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2020/10/22

ハチドリマガジン Vol.1を配信しました!〜里山で受け継がれた暮らしを持続可能な社会のモデルに〜

ハチドリマガジン Vol.1
自然エネルギー100%の世界を目指して HACHIDORI MAGAZINE Vol.1

「株式会社 美ら地球」さんが、ハチドリ電力の仲間に。美ら地球さんは、岐阜県飛騨市で地域資源を活かしたツーリズムを展開する民間企業です。この記事では、代表取締役の山田拓さんに、日本の田舎の魅力や、美ら地球さんの持続可能な観光への取り組み、ハチドリ電力へお申し込みいただいた理由など、様々なお話を伺っていきます!

今回話を聞いたのは・・・
  photo   株式会社美ら地球 代表取締役 社長
 
  総務省地域力創造アドバイザー、内閣官房クールジャパン・地域プロデューサーイナカを巡る外国人向けプラットフォームSATOYAMA EXPERIENCEを運営。外資系コンサルティング会社を退職し、足かけ2年にわたる世界のツーリズムを学ぶ旅を経て、飛騨古川に移住。里山や民家などの現存する地域資源を活かしたツーリズムを主とした数々の地域再生ソリューションをプロデュース。  
photo   聞き手 ライター佐野
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佐野   美ら地球さんはどんな会社なのでしょうか?
     
山田   「クールな田舎をプロデュースする」ことをミッションを掲げた岐阜県飛騨市古川町の民間企業です。
主には「SATOYAMA EXPERIENCE」という、素朴な里山のありのままを世界中の方に紹介する事業をやっています。
     
佐野   具体的にはどんなことをやられているのでしょうか。
     
山田   サイクリングツアーやウォーキングツアーなどです。これから宿泊事業も加え、「暮らしを旅する」をキーコンセプトに新たなツーリズムサービスを展開していく予定です。
     
佐野   田舎ならではの暮らしを体験できるんですね。
     
山田   B to Bのビジネスとしては、他の地方部を中心に、ツーリズム・ビジネスの立ち上げなど新しい事業の支援として、研修事業とコンサルティング事業をやっています。

古き良き、素朴な日本の田舎

     
佐野   美ら地球さんのミッションは「クールな田舎をプロデュースする」とのことですが、飛騨古川のクールさとはどんなところなのでしょうか?
     
山田   飛騨古川の周りには、お隣の飛騨高山や世界遺産白川郷など、メジャーな観光地があります。高山はもともと同じ殿様が治めていた兄弟の町なのですが、高山の方が何倍も大きくて、観光地としても有名です。
     
佐野   飛騨高山の名前はよく聞く気がします。
     
山田   一回り小さい古川は、高山と同じく中心には古い町並みがあり、周辺には田んぼや畑の風景が広がっている、より素朴なエリアです。
     
佐野   SATOYAMA EXPERIPENCEのキーコンセプト「暮らしを旅する」により合っているんですね。
     
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山田   古川では、日常生活そのものが、素朴ではあるけれど、色濃く豊かなんです。田んぼでの農作業や、作物の栽培など昔ながらの里山の循環が今でも残っているので、それを紹介しています。
     
佐野   昔ながらの里山の循環ですか。
     
山田   高山は国の指定地区として景観が守られているので町並みはとても綺麗で、観光客もたくさん来ているのですが、古川の方は、景観条例はあるもののルールは比較的ゆるく、素朴な日常が容易に見え、よりリアリティを感じやすいんです。
     
佐野   古川の方が小さく、観光地化されすぎていない分、暮らしが見えやすいんですね。山田さんは飛騨古川のご出身ではないですよね。どのような経緯でこちらに辿り着いたのでしょうか?
     
山田   僕自身、東京と海外で仕事をしていて、その後2年くらい夫婦で世界を放浪しました。そして故郷である日本に帰って来た時、日本が世界に誇れるものは「古き良き、素朴な日本の生活」だと感じたんです。
     
佐野   なるほど。そんな中で飛騨古川に来られた経緯は…?
     
山田   元々は地域を活性化したい、地方で仕事がしたい、という思いを持って来たわけではないのですが、自分のライフスタイルのフィールドとして地方部が良いと思って、ここに辿り着きました。自分の居住空間として、都市部よりも地方部の方が合っていると思って。
     
佐野   地方のどんなところが住む場所として合っていると感じられたのでしょうか?
     
山田   今では通勤距離は100mですし、山も川も近くて、伝統的な町並みもあります。江戸時代から続く祭りなど古くから受け継がれたものが現在も濃厚にあるのが地方部だと思いますのが、これらが自分にとっても必要なものだと感じたんです。
     
佐野   「古き良き、素朴な日本の生活」は世界に誇れるものだとのことでしたが、ここにどういった可能性があるのでしょうか?
     
山田   可能性という意味では、こういったものが今まで以上に見つめ直される時期が今後来るだろうと思っています。
     
佐野   そんな地方には課題も多くあるとよく耳にします。
     
山田   やはり人口減少とそれに伴う高齢化ですね。僕たちが移り住んだ時に良いなと思った、町並みや里山の風景、山などは、全て手入れされないといけないのですが、生産年齢人口がいなくなることで、今後空き家や耕作放棄地がどんどん増えていく可能性があります。
     
佐野   里山の風景や素朴な町並みも人の手が加わってはじめて保たれるものなんですね。
     
山田   日本の里山とそこに脈々と受け継がれている暮らしは、持続可能な社会のモデルとなりうる、日本の宝だと思うんです。僕たちは、まずは飛騨地域にて、地域の営みを継承するための取り組みを進めています。
     
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佐野   山田さんご自身は、その取り組みを通して、どんな未来を実現していきたいとお考えでしょうか?
     
山田   「クールな田舎をプロデュースする」のミッションにもあるように、我々のフィールドは田舎です。近年、地方創生が叫ばれているものの、東京など都市部への人口の一極集中の状況は変わっていません。
     
佐野   都市部だけどんどん人口が増えて、地方は人が減る一方なんですね。
     
山田   ただ、自分たちのように、地方の方が住んでいてフィットする人もいるのではないかと思うんです。もしくは、地方に住む人が増えることで、我々が良いなと持っている地域の良さが守られたり。
     
佐野   今はそこに住む人が減少し、地域の良さを守る担い手が減っている状況なんですね。
     
山田   はい。ですので、人がいなくなる理由をつぶし、どうやって住みたいと思う理由を積み重ねていくかが肝心だと思います。自分たちのように都市部ではなく地方の方が豊かなライフスタイルを送れる人が、田舎に集う未来を目指しています。

地域にポジティブな影響を与える観光に

佐野   「SATOYAMA EXPERIENCE」はエコツーリズムやサステイナブルツーリズムの思想に基づいていると伺いました。
     
山田   「持続可能な観光」がグローバルに進みつつあります。今までは観光といえば、観光地があり、そこへ行って観光するというような、訪れる人のためのものという意味合いが強かった。
     
佐野   それにより負の側面が現れてしまったのですね。
     
山田   例えば、開発途上国の綺麗なビーチにリゾートホテルが建ったとします。そのホテルが、地域に流れている水をたくさん使ってしまい、洗剤などが混ざってそのまま海に流し込まれてしまう。もしくは現地の方を劣悪な労働環境で雇うといったことが起きてしまいました。
     
佐野   せっかく観光で地域を盛り上げようと思っても、それでは本末転倒ですね。
     
山田   本来、観光というのは産業であって、地域にポジティブなものになるべきなのですが、それがなされていなかった現実があります。
     
佐野   途上国だけじゃなく、スペインのバルセロナやイタリアのウェネチアなどでも、観光客が過剰に押し寄せたことにより、住環境が侵されるといった負の側面が出てきてしまっていると聞きました。
     
山田   はい。それを抑制した形のツーリズムがないかと模索し、美ら地球では、国際標準の制度に沿って取り組んでいます。ハチドリ電力を使うのもその一環で、実質自然エネルギー100%の電気を使うことで、環境負荷を減らしたオペレーションを実現したいと思っています。
     
佐野   そうだったんですね。他にもサステイナブルツーリズムの一環として意識して取り組まれていることはありますか?
     
山田   新しい建物を作る時も、地元の職人さんの活躍の場を作ることを意識したり、調達するものはなるべく近いところから選ぶようにしたりしています。運営上でも地域の人を雇用したり。
     
佐野   全てが地域に還元されるようになっていて、素晴らしいですね!
     
山田   持続可能な観光という面で、日本の地方部はグローバルな観光産業と比べると相当遅れています。それを取り返すことで、新たな観光を実現できるのではないかと考えていますし、それにより、日本の他の地域の方のお手本になれば良いなと思っています。

社会課題の根本から解決したい

     
佐野   美ら地球さんは、新しくできる宿泊施設など3つの拠点の電気をハチドリ電力にお申し込みいただいたと伺いました。ありがとうございます!お申し込みの決め手となった理由は何だったのでしょうか?
     
山田   持続可能な社会の実現に向けて、ハチドリ電力は他社と比較してより多角的に取り組んでいると思ったからです。
     
佐野   具体的にはどのような基準でハチドリ電力を選んでいただいたのでしょうか?
     
山田   選定の最重要事項は「CO2の排出削減にどれだけ寄与しているか」です。ハチドリ電力はCO2ゼロを達成目標とし、実質100%自然エネルギー由来の電力を供給することが1番の決め手となりました。また、利用額の一部が再生可能エネルギ-の発電所建設の資金になるため、未来のCO2削減に貢献できることも魅力でした。
     
佐野   ハチドリ電力にお切り替えいただくことで削減できるCO2だけでなく、未来のCO2削減まで考えていただいたんですね。
     
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山田   また、環境問題だけに目を向けるのではなく、SDGsで提唱され解決が目指されている諸問題に対しても目を向け、電気を通じてそのために頑張っている仲間を応援できることも他社にはない魅力だと思います。
     
佐野   社会のために頑張る人たちを「仲間」だと思っていただけているのは嬉しいです。
     
山田   元々社内で自然エネルギーを使うべきだという議論はあったんです。色々な選択肢があった中で、ハチドリ電力にはこのような魅力があり、かつ電気料金は他社と同水準であるため、選ばない理由はないと考えました。
     
佐野   電気で応援する団体にはどちらを選ばれましたか?
     
山田   Teach for Japanさんです。様々なカテゴリの社会課題があり、どれも重要だと思うのですが、僕自身としては、教育が全ての根っこにあると考えています。社会課題を引き起こす人間が正しい考え方を持っていれば、そのような課題自体が減ると思っていて。
     
佐野   教育に取り組む団体さんの中でもTeach for Japanさんを選択された理由は何だったのでしょうか?
     
山田   厳しい状況にある人を助けることも大切なのですが、その状況を作らないための人を作りたいという思いがあって、それに取り組んでいるTeach for Japanさんを選びました。根本に取り組むことで、世の中へ大きな影響を与えられるのではないかと考えています。
     
佐野   今後ハチドリ電力に期待することがあれば教えていただけますか?
     
山田   新しい取り組みなので、どんどん輪を広げていってほしいです。また、もっと身近なところに支援できる団体があると良いですね。岐阜県内など自分の住んでいる地域の団体を応援したいという気持ちがあるので。
     
佐野   タイムリーなことに、最近地域別に応援する団体を選べるようになったんです。ただ、岐阜はまだなかったかな…。
     
山田   あとは、ハチドリ電力を使っている人は、環境問題や社会課題に対する意識の強い人たちなので、ユーザー同士の繋がりがもっとできると面白いと思います。
     
佐野   確かにそうですね。ハチドリユーザーさんの中でも、環境問題や社会課題への取り組みを盛り上げるネットワークができたら素敵ですね。インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

美ら地球さんを
クラウドファンディングで応援!

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美ら地球では、飛騨古川の歴史的景観地区の分散型ホテル構想「SATOYAMA STAYプロジェクト」を進めています。街全体をホテルのように捉え、点在する空き家等に再投資し、滞在交流拠点として運営することで、町並みや暮らし、文化の維持・継承を目指します。

3年越しで進めてきたこのプロジェクト。いよいよオープンというタイミングの新型コロナウイルス。主に外国人観光客を対象としていたツアー売上はゼロとなり、資金計画の想定が崩れてしまいました。

今回のクラウドファンディングで実現したいことは、分散型ホテルの顔となるメイン棟エリアの築120年の蔵の改修です。

自然と共生する「日本の昔ながらの暮らし」にスポットライトを当てることは、様々な環境問題が叫ばれる「これからの地球のため」になると信じています。ぜひ皆様のお力添えをお願い申し上げます。

▽クラウドファンディングページはこちら

https://camp-fire.jp/en/projects/view/296297?list=projects_fresh
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雑誌「オルタナ」にハチドリ電力が掲載されました

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」の2020年8月号に、ハチドリ電力代表田口のインタビュー記事が掲載されました。


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認定NPO法人ポケットサポートがハチドリに加わりました

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日本環境教育フォーラム(JEEF)がハチドリに加わりました

環境教育を通して持続可能な社会を目指す、日本環境教育フォーラム(JEEF)が、電気を通じた支援先に加わりました。


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8/9 13:00- @オンライン

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