をお支払いいただくことで、初期費用無料で太陽光パネルを設置できるモデルです。

初期費用は事業者が負担してくれるので、まとまったお金は必要なく太陽光の設置が可能です。

また、PPAとは異なり発電した電気はお客様のものになるのも特徴の1つです。、先に述べたのFIT固定買取制度を活用して売電が可能であり、経済メリットはPPAと比べて大きくなります。

上記2つのプランを活用することにより、高額な初期費用の負担なく太陽光を自宅に設置することができます。

また、太陽光発電の補助金を活用することでさらにお得に導入できることもあるため、各自治体での補助金情報は確認しておきましょう。

太陽光発電の設置費用は年々下がってきていますが、今後もずっと下がり続けるとは限りません。経済状況によっては、価格が上がることも十分に考えられます。

もし少しでも自宅に太陽光パネルの設置を検討されている場合、一度メーカーに相談してみるといいと思います。

太陽光発電は電気の使用状況や生活スタイルによって、適切な設置方法は異なるため、自分のお家にあった設置方法を見つけることが大切です。

ハチドリソーラーはお客様のライフスタイルに合わせて、設置費用0円の太陽光リースサービスを完全オーダーメイドでご提案しています。
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▼ご提案例

太陽光と蓄電池のセットや太陽光と電気自動車を有効活用するプランなど、ご家庭にぴったりなプランを1からカスタマイズできます!

まずはご自宅の屋根にパネルがどのくらい設置できるかシミュレーションしてみませんか?


1分でお申し込み完了!
あなたのお家はどれくらい電気代がおトクになる?


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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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