【太陽光発電の有名シェアメーカー10選】特徴を解説!選び方のポイントも
太陽光発電を導入するにあたって調べを進めると、さまざまなメーカーがパネルを販売していることがわかるでしょう。この「パネルのメーカー選び」は、実はかなり大切です。パネルの性能や耐久性、価格、デザインなど、家庭ごとのニーズに合致しているかが設置後の満足度を大きく左右します。
そこで本記事では、太陽光パネル選びのポイントをわかりやすく解説するとともに、シェア率が高く信頼性のあるメーカー10社を紹介します。さらに、太陽光発電のメリット・デメリットも整理しました。ぜひ、太陽光パネル選びの参考にしてください。
この記事は以下の方におすすめです▼
- 太陽光発電の有名シェアメーカーが知りたい方
- メーカーごとの特徴を比較したい方
- 太陽光発電の導入を検討中の方
この記事は以下の情報が得られます▼
- 太陽光発電有名シェアメーカー10社の特徴を解説
- 数あるメーカーの選び方を解説
- 太陽光発電の概要、メリットとデメリット
住宅用太陽光パネルを選ぶときのポイントとは
太陽光パネルは、メーカーによって性能や見た目、価格などが異なります。まずは選ぶときのポイントを見ていきましょう。
- モジュール変換効率
- 耐久性や保証期間
- 発電能力
- サイズ
- 価格
- デザイン
以下で、詳しく解説していきます。
モジュール変換効率
「モジュール変換効率」とは、パネルが受けた太陽光をどれだけ効率よく電力に変えられるかを示す指標です。高効率なパネルだと、限られたスペースでも多くの電力を生み出します。
たとえば限られたスペースに設置する太陽光パネルでは、モジュール変換効率の良い製品が求められるでしょう。
耐久性や保証期間
太陽光パネルは長期間使用するため、耐久性は大切なポイントです。また、メーカーでは保証期間が用意されているので、この期間が長いほど安心して利用できるでしょう。保証期間はメーカーによってさまざまですが、10~25年です。
耐久性は自然災害時にも効果を発揮します。風の強い地域や雪、雹(ひょう)などの被害が過去に観測された地域などでは、自然災害に耐えられる仕様かどうか確認が必要です。
発電能力
パネルの発電能力は、設置する地域の日照条件や使用電力に応じて選ぶ必要があります。太陽光パネルを設置する際には「年間の予測発電量」をシミュレートできるため、家計の節約効果、売電収入の予測にあわせて、価格と能力のバランスが良いものを選ぶと良いでしょう。
サイズ
パネルにはさまざまなサイズがあり、屋根の形状や面積に大きく影響します。設置可能なスペースがあること、なおかつ採光性の高い場所を選び、無駄がなく効率的に発電できるサイズ選びが重要です。
価格
価格は、パネルの性能とメーカーによって、大きく違いが出る部分です。高性能なパネルほど価格が高くなりますが、「高ければ良い」のではなく、他の特徴や保証などのサービス面も含めてコストパフォーマンスに優れたパネルを選びましょう。
高価なパネルを導入する場合、補助金やソーラーローンも検討材料に加えることをおすすめします。
デザイン
太陽光パネルは住宅の屋根などに設置することが多く、外観に影響を与えます。「黒くてスタイリッシュな見た目」「スリムで外観がすっきり見える」など、住宅の見た目に調和するものを選ぶと満足度も高まるでしょう。
シェア率の高い住宅用太陽光メーカー
ここからは、シェア率の高い住宅用太陽光メーカー10社をご紹介します。以下に10社の特徴をまとめました。
メーカー | 特徴 |
---|---|
長州産業 | 完全国産で業界最長の保証期間、総合的に優れた国内メーカー |
パナソニック | 現在はOEMを使用し、海外のパネルを製造する大手メーカー |
シャープ | 国内太陽光業界ではパイオニア的存在、実績が豊富 |
京セラ | 太陽電池モジュールの設計から製造、販売までを自社で行う一貫製造体制 |
カナディアンソーラー | 世界中から支持されているカナダの大手メーカー、低価格が特徴 |
エクソル | パネルはOEM、国内の太陽光サプライヤー |
ソーラーフロンティア | 熱に強く、コストが低いパネルを提供するメーカー |
サンテック | 中国創業のメーカー、リーズナブルな価格帯が魅力 |
リクシル | パネルはOEM製品を使用 |
カネカ | 見た目にこだわったパネルが実現できる |
1社ずつ詳しく見ていきましょう。
長州産業
長州産業は1998年に太陽光発電システムの販売を開始し、2011年には自社の太陽光発電工場を竣工した住宅エネルギー機器メーカーです。国内で唯一「完全国産」を貫いており、太陽光業界では国内の主力メーカーでもあります。
パネルの特徴は、コストパフォーマンスに優れている点と、メーカ保証が業界最長なこと、内容が充実している点です。国内で生産された太陽光発電ということで安心感があり、人気の高さも伺えます。
国内でも有名ですが、海外からの評価も高く、安定性とコストパフォーマンスにこだわる方におすすめできるメーカーです。
メーカー | 長州産業株式会社 |
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ラインナップ | G、Bシリーズ、太陽電池一体型ヒーターパネル ほっとパネル |
性能 | 単結晶(自社製造) |
出力 | 348W(G)、340W(B)、331W(ほっとパネル)など |
保証内容 | ・システム保証15年 ・出力保証25年 ・施工保証10年 |
パネルの形状 | 長方形・台形 |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
パナソニック
パナソニックは2009年に三洋電機を買収したことで、「HIT」という発電量の高い太陽光パネル事業を引き継ぎました。現在は太陽電池パネル生産から撤退し、製品を海外メーカーに委託して製造しています。
パナソニックは太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせた「創蓄連携システム」を提供しています。
メーカー | パナソニック株式会社 |
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ラインナップ | MODULUS、単結晶 太陽電池モジュール、太陽電池モジュール「HIT」 |
性能 | 単結晶(OEM) |
出力 | 240W(MODULUS)、375W(MP)など |
保証内容 | ・システム保証15年 ・出力保証25年 |
パネルの形状 | 長方形・台形 |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
シャープ
シャープも知名度の高い、国内の主力太陽光発電メーカーです。1960年代から太陽電池の量産を行ってきた老舗メーカーでもあります。
シャープの特徴は日本住宅の屋根形状にフィットするようなパネルの設計です。発電効率も良く高性能なパネルですが、価格が上がったことによりコストパフォーマンスにやや欠ける印象を持つ方もいます。
メーカー | シャープ株式会社 |
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ラインナップ | NQ、NUシリーズ |
性能 | 単結晶(自社製造) |
出力 | 254W(NQ)、259W(NU)など |
保証内容 | ・システム保証15年 ・出力保証20年 |
パネルの形状 | 長方形・台形 |
パワーコンディショナー | 屋外設置 |
京セラ
京セラは太陽電池モジュールの設計から製造、販売までを自社で行う一貫製造体制を採用しています。
また、同社は初期費用なしで太陽光発電システムと蓄電システムを導入できるエネルギーシステム定額サービスを展開したり、公共・産業用太陽光発電でも長期稼働記録を更新中であったりと、妥協のない品質追求体制を貫いている点が特徴です。
メーカー | 京セラ株式会社 |
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ラインナップ | エコノルーツ、ルーフレックスシリーズなど |
性能 | 単結晶(自社製造) |
出力 | 410W(エコノルーツ)、270W(ルーフレックス)など |
保証内容 | ・システム保証10年 ・出力保証20年 ・自然災害保証10年 |
パネルの形状 | 長方形・台形 |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
カナディアンソーラー
カナディアンソーラーは2001年にカナダで創業し、太陽光発電システムソリューションサービスを提供しています。信頼性が高く、世界160カ国以上で採用実績のあるメーカーです。
高品質で低価格な点が特徴で、コストパフォーマンスに優れています。
メーカー | Canadian Solar Inc. |
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ラインナップ | TOPHiKuシリーズ、HiKuシリーズ |
性能 | 単結晶(自社製造) |
出力 | 455W(TOPHiKuシリーズ)、315W(HiKuシリーズ)など |
保証内容 | ・システム保証15年 ・出力保証25年 |
パネルの形状 | 長方形のみ |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
エクソル
エクソルは国内外の高品質な太陽光パネルや関連機器を取り扱う太陽光発電のサプライヤーとして知られています。
パネルは「ハーフカットセル」を採用しており、電気抵抗を減らし高温時の発電力低下を防ぐ特徴を持ちます。夏場の高温で発電効率が下がることが気になる方におすすめです。
メーカー | 株式会社エクソル |
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ラインナップ | VOLTURBOなど |
性能 | 単結晶(OEM) |
出力 | 445Wなど |
保証内容 | ・システム保証15年 ・出力保証30年 |
パネルの形状 | 長方形のみ |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
ソーラーフロンティア
ソーラーフロンティアはかつて「CIS太陽電池」という化合物系の太陽光パネルを提供していましたが、現在は製造からの撤退を発表しています。
ソーラーフロンティアは長年、日本国内でアフターサービスの体制を整えており、評価されている企業です。
メーカー | ソーラーフロンティア株式会社 |
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ラインナップ | SFA、SFCシリーズ |
性能 | 単結晶(OEM) |
出力 | 405W(SFA)、405W(SFC)など |
保証内容 | ・システム保証10年 ・出力保証20年 |
パネルの形状 | 長方形のみ |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
サンテックパワー
サンテックは日本市場にいち早く参入した、中国のメーカーです。コストパフォーマンスに優れた製品を提供しており、モジュール出力保証は25年または30年と、長期保証を打ち出しています。
サンテックは現在、単結晶セルと多結晶セルの両方のパネルを製造・販売しています。
メーカー | サンテックパワージャパン株式会社 |
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ラインナップ | STPシリーズ |
性能 | 単結晶、多結晶(自社製造) |
出力 | 440Wなど |
保証内容 | ・システム保証10年または15年 ・出力保証25年または30年 |
パネルの形状 | 長方形のみ |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
リクシル
リクシル(LIXIL)は住宅設備や建材で知られる企業で、太陽光発電システムの提供も行っています。同社の太陽光パネルはOEM製品を採用しており、複数のメーカーから供給されています。
システム全体に対する保証も提供されており、利用者が安心して導入できる仕組みが整っています。
メーカー | 株式会社 LIXIL |
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ラインナップ | Rシリーズ |
性能 | 単結晶(OEM) |
出力 | 410Wなど |
保証内容 | ・システム保証15年 ・出力保証25年 |
パネルの形状 | 長方形のみ |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
カネカ
カネカは「美観」「品質」にこだわったラインナップが特徴で、高いデザイン性が魅力のメーカーです。特に外観への配慮を行いたい場合には、適したメーカーといえます。
一方で、オーダーメイド性の高い製品が多いため、価格が設置場所ごとに異なる可能性があり、事前の見積もりが重要です。
メーカー | 株式会社カネカ |
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ラインナップ | VISOLA、ソルティレックス、グランソーラーシリーズ |
性能 | 単結晶(自社製造) |
出力 | 42W(VISOLA)、57W(ソルティレックス)、295W(グランソーラー)など |
保証内容 | ・システム保証10年 |
パネルの形状 | 長方形のみ |
パワーコンディショナー | 屋内外設置 |
太陽光発電のメリットとデメリット
太陽光発電を導入するには、さまざまな製造メーカーから選べることをご紹介しました。メーカー選びでは、まず太陽光発電そのものの特徴を掴むことが大切です。
そこで、太陽光発電のメリットとデメリットをまとめました。導入の判断材料としてチェックしてみてください。
太陽光発電のメリット
太陽光発電のメリットには、「電気代の削減」や「防災対策」が挙げられます。
電気代が削減できる
太陽光発電で作った電気を自宅で使うことで、電力会社から購入する電気量を減らせます。電気代の削減は、どのようなご家庭でも大きなメリットと感じられるのではないでしょうか。
特に日中の電力消費が多い家庭では大幅な電気代削減が期待でき、蓄電池を併用すれば、夜間や停電時にも自家発電の電力を利用できます。
売電収入が得られる
余剰電力を電力会社に売電することで、収入を得ることができます。固定価格買取制度(FIT)を利用すれば、一定期間決まった価格で売電が可能です。ただし、この買取価格は年々引き下げられているため、大幅な収入にはならない点には注意しておきましょう。
また、初期費用のかからない「0円ソーラー」の場合は、売電収入を得られないケースがあるため、契約内容の確認が必要です。
ハチドリソーラーは0円ソーラーを提供していますが、業界でも珍しい「売電OK」である点が特徴です。初期費用を抑え、なおかつ売電収入を得たい方はぜひチェックしてみてください。
防災対策ができる
停電時にも自家発電の電力を使えるため、災害時のライフラインとして役立ちます。
蓄電池があれば、太陽光発電で貯めた電力を夜間や雨天時に使用することも可能で、安心感がさらにアップします。防災対策が必要な地域や特に対策を行いたい家庭にとっては、大きなメリットです。
発電設備によって建物の価値が向上する可能性がある
太陽光発電を導入することで環境配慮型住宅としての評価が高まり、不動産の価値が向上する場合があります。特に、エコや省エネに関心が高まる現代では、売却時のアピールポイントとして有利に働くでしょう。
太陽光発電のデメリット
メリットが多い一方で、太陽光発電には少なからずデメリットが存在します。導入後「思っていたのと違う」というミスマッチを防ぐために、デメリットもチェックしておきましょう。
初期費用がかかる
太陽光発電の導入には、ソーラーパネルやパワーコンディショナー、設置工事費用など初期費用が必要です。補助金を活用することで費用負担を軽減できますが、それでも数十万円から数百万円の出費が予想されます。
決して安い買い物ではない点はデメリットとなり、導入前に費用対効果をシミュレーションすることが重要です。
この初期費用を抑えるために打ち出されたのが、「0円ソーラー」です。文字通り0円から太陽光発電を始めることができ、活用次第では太陽光発電のメリットを早期に感じやすいでしょう。
0円ソーラーに関しては、以下の記事も参考にしてください。
▼合わせて読みたい!0円ソーラーとは一体なにか?仕組みやポイントを解説
建物によっては設置できない
太陽光パネルはどこにでも設置できるわけではなく、屋根の形状や材質、強度によっては難しい場合もあります。また、周囲の建物や木々など日照条件の影響も考慮する必要があります。
設置してもきちんと費用対効果が得られるのか、そもそも設置できるかどうかについては、専門業者の現地調査を受けることで適切に判断できます。
景観が損なわれる心配がある
太陽光パネルが屋根に設置されると、住宅の外観に少なからず影響が出ます。デザインにこだわりがある場合や、景観規制のある地域では、設置そのものが困難になる場合も多くなっています。
デザイン性の高いパネルやオーダーメイドの設計で作れるパネルもあるため、メーカー選びにこだわってみましょう。
太陽光パネルのメーカーはさまざま。家庭に合う選択を
太陽光パネルのメーカーは普段意識しないポイントかもしれませんが、実は数多く存在します。また、選び方によっては太陽光発電の満足度にも影響する可能性があります。本記事でお伝えした各社の特徴や選び方のポイントを押さえて、家庭に合う太陽光発電を設置しましょう。
環境への取り組みになり、電気代の削減にもつながる太陽光発電。ハチドリソーラーでは、この太陽光発電を0円から始める「0円ソーラー」を実現しています。当社が扱うのは、本記事でも触れた純国産パネルを提供する長州産業の太陽光パネルです。
安心感のある太陽光発電をお探しの方は、ぜひハチドリソーラーをチェックしてみてくださいね。
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