
太陽光発電の雨漏りはどう防ぐ?原因と対策を徹底解説
この記事は2025/02/10に更新されています。
地球温暖化対策や気候変動、燃料費高騰などの対策として、「住宅向け太陽光発電」を導入するケースが増加傾向にあります。2025年には東京で一部義務化されるなど、注目している方も多いのではないでしょうか。
一方で、「太陽光発電設備の導入によって雨漏りが起きるようになったと聞いた」「大事な家が雨漏りになったらどうなるの?」「太陽光発電の雨漏りは保証が効くの?」と不安な気持ちを抱える方も少なくないようです。
そこで今回は、太陽光発電の雨漏りは何が原因なのか、起こり得る可能性から対策、保証周りまで徹底解説します。
太陽光発電の導入で雨漏りが起きる原因

太陽光発電のソーラーパネルは、屋根に直接穴を開けることで位置を固定・設置します。
架台を固定するために開ける穴は、屋根材やルーフィング(防水シート)だけでなく、野地板にも穴を開けなければなりません。
通常であれば、瓦などの屋根材や防水シートによって屋根から水が漏れることを防いでいますが、架台用に穴を開けることで防水機能が損なわれ、雨漏りのリスクが生じることが原因です。
「屋根材」だけに穴を開けたり、上に直接乗せるように取り付けたりするわけではないため、どうしても「穴」による雨漏りリスクが発生します。
太陽光発電の設置で起きる雨漏りの主な原因とは?
太陽光発電の設置は屋根に穴を開けるため、雨漏りのリスクが発生します。
しかし、実際に屋根から雨漏りが発生するケースは多くはありません。それは、きちんとした事業者であれば防げる雨漏り原因がほとんどだからです。
具体的に、太陽光発電の設置では以下のような原因で雨漏りが発生するケースが多くなっています。
- 太陽光設置工事会社の知見・経験不足
- 施工費削減のための手抜き工事
- 経年劣化による雨漏り
原因① 太陽光設置工事会社の知見・経験不足
太陽光発電の設置が原因で雨漏りが起こるようなことは、決してあってはいけないことです。正しく施工すれば雨漏りは決して起こらないことを前提に、発生原因を解説していきます。
太陽光パネルの施工ではパネルをしっかりと屋根に固定するために、屋根に穴を空ける施工が行われる事例が多くなっています。
屋根に穴を空ける際、骨格にもっとも近い「野地板」を超えて、骨格の垂木に架台を打ち込んで固定するのが一般的です。
その工程で打ち込んだ釘穴をしっかりと防水加工をすることで雨漏りを防ぎます。
しかし、施工実績が少なく会社として知見や経験が不足していると、小さな施工ミスから雨漏りが発生してしまうことがあります。
また、通常であれば、既築住宅に太陽光パネルを設置する場合には必ず「現地調査」を行います。屋根の状態や建物の構造上の劣化の確認を行ったうえで、設置しても問題がない建物に設置施工を行うのが一般的です。
しかし、知見がない業者が現地調査を行うと、雨漏りの原因になりうる劣化に気づかず施工してしまうことがあります。
原因➁ 施工費削減のための手抜き工事
太陽光の施工業界は価格競争が激化しています。そのため、事業者は少しでも費用を下げてお安くお客様へ施工を提供する方法を日々模索しています。
なかには、無理やりな手段でコスト削減を行う業者がいるので注意が必要です。
本来行わなければならない施工工程を省いたり、防水加工で使用するコーキング材を耐久性の低い物を用いたり、さらに最悪なケースは施工自体を煩雑に行うケースもあります。
施工会社の声としては、「本来しっかりと工程に従って丁寧に施工を行えば雨漏りはしないのが当たり前」と言われています。
費用削減のために手抜き工事を行うことなど絶対にあってはいけないことです。
③経年劣化による雨漏り
太陽光パネルを設置しているお家から雨漏りが発生した場合、太陽光設置が原因と断定されることがありますが、太陽光起因でないケースが多いのも事実です。
建物自体の老朽化や屋根の劣化により雨漏りが発生するケースがあります。
これらは太陽光の設置に関わらず発生してしまうものなので、「太陽光設置=雨漏りしやすい」は間違いです。
雨漏りを未然に防ぐために、築年数が30年以上の場合や、屋根塗装が剥がれている場合などは、太陽光の設置を行う前に屋根の葺き替えや修繕工事をすることをおすすめします。
太陽光発電の雨漏りで保証はあるの?
結論から言うと、ソーラーパネル等のメーカーに雨漏りの保証が付帯していることはありません。しかし、工事を行った施工会社には、多くのケースで雨漏りトラブルの保証サービスが付帯しています。
しかし、雨漏りの保証が付帯しているとはいえ、悪質な施工会社は責任を認めなかったり、施工だけを優先してお金を稼ぎ、「会社は倒産したので保証できません」と保証責任を逃れようとしたりする悪質なケースもあります。
そのため、太陽光発電の雨漏り保証が気になる場合は、「雨漏り保証のある施工会社を選ぶ」「規模が大きく倒産リスクが少ない」「実績が豊富で雨漏り対策のノウハウに長けている」といったポイントに着目するのがベストです。
なお、ハチドリソーラーでは全国規模で太陽光発電の導入に対応しており、20,000件を越すノウハウを持つ施工会社とも提携しております。万が一の雨漏りトラブルにも誠実に対応いたしますので、興味をお持ちいただけましたら「0円ソーラー」のハチドリソーラーをご検討ください。

ソーラーパネルの導入で雨漏りを防ぐ5つの方法を解説

太陽光発電を導入して雨漏りが起きるケースは、施工会社の倫理的・技術的な問題がほとんどです。とはいえ、ソーラーパネルを導入するにあたって業者選びに頭を悩ませている方も少なくないでしょう。
ここでは、ソーラーパネルの導入で雨漏りを防ぎたい方へ向けて、5つのチェックポイントを解説します。
信頼できる施工会社か太陽光発電のサービス会社を選ぶ
太陽光発電を導入するときは、信頼できる施工会社かどうかしっかりとチェックするのをおすすめします。太陽光の施工実績が多数あることや、施工のサービスを一気通貫で行っていることも非常に大切です。ネット上での口コミを確認して、評価が高い企業に依頼することも良いでしょう。
しかし、施工会社を自分で見つけるとなると、なかなか大変だと思います。
そんな方には、住宅用太陽光発電サービスをトータルで提供している企業に依頼するのがおすすめです。適切な施工会社を発電事業者がしっかり選定しており、豊富な実績・ノウハウで安心して任せられます。

保証内容を確認する
2つ目に重要なのは施工保証があるかの確認です。太陽光発電の設置やリフォーム工事会社は工事瑕疵保険に入っているのが一般的です。
工事瑕疵保険とは、万が一施工起因の問題が発生した場合に無償で修繕してくれる保証を指します。保証が付いていない施工会社もあるようなので、雨漏りの保証があるかどうかは必ず確認しましょう。
屋根に穴をあけない施工方法を選ぶ
スレート屋根や瓦屋根の場合には、屋根に穴を空けて設置することが多いため、施工会社選びをより慎重に行いたいところです。しかし、屋根の種類によっては穴を空けなくても施工ができる家があります。

金属屋根(縦ハゼ、横ハゼ)であればつかみ金具を用いて、屋根に穴を空けることなく施工ができるため、雨漏りの心配はありません。
とはいえ、どのような屋根タイプ・施工方法でも施工の品質は必要不可欠です。ソーラーパネルの導入で雨漏りが発生するリスクを最小限に抑えるためにも、施工方法も丁寧に相談に乗ってくれる会社に依頼するのをおすすめします。

現地調査で屋根の状態を確認してもらう
太陽光を設置する前に既築住宅の場合は現地調査を必ず行います。その際、屋根の劣化状況や建物の構造上設置に問題がないかしっかり確認してもらいましょう。
善良な施工会社であれば、安心して建物への施工ができない場合には施工を行いません。施工する側も設置する側も安心して導入ができるように、現地調査時にしっかり確認してもらうようにしましょう。
メーカーの「施工ID」を取得しているか
太陽光の施工の場合、善良な施工会社か判断する際に非常に重要なポイントは、太陽光パネルメーカーが発行している「施工ID」を取得しているかどうかです。
太陽光パネルメーカーはメーカー保証を適用する条件として、自社の「施工ID」を持っている施工会社が工事を行うのが条件になっていることが多くなっています。
つまり、メーカーの施工研修を受け、IDを取得している会社に依頼すれば、雨漏りのトラブルリスクを最小限に抑えられるのが魅力です。
ソーラーパネルの雨漏りは施工保証している会社に依頼するのがベスト!
ソーラーパネルを設置する際は、屋根材に穴を開けるケースが多いため雨漏りリスクが発生します。しかし、きちんとした施工会社であれば、実際にソーラーパネルの設置で雨漏りが発生するケースがほとんどありません。
また、トラブルリスクを最小限に抑えるため、しっかりしている施工会社ほど「雨漏り対策のノウハウに長けている」「万が一の保証も充実」といった特長があります。
設置コストの安さだけに目を向けてしまうと、後々大きな後悔を抱えてしまうかもしれません。太陽光パネルの施工は非常に高い技術が求められる仕事です。
そのため、どこの事業者に依頼するかが非常に大切です。善良な施工会社が工事をすれば、太陽光発電は自宅の屋根で電気を生み出し、持続可能なくらしを支えてくれます
安心して太陽光の導入ができる事業者に依頼したい、保証が充実した太陽光発電事業者に依頼をしたいという方は、是非ハチドリソーラーにご相談ください。

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