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太陽光発電でCO2排出量はいくら削減できる?計算式や環境への影響解説

2025.05.21 2025.06.09

この記事は2025/06/09に更新されています。

異常な豪雨による自然災害や気温の上昇など、私たちの生活の中で身近に地球温暖化の影響を感じることが多くなりました。

「環境に配慮した生活を送りたい」
「持続可能な地球を子供たちに残したい」

環境のために、太陽光発電の設置を考えたことがある方もいると思います。今は初期費用無料で設置できる0円ソーラーなどもあり、お金の問題が解決されたとしても、ソーラーパネルを設置することで生まれる環境負荷が逆に大きいのではないかと不安になり、太陽光発電の設置を迷っている方も多いのではないでしょうか?

>>>100万円以上する太陽光発電が初期費用0円で設置できる「ハチドリソーラー」とは?

そんな方にこそ、正しい太陽光発電のCO2排出量の考え方と、環境インパクトについて知っていただきと考えています。、太陽光発電を始めることの価値を感じていただけるよう、地球温暖化解決を目指すハチドリソーラーの担当者が分かりやすく解説します!

<ハチドリソーラーとは>
ハチドリソーラーは地球温暖化解決のため立ち上げられた初期費用0円の住宅太陽光発電サービスです。
私たちは、より多くの方と一緒に「自然エネルギーを増やす」ことで、持続可能な社会の実現を目的としています。
太陽光発電の仕組みやノウハウを分かりやすく伝えることで、皆さんが太陽光パネルの設置を前向きに考えられるお手伝いができればと思います。
>>>ハチドリソーラーについて詳しくはこちら


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▼太陽光発電で電気代をいくら削減できる?たった30秒で目安が分かるシミュレーション!

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太陽光発電が生み出すCO2排出量の考え方

自然エネルギーによる発電の環境負荷を測る指標のひとつに、「CO2ペイバックタイム(CO2PT)」があります。

<CO2ペイバックタイム(CO2PT)とは>

CO2ペイバックタイム(CO2PT)とは、太陽光発電システムの製造から廃棄までに排出されるCO2を、運用中の発電によって削減できるCO2量で相殺するのに必要な稼働期間を指します。

太陽光発電は、稼働中はCO2を排出せず、燃料も不要なクリーンな発電方法です。しかし、パネルの製造や輸送、設置、最終的な廃棄にはエネルギーが必要で、その過程でCO2が発生します。

この排出量を発電によって何年で「埋め合わせ」できるかを示すのがCO2PTです。数値が小さいほど、環境負荷が小さいと評価されます。

太陽光発電の寿命は一般的に約30年とされ、CO2PTは1〜2年ほど。つまり、稼働開始から1~2年で環境負荷が実質ゼロとなり、その後の約28年は純粋なCO2削減効果を持つ自然エネルギーとして貢献し続けます

<CO2ペイバックタイムの試算例>

CO2PT = 想定寿命 * 電力量あたり排出量 / 電力量あたり削減量 = 30 * (17~48) / 660 = 0.77 ~ 2.2 (年)

(参考:国立研究開発法人産業技術総合研究所、太陽光発電の特徴1)

太陽光発電のCO2改修における流れ

このペイバックタイム、自然エネルギー発電のみ存在する考え方です。

火力発電は、発電所建設にもエネルギーが必要なのはもちろんのこと、発電すること自体にもエネルギーを必要とするため、一生CO2排出量を0にすることはできないためです。



火力発電でCO2が発生する理由

太陽光発電のCO2削減量を計算してみよう!

私たちが普段使っている電気の多くは、石油や石炭、天然ガスなどを燃やす「火力発電」によって作られています。火力発電は電気を作る際に大量のCO2を排出します。

一方、太陽光発電は、太陽の光という自然エネルギーを使って電気を作ります。発電時にCO2を排出しません。つまり、太陽光発電で自家発電した電気を使う分だけ、火力発電に頼る必要がなくなり、その分のCO2排出を削減できる、という仕組みです。

では、実際にどの程度のCO2削減を実現できるのでしょうか?CO2排出の削減量を計算する基本計算式をご紹介します。

CO₂排出削減量の基本計算式

計算は意外とシンプルで、基本的な式は以下の通りです。

  • 年間CO₂削減量 (kg-CO₂)=年間の太陽光発電量 (kWh)×CO₂排出係数 (kg-CO₂/kWh)

ステップ1:年間の太陽光発電量を計算する

まずは、自宅の太陽光発電システムが1年間でどれくらいの電気を発電するかを計算します。正確な発電量は、お住まいの地域の日当たりやパネルの性能によって変わりますが、簡単な目安として以下の式で計算できます。

  • 年間発電量 (kWh)=「システムの設備容量 (kW)」×「1,000 kWh/kW」

「システム設備容量」とは、設置する太陽光パネルの合計出力です。家庭用では4kW~5kWが一般的となります。

「1,000 kWh/kW」は、設置容量1kWあたりの年間発電量の全国平均的な目安です。正確にはお住まいの地域における日射量やパネルの設置角度、パワコンの変換効率などにより変動するため、プロによる緻密なシミュレーションをおすすめします。

【計算例】 設備容量5kWの太陽光発電システムを設置した場合

  • 5 (kW)×1,000 (kWh/kW)=5,000 kWh(年間発電量)

この家庭では、1年間におよそ5,000kWhの電気を発電できると推定できます。

ステップ2:「CO2排出係数」を調べる

次に、削減対象となる電気の「CO2排出係数」を調べます。

CO2排出係数とは、電力会社が電気を1kWh作る際に、どれくらいのCO2を排出したかを示す数値です。火力発電の割合が高い電力会社ほど、この数値は高くなります。

地域や電力会社によって若干異なるものの、環境省のデータによると日本の平均係数は「0.438kg-CO₂/kWh」です。

ステップ3:実際にCO₂削減量を計算してみよう!

ステップ1とステップ2で算出した数値を、最初の基本式に当てはめてみましょう。

【条件】

  • システムの設備容量:5kW
  • 年間発電量:5,000kWh
  • CO₂排出係数:0.438 kg-CO₂/kWh

【計算式】 5,000 (kWh)×0.438 (kg-CO₂/kWh)=2,190 kg-CO₂

この結果、設備容量5kWの太陽光発電を設置すると、年間で約2,200kgものCO2排出を削減できることが分かりました!

太陽光発電にはCO2削減の環境面以外にもメリットがある

日本国内の自然エネルギー発電のうち、約4割を占めるのが太陽光発電です。その理由には、環境性だけでなく導入のしやすさもあります。

<太陽光発電が普及した理由>

  • 初期費用が他の発電設備と比べて安い
  • 住宅やビルの屋上など、土地を開拓せずもともと空いている未利用スペースに設置できる
  • 小さい規模(システム容量)から誰でも始められる

風力や水力は大規模設備や専用の土地が必要になる一方、太陽光は小さな面積からでも設置可能。個人宅でも始めやすく、未利用のスペースを有効活用できる点が特徴です。

太陽光パネルは場所を選ばずどこでも設置できるので、家の屋根や駐車場のカーポートなど、環境を壊さず今ある未利用スペースが活用できるところが太陽光発電の強みと言えるでしょう。

さらに、太陽光発電は「自家消費」との相性が抜群です。発電した電気をそのまま家庭内で使えるため、送電ロスを抑え、発電効率の高い運用が可能です。

皆さんが使っている電気は、発電所から電線を通る際にエネルギーのロスが発生し、本来発電した電気分をすべて効率良く使えていません。

でも、自宅やビルの屋根に設置する「屋根置き」の場合、発電した電気をそのまま下で自家消費できるので、エネルギーのロスなく、もっとも効率的に発電した電気を利用することができるのです。

実際に、ここ数年で地方自治体が地域電力を立ち上げる事例も多く、太陽光発電は、単に自然エネルギーを増やすためだけでなく、自然エネルギーの地産地消と地域活性化にも活用されています!

<地域エネルギー取り組み事例紹介>
徳島地域エネルギー
静岡未来エネルギー

つまり、私たち一人ひとりができる範囲で太陽光発電を始めていくことが、日本の自然エネルギーを増やすことに繋がり、より持続可能な社会づくりに近づくと考えています。

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ソーラーパネルの廃棄についての現状

「ソーラーパネルがCO2削減に大きく貢献することは分かったけど、やっぱり使用後の廃棄がどうなるのか心配」

そう思う方も少なくないと思います。

ソーラーパネルは、アルミ約20%、ガラス約70%、その他金属(銀や銅)化合物約10%で構成されています。

昔と比べてソーラーパネルのリサイクル技術は進み、現状、ソーラーパネルのうち、アルミとガラスに該当する約90%がリサイクル可能であり、その他は燃やして熱エネルギーとして発電等に利用されています。(燃やすと有害物質を発生させてしまう素材は埋め立てされているのが現状です。)

銀や銅についても回収するリサイクル技術はあるものの、実用化に向けて進んでいます。
>>>太陽光パネル、再生率95%に高める装置開発

ハチドリソーラーでは、撤去後のソーラーパネルはまず検査し、発電量が一定基準値を超える場合にはリユースパネルとして、自社の発電所開発やリユースパネルを活用したプランを組成して再利用する予定です。

また、どうしてもリユースパネルとしての利用が難しい場合については、最大限環境に配慮した方法でリサイクルできるよう全国のリサイクル事業者様と提携していく方針です。

太陽光発電事業者として、ソーラーパネルの廃棄問題は力を入れてで取り組むべきと考えております。より多くの方に、「環境のためにソーラーパネルを設置したい」と思っていただけるよう、ハチドリソーラーは最大限環境に配慮した発電事業者であり続けます。
>>>ハチドリソーラーについて

住宅用太陽光発電が生み出す環境への貢献度は?

全国の住宅用太陽光発電を平均積載量は4.5kWと言われており、メーカーにより異なりますが、パネル枚数としては15〜16枚に該当します。

もし皆さんのご自宅に太陽光パネルを4.5kW(パネル16枚)設置したと仮定すると、年間でCO2削減効果が2トン、植林効果でいうと32本植えたことになります。

また、1世帯当たりの年間CO2排出量は3.04トンであり、電気の使用によるCO2排出量がエネルギー種別で最大の68.8%を占めています。

世帯あたりのCO2排出量平成30年度参照

太陽光パネルを設置することで、発電した電気分はCO2削減に繋がるため、太陽光パネル導入前のCO2排出量から実質79%の削減に繋がるといえます。

さらに、自宅で使用する電気はもちろん、発電して余った電気を売電することで自然エネルギーを地域に供給できるのもポイントです。

つまり、家庭でできるCO2削減の取り組みとして、自然のためにもっとも大きなインパクトが出せるのが「自宅の屋根に太陽光パネルを設置する」ことなのです!

ぜひこの機会にご自宅への太陽光パネルの設置をご検討してみてはいかがでしょうか?

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環境に最大限配慮した太陽光発電のはじめ方は?

「せっかくなら、環境のことを最大限考えた会社に太陽光パネルの設置をお願いしたい!」

そんな方は、ぜひ一度ハチドリソーラーでの太陽光パネルの設置をご検討ください。

ハチドリソーラーは、自然エネルギーを増やすことで地球温暖化の解決を目指して立ち上げられた、株式会社ボーダレスジャパンが運営する発電事業です。
>>>社会問題を解決するビジネスしかやらない「ボーダレスジャパン」とは

ハチドリソーラーでは、初期費用無料で太陽光パネルを設置できる地球にも家計にもやさしい太陽光リースサービスを皆さまに提供しています。

月々定額で、発電した電気は自由にお使いいただくことができ、余った電気は売電してお客さまの収入になります。契約期間中(15年)は自然災害があっても安心の保証付きなので、ずっと安心してお使いいただけます。
>>>プランについてこちら

自家消費生活を目指したい方や、電気自動車をお持ちでV2H(EVパワーステーション)を検討している方など、皆さまのライフスタイル合わせて完全オーダーメイドプランです。

導入後の支出額含めて、顔が見えるオンラインでご相談しながら、各ご家庭に一番ぴったりなプランをご提案させていただきます!

「持続可能な地球を未来に残すために、私の家でも太陽光発電を始めたい!

そう思っていただけた方は、ぜひ以下で無料シミュレーションからお申し込みください!3分ほどで完了します!

ハチドリソーラーとともに自然エネルギーを増やし、持続可能な社会を作りませんか?

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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