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2020/11/06

ハチドリマガジン Vol.6を配信しました!〜子どもたちの未来のために今私たちにできること〜

ハチドリマガジン Vol.6
自然エネルギー100%の世界を目指して HACHIDORI MAGAZINE Vol.2

ビリギャル・小林さやかさんがハチドリの仲間に!「映画ビリギャル」の主人公です。現在は「ビリギャルを科学する」ため大学院で研究されている小林さん。専門とされている学習科学の知見や、日本の教育現場への思い、ハチドリ電力と一緒につくっていきたい未来など様々なお話を伺いました!

今回話を聞いたのは・・・
  photo   株式会社美ら地球 代表取締役 社長
 
  坪田信貴著『学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』の主人公。

高校2年の夏、母のすすめで行った塾の面談で恩師坪田信貴先生と出会い、慶応義塾大学現役合格を目指すことに。猛勉強のすえ、慶応義塾大学総合政策学部入学。卒業後は大手ブライダル企業に入社しウエディングプランナーとして従事。その後、フリーに転身。現在は、全国への講演活動をしながら、自身でも学生や親向けのセミナー等の企画もしている。2019年4月より、教育学の研究のために大学院に進学。また2020年1月、YouTubeにて『ビリギャルチャンネル』を開設。学生・先生・親、すべての人に送るエンタメ教育番組を、毎週配信中。
 
photo   聞き手 ライター佐野

日本の子どもたちが
輝く教育システムを

佐野   小林さんは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應⼤学に現役合格した話」の主人公なんですよね。現在は、大学院で教育学を研究されていると伺いました。
     
小林   はい、聖心女子大学院で学習科学を専攻しています。あんなに勉強嫌いだったのに、気づいたらまた学校通ってました笑
     
佐野   どのような経緯で大学院で学ぼうと思われたのでしょうか?
     
小林   仕事としては、講演活動がメインなのですが、その中で、学生や親御さんから相談を受けることが多くなりました。
     
小林   勉強に特化した質問もあれば、生き方全般に関する質問もあって。私はよく「自分でワクワクすることを見つけよう」って後輩たちに言ってるんですけど、そのワクワクの見つけ方や夢がわからない、というような相談を受けます。自己肯定感が低く、「自分なんて・・」と自信をなくしてしまっている子がとても多い気がする。
佐野   親御さんからは?
     
小林   親御さんからは「うちの子が勉強しない」とか「さやかちゃんのお母さんはこんな時どうしてくれた?」というような相談が多いですね。お母さんもお父さんも、とっても悩んでる。やっぱり悩みのない子育てなんてないんだなあ、って痛感させられますね。
     
小林   そうやっていろんな角度から相談を受けているうちに「なんで昔の自分はできたんだろう」と興味が湧いて大学院に行くことにしました。感情論だけじゃなくて、きちんと理論を学びたいと思って。
     
photo
     
佐野   大学院ではどんなことを研究されているのでしょうか?
     
小林   「学習科学」といってまだあまり知られてない学問なんですが、簡単に言うと「人はどのように学ぶのか」を研究しています。人の学びのメカニズムを追求するもので、元々は認知科学から派生した学問です。
     
小林   まだまだ歴史は浅い分野ですが、ここにビリギャルの秘密があるのではないかと思っています。ビリギャルをただの「奇跡」ではなく、きちんと理論的に説明できるようになりたいなあと思っています。
     
佐野   教育の重要性に気づき、そこに取り組もうと思ったのは、ご自身の経験があってこそなんですね。
     
小林   そうですね。学ぶことの楽しさを教えてくれた恩師の坪田先生のおかげです。あの経験がなければ、あのまま地元から出なかっただろうし、ギャルのままだったと思います。一歩間違えれば、私は学ぶことの楽しさに気づけずに死んでたかもしれないと思って。
     
小林   勉強が嫌いな子どもたちの気持ちがすごくよく分かるんです。今の学校の授業を受けていて勉強を好きだと思える子どもはとても限られていると思います。
     
佐野   今の学校教育にはどのような問題点があるのでしょうか?
     
小林   今までの日本の教育は、誰かの経験則で作られたものがずっと信じられて、何十年も踏襲されていますよね。そしてそこでは、「そもそもなんのために学ぶのか」がとても疎かにされてる。その結果、8,9割の子どもたちが勉強嫌いになってしまっています。自分が学生だった時も、今も、教育における矛盾や非効率さには疑問を感じています。
     
小林   そもそも「工業化を支える有能な労働力の育成」という目的のもとに構築された今の教育制度は変わらざるを得ません。目的が変わったんだから。なので今とても大切なときだと思うんです。頑張って変わろうとしてる。でもどう変わったら良いのかまだどこかふらついてる。そんなイメージです。(偉そうにごめんなさい笑)
     
小林   時代も急速に変わっていく中で、いま改めて教育に求められているもの、子どもたちが今後生きていく上で必要な能力を見直し、それに沿った「学び方」ってなんだろう、というところを学んでいます。いつかわたしも、こどもたちの学びを何らかの形で支えられる人材になれたらいいな、って思ってます。
     
photo
     
小林   今は、知識詰め込み型の授業や評価が行われていますが、そのような教育を受けた子どもたちが社会に出た時、その知識だけでは生き抜いていけない、と言う状況が起きてしまっています。今の時代、Google検索すれば何でも出てきますよね。そのため、知識を創造していく必要があるというのが学習科学の立場です。
     
小林   知識は他者との関わり合いの中で、自分で作り出すものであり、そうでないと生きた知識にはならないと思います。暗記は全く意味がないというわけではないけれど、その知識を使って何を作り出すか、どう問題を解決するか、ということがこれからの世の中で重要になってきます。
     
佐野   なるほど。そのような学習科学の知見を先生たちに伝えた際の反応はどのようなものなのでしょうか?
     
小林   学習観自体はすぐに変化するのですが、壁となるのは評価の問題です。テストのために授業があるから変わらない、評価の仕方を変えなきゃ社会は変わらないんです。では、どのように評価を変えたら、授業が変わって、生徒も変わるか、ということも含めて学んでいます。
     

ハチドリを通じて
子どもたちに生きた知識を

佐野   ハチドリ電力は、実質自然エネルギー100%の地球にやさしい電気をお届けしているのですが、小林さんは以前から環境のための取り組みなどをされていたのでしょうか?
     
小林   実は、これまで私は環境問題にはすごく疎かったんです。ただ、最近、英語の勉強をするようになったのですが、その教材に環境の話がたくさん出てきて。
     
小林   エアコンを無駄につけすぎない、とか余分な袋は返して中身だけもらってくる、とか、少しずつ意識が芽生えてきました。少しでも環境のために行動しなくては、と思っていた時にハチドリ電力を知り、これはやる価値があると思い切り替えを決めました。
     
佐野   ハチドリ電力では、電気料金の一部をNPOなど社会のために活動している人や団体に寄付できる仕組みになっているのですが、小林さんは電気を通じた支援先にもやはり教育分野を選ばれましたか?
     
小林   はい。認定NPO法人Teach For Japanを選びました。
     
小林   代表中原さんとは、元々仲が良くて、彼や彼の仲間が目指していることに賛同したからです。また、大学院の同じゼミにTeach for Japanのメンバーがいるので、団体の活動や理念についてはよく聞いていました。Teach for Japanに寄付したかったことも切り替えの理由となりました。ぜひ活動を拡大して世の中を変えて欲しいと希望を乗せて応援しています。
     
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小林   ハチドリ電力は、絶対にもっと広がると思うんです。ハチドリ電力への切り替えをSNSに投稿したのですが、それを見て、電気切り替えようかなと言ってくれた友達が何人もいました。地球や社会に貢献できるし、電気代が安くなって自分のためにもなるなら、切り替えない理由がないですよね。あと、ハチドリ電力は教育との親和性も高いと思っていて。
     
佐野   といいますと…?
     
小林   教科書で「二酸化炭素」という単語を知るだけではなくて、それによってどんな影響があるのか、自分たちの生活とどうつながっているのか、体験とリンクさせることで子どもたち自身のまさに「生きる知識」になると思うんです。
     
小林   ただテストに出ることを覚えさせられることよりも、何かと自分の間の「関わりしろ」を持った時に子どもたちは嬉しく感じるので、ハチドリ電力に切り替えて、家族と一緒に支援先も決めることで、環境問題や社会課題に興味を持つようになるかもしれません。
     
小林   自分にもできることがあるんだ!と知ってもらうこと。これは子どもたちにとって大きな学びになると思います。そういう学びを持った子どもたちが大きくなったら、環境問題は少しずついい方向に動いていくんじゃないかな。そういう意味で、環境問題は教育と直結していると感じています。教育は「未来をつくるもの」だから。
     
佐野   確かに、自分が使う電気が環境にどんな影響を与えているのか、電気を通じた寄付が世の中にどう役立っているのか知ることができれば、生きた知識になりますね!
     
小林   ハチドリ電力がパイプとなって、子どもたちの興味と世の中で起こっている事象をリンクさせることができれば、事業としても良いですし、教育としてもありがたいと思います。
     
小林   子どもが興味を持てば親も関心を持ちます。家族みんなで環境問題や社会課題について話し合う時間というのは、本当に重要だと思うし、そこから生まれた学びが学校の授業に繋がっていけば、もう最高ですよね。「勉強しなさい」と言い続けるのは意味がないので、ハチドリ電力がこのようなきっかけを与えてくれたら良いなと思います。
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