2023/04/21 お役立ちコラム

太陽光パネルの年間発電量の目安はどれぐらい?発電効率を高める方法や地域・季節別の発電量を紹介!

「太陽光パネルの発電量の目安はどれくらい?」「太陽光パネルの発電量を高める方法は?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

太陽光パネルを正しく設置することで、生活で使用する電気量の大半を補えます。

本記事では、太陽光パネルの発電量を紹介します。また、太陽光パネルの発電効率を高めるための方法も紹介するのでぜひ参考にしてください。

なお、太陽光パネルの設置には多くの初期費用が必要となります。太陽光パネルをお得に設置したい方は初期費用0円で設置できるハチドリソーラーまでお問い合わせください。


太陽光パネルの発電量の計算方法

太陽光パネルが1日に発電できる電気量は以下の計算式で求められます。

それぞれの項目に値を当てはめるだけで発電量を計算できますので、参考にしてください。

「システム容量×日射量×損失係数(0.85)=1日の発電量」

【各計算項目の詳細】

項目の詳細
システム容量システム容量とは発電可能な太陽光パネルの設置容量のことで発電設備の規模を表しています。容量の単位はkW。
日射量日射量とは太陽からの放射エネルギー量を指します。太陽光パネルに当たる太陽光の量。
損失係数損失係数とは光エネルギーを電力に変換する際に生じるロスを意味しています。

太陽光パネルの発電量は?1日あたりの発電量・年間の発電量の目安

太陽光パネルを設置することで得られる電気量を紹介します。

太陽光パネルを設置して1日あたりの発電量、年間の発電量の目安を確認していきましょう。

また、一般的な家庭が年間どの程度の電気量を使用しており、太陽光パネルを設置することで得られる年間の電気代節約効果も解説していきます。

太陽光パネルの1日あたりの平均発電量

一般的な家庭が自宅に設置する太陽光パネルの設置容量はおおよそ3kW〜5kWです。

東京電力によると、太陽光パネル1kWあたりの1日あたりの発電量の目安は平均2.7kWhと報告されています。

そのため、一般的な家庭の太陽光パネルの設置容量に当てはめると太陽光パネルの1日あたりの発電量は以下の表のように計算できます。

【一般的な家庭の1日あたりの平均発電量】

設置容量3kW4kW5kW
1日あたりの平均発電量8.1kWh10.8kWh13.5kWh

出典:東京電力「太陽光パネルの1日の発電量は?

太陽光パネルの年間発電量

上記の1日あたりの平均発電量をもとに太陽光パネルの年間発電量を計算すると以下のように年間発電量を計算できます。

【一般的な家庭の年間発電量】

設置容量3kW4kW5kW
年間の発電量2.956kWh3.942kWh4.927kWh

【一般的な家庭の年間発電量】の表から、太陽光パネルは設置容量1kWあたり年間約1000kWh発電できることがわかります。

太陽光パネルの設置容量が多いほど沢山の電気が発電でき、電力会社からの電気購入量を削減できます。

自宅の電気使用量に応じて、太陽光パネルの設置容量を決める目安としてください。

太陽光パネルの設置で得られる節電効果

太陽光パネルを設置することで多くの電気を発電できるため、電気の節約効果が期待できます。

太陽光発電協会によると、一般的な家庭の年間電気使用量は約5000kWhと報告されています。

そのため、仮に5kW分の太陽光パネルを設置することで年間の電気使用量をまかなえる計算となります。

太陽光発電は設置するだけでその後は特別な取り組みを行わなくても、多くの電気代を賄えるためお得です。

ただし、太陽光パネルのみ設置の場合、お昼の発電している時間帯だけしか電気を使用できません。

そのため、夜間帯や曇りの日は電力会社から電気を購入しなくてはなりません。

太陽光パネルで発電した電気を無駄なく使用したい方は蓄電池も合わせて設置することがおすすめです。お昼に発電した電気を1日を通して利用できます。

出典:太陽光発電協会(JPEA)「ニッポンのすべての屋根に太陽光発電を!」

地域・季節別発電量の目安

太陽光パネルは、日射量が発電量に大きく影響します。

そのため、太陽光パネルを設置する地域や季節によっても発電量が異なります。

各地域の発電量や季節別の発電量を紹介しますので、自身が住む地域の平均的な発電量を確認しましょう。

各地域の発電量

太陽光パネルは地域によって、平均的な発電量が異なります。

太陽光パネルは日射量が多い地域ほど、太陽光パネルの発電量が高くなります。

環境省は、地域別の年間の平均日射量と太陽光パネル1kWあたりの年間発電量を以下の表のように示しています。

【地域別の年平均日射量と1kWあたりの発電量】

ただし、地域別の発電量はあくまで目安となります。同じ地域内であっても日射量がデータと比べて多い場所・少ない場所があります。

自身が住む家の正確な日射量を把握したい方は、太陽光パネルの販売会社に相談するようにしましょう。

出典:環境省「令和元年度再生可能エネルギーに関するゾーニング基礎情報等の整備・公開等に関する委託業務報告書

季節別発電量の目安

太陽光パネルは太陽光が当たらなければ発電できません。

そのため、太陽光パネルは季節によっても発電量が異なります。雨が続く梅雨の季節や雪がパネルの上に積雪する冬の季節は発電量が低下します。

太陽光発電総合情報によると、季節による太陽光パネルの発電量の違いを以下の表の通りに公表しています。

【季節別の1日あたりの発電量】

1日の発電量
1月2.86kWh
2月3.28kWh
3月3.50kWh
4月3.90kWh
5月3.90kWh
6月3.29kWh
7月3.48kWh
8月3.76kWh
9月3.40kWh
10月3.20kW
11月2.70kWh
12月2.65kWh

冬は積雪に加えて、他の季節と比べて太陽が出ている時間が短いため発電量が大きく低下しています。

また、発電量が最も多い季節は夏ではなく4月・5月の春であることがわかります。

太陽光パネルは、パネルの表面温度が25℃付近の時が最も効率よく発電します。そのため、夏はパネルの表面温度が高くなりすぎるため春と比べると発電効率が低下するのです。

出典:太陽発電総合情報「太陽光発電の1日の発電量 時間帯別・季節月別で推移する発電量を一般家庭で有効活用するには

太陽光パネルの発電量を高める方法

太陽光パネルは設置の仕方により、発電できる電気量が変わります。太陽光パネルで効率的に発電するためには以下の4つのポイントを理解しましょう。

  • 太陽光パネルを設置する方角を調整する
  • 太陽光パネルを設置する角度を調整する
  • 影ができない場所に設置する
  • 長期的な保証があるか確認する

太陽光パネルの発電効率を高めて、多くの電気を発電できるよう確認していきます。

太陽光パネルを設置する方角を調整する

太陽光パネルは設置する方角によってパネルにあたる日射量が異なるため発電量が変わります。

太陽光発電協会によると太陽光パネルが効率的に発電できる方角は真南であることを報告しています。

太陽光パネルを真南に設置した際の日射量を100%とした場合、方角により日射量は以下のように変化します。

【太陽光パネルの設置方角による日射量の割合】

設置方角真南西南東南西
日射量100%96%96%83%83%63%

太陽光パネルを北向きに設置すると、南向きに設置した場合と比べて発電効率が37%低下します。

太陽光パネルを設置する方角は、1日あたりの日射量を最も確保できる真南に設置するようにしましょう。

出典:太陽光発電協会「よくあるご質問

太陽光パネルを設置する角度を調整する

太陽光パネルは設置する際の角度によっても発電量が変わります。

太陽光発電協会によると太陽光パネルを真南に設置した際、最も効率的に発電できる設置角度は30度に傾けた時であることが報告されています。

太陽光発電協会は、東京における日射量の方位角度、傾斜角度別の関係を下図に示しています。

真南に設置角度30度で設置した時の発電量を100%とした際に、パネルの角度を緩めても角度を急にしても発電量が低下していることがわかります。

太陽光パネルで最も効率的に発電したい場合は、真南にパネルの角度を30度にして設置してください。

出典:太陽光発電協会「よくあるご質問

影ができない場所に設置する

太陽光パネルは太陽光が当たることで発電します。そのため、木や建物でパネル上に影ができてしまうと効率的に発電できません。

太陽光パネルを設置する方角や角度も大切ですが、パネルに影がかからない位置に設置することも大切です。

太陽光パネルを設置する際は、1日を通して影ができない日当たりのよい場所に設置しましょう。

長期的に活用できるよう保証を確認する

太陽光パネルは経年劣化により、徐々に発電量が低下していきます。

経年劣化による太陽光パネルの発電量低下は、定期点検やメンテナンスを行うことで低下を抑えられますが費用負担が大きくなります。

そのため万が一の故障に備えて長期保証があるサービスを利用しましょう。

なお、ハチドリソーラーは15年以上の太陽光発電システムの機器保証や自然災害保証が付いており、維持費を抑えながら安心して太陽光発電を使用できるためおすすめです。

太陽光パネルの設置は初期費用無料のハチドリソーラーがお得

太陽光パネルは、設置することで一般的な家庭が年間で使用する大半の電気量を補えるため、電気代の節約におすすめです。

一方で、太陽光パネルは導入時の初期費用が高額である点がデメリットと言えます。

太陽光パネル導入の初期費用を抑えたい方は、ハチドリソーラーがおすすめです。

太陽光パネルや蓄電池、設置にかかる工賃など初期費用が全て無料で導入できるため、気軽に電気の節約が始められます。

お得に太陽光パネルや蓄電池を設置したい方はハチドリソーラーまでお問合せください。

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    この記事のライター

  • 所属
    代表取締役
    名前
    池田 将太
    これまでの経験

    麗澤大学に在学中、大洋州の島国ミクロネシア連邦へ渡航し、同国の環境問題に衝撃を受けて国際協力活動を開始しました。小学校における環境教育や廃棄物を活用した商品開発を経験した後、島国のエネルギー課題のモデルを研究し、2020年10月より小水力発電のコンサルティングを行う株式会社リバー・ヴィレッジでインターンとして勤務。2021年4月からは、社会課題をビジネスで解決する株式会社ボーダレス・ジャパンに新卒起業家として入社し、ハチドリ電力事業にて法人営業やカスタマーサポート業務に従事しました。その後、同年7月に初期費用0円のハチドリソーラー事業を創業し、2022年8月にハチドリソーラーを独立法人化し、代表取締役に就任。その後2023年12月には自然エネエルギー小売事業「ハチドリ電力」の代表にも就任。

    ハチドリソーラーでの担当業務

    新規事業の立案・戦略設計・およびBtoBアライアンス営業に重点を置いています。国内外のエネルギー問題に対応するため、革新的な社会的ソリューションの開発に注力しています。市場のニーズを深く理解し、持続可能なビジネスモデルを生み出すことで、エネルギー分野における重要な社会課題を解決します。

    私の想い

    世界規模の大きな課題である「地球温暖化」「エネルギー資源」問題の解決に人生を賭けて、取り組んでいきたいです。
    「今よりいい社会を次の世代につなぐ」その想いを大切にして、本当に持続可能と呼べる社会づくりに取り組んでいきます。

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