【2024年最新】太陽光発電の見積もりを取る前に確認すべきポイントと相場を大公開!
1.太陽光発電の見積もりを取る前の準備
太陽光発電の設置を考え始めたら、まずは見積もりをとることが重要です。また見積もりをする際には、自宅の屋根の面積や向きなのかを事前に確認しておくと、スムーズに見積もりをとることができます。今回は、見積もりをとる際に確認すべきポイントと見積もりの相場についてお伝えします!
自宅の屋根の向きと面積を確認する
太陽光発電のパネルは南向きが理想的で、日陰がなく直射日光が当たる場所に設置する必要があります。屋根の向きと面積を事前に把握しておきましょう。
建物の図面を販売店に提出することで、自宅の屋根にどのくらいの太陽光パネルを設置することができるか見積が可能です。
*図面がない場合でもGoogleマップの航空写真を元に見積が可能です
方位 | 発電量 |
真南 | 100% |
東南・西南 | 85% |
東西 | 75% |
年間の電気使用量を把握する
ご自宅の年間の電気使用量を知ることで、適切な太陽光発電の設置容量を見積もることができます。電力会社の検針票を確認しましょう。
太陽光の設置を検討する上では電気使用量が多ければ多いほど、削減できる経済効果が大きいため、販売店が太陽光の見積もりをする上で電気使用量は非常に重要です。
設置場所の日陰状況を調べる
周辺の建物や植木などによる影の影響を考慮する必要があります。日陰の状況によっては、発電量が大幅に低下する可能性があります。事前に日陰の状況を確認しましょう。
こうした自宅の条件を把握した上で、太陽光発電の見積もりを取ると、導入後に想定より発電量が下回り、投資回収が想定より遅くなるといったことも避けることができます。
3.太陽光発電の見積もり書のチェックポイント
太陽光発電システムの見積もり書には、様々な情報が記載されています。適正な金額で十分な設備が提案されているかを確認するため、以下の3点に注目してチェックしましょう。
総額が明記されているか確認
見積書には工事費や付帯設備費など、すべての費用を含めた総額が明記されている必要があります。総額の記載がない見積書は不備があると考えられます。
*初期費用0円の太陽光サービスの場合には総額記載がないこともありますが、工事費用や足場代など追加でかかる費用がないかは必ず確認するようにしましょう
kW単価が適正範囲内か
太陽光発電のkW単価は、経済産業省が2022年の一般的な家庭の太陽光パネルの相場価格として、1kWあたり平均14.5 万*円(税込)と公表しています。ここから大きく外れている場合は、理由を確認する必要があります。
*参照:経済産業省「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」
4.補助金・減税などの制度を確認
太陽光発電を設置する際は、補助金や税制優遇措置を活用することで初期費用の負担を軽減できます。太陽光発電の見積もりを依頼した販売店に適用できる補助金があるかを必ず確認することをお勧めします。
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国や自治体の補助金制度
2024年度に国からの住宅用太陽光発電単体の購入や設置、関連機器類の補助金はありませんが、住宅用太陽光パネルに蓄電池をセットで導入する場合、補助金の対象となるケースがあります。
また、自治体によっては、太陽光発電システム設置に対する補助金制度が用意されています。補助金の金額や対象要件は自治体によって異なりますので、事前に確認が必要です。
例)東京都の「住宅用太陽光発電導入促進補助金」
補助対象 | 補助金額(上限) |
【新築住宅】3.6kW未満 | 12万円/kW(上限36万円) |
【新築住宅】3.6kW以上 | 10万円/kW(50kW未満) |
【既存住宅】3.6kW未満 | 15万円/kW(上限45万円) |
【既存住宅】3.6kW以上 | 12万円/kW(50kW未満) |
固定価格買取制度(FIT)の内容
発電した電力を一定価格で電力会社に売電できる固定価格買取制度(FIT)があります。売電価格と期間は設置年度により異なります。
FIT制度の買取価格は制度が始まった当初(2012年)は1kWhあたり42円でした。
これが年々下がり、2024年時点のFIT固定買取価格は16円になっています。
2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
売電価格 | 19円/kWh | 17円/kWh | 16円/kWh | 16円/kWh | 15円/kWh |
住宅ローン減税の適用条件
一定の要件を満たせば、太陽光発電設備を含む住宅ローン残高に対して所得税の控除が受けられます。控除額は年間最大41万円です。
5.太陽光発電の見積もり金額の相場
太陽光発電を設置するにあたって必要な機器は太陽光パネルだけではありません。上記の図にある機器が必要となり、これらを総称して、「太陽光発電システム」と呼びます。
太陽光発電を自宅で利用するには複数の機器を導入する必要があり、目的に応じて蓄電池の設置も検討することをおすすめしています。
蓄電池を設置することで夜間の電気も太陽光で発電した電気で賄うことができます。
【太陽光発電の1kWあたりの設置費用内訳】
太陽光パネル:14.5万円
パワーコンディショナ:4.2万円
工事や手続きの諸費用:7.1万円
架台:2.1万円
その他:0.2万円
合計:25.9万円(値引き代-2.2万円)
参考:経済産業省 調達価格等算定委員会 「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」
6.メーカー選びのポイント
太陽光発電システムを選ぶ際は、メーカー選びも重要です。以下の3点に留意しましょう。
実績と信頼性
創業年数が長く、製造国がどこかなどを知り、信頼できるメーカーを選ぶことが賢明です。
ハチドリソーラーでは、国内で唯一太陽光パネルの製造を行っている長州産業株式会社と連携しているため、安心で高品質な機器のご提案を実現します。
アフターサービス体制
故障時の対応や定期点検などのアフターサービス体制が整っているかを確認しましょう。メーカーによってサポート内容は異なります。
サポート内容 | メーカーA | メーカーB | メーカーC |
無料電話サポート | ◯ | ◯ | ◯ |
定期点検サービス | ○ | × | ○ |
部品保証期間 | 20年 | 15年 | 25年 |
パネル製品の性能と保証期間
発電効率の高いパネルを選び、出力保証期間が長いものを選ぶのがベストです。一般的に20年以上の出力保証があるパネルが望ましいですでしょう。
このようにメーカーを比較検討し、適切な選択を心がけましょう。
7.まとめ
太陽光発電の見積もりを取る際は、事前に十分な準備が必要です。自宅の屋根の向きと面積、年間の電気使用量、設置場所の日陰状況などを確認しておきましょう。
見積書の内容も入念にチェックする必要があります。総額、パネルの型番、kW単価などが適正範囲内かどうかを確認しましょう。
項目 | チェックポイント |
総額 | 明記されているか |
kW単価 | 適正範囲内か |
補助金や固定価格買取制度(FIT)、住宅ローン減税などの制度も見落とさずに活用しましょう。また、メーカーの実績や信頼性、アフターサービス体制、製品の性能と保証期間なども重要なポイントです。
このように、見積もりを取る前の事前準備と、見積書の内容を入念にチェックすることが、太陽光発電のコストを適正に抑えるカギとなります。
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