酒をつくることは、風土をつくること。森ノ醸造所がハチドリ電力を選んだ理由

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株式会社 森ノ醸造所さま

  • 製造・販売
  • 食品
  • ~100名

Overview

事例概要

導入前の課題

  • 酒づくり・農業・自然環境が分断されたあり方に違和感があり、事業全体を一貫した思想で捉え直したいと考えた
  • 自然とともにある酒づくりを追求する中で、エネルギーのあり方も含めて見直す必要を感じていた

導入の決め手

  • 酒づくり・農業・自然・地域を一体で捉える思想と、ハチドリ電力の理念に共鳴した
  • 自然エネルギー100%に加え、電気代の1%が社会に還元される仕組みに共感した
  • 理念だけでなく、継続的に運用できるコスト・設計面でも納得感があった

今後の展望

  • 酒づくり・農業・エネルギーを一体で捉えた持続可能な地域モデルを育てていきたい
  • 有機農業や地域循環を広げ、子どもたちの未来につながる地域づくりに取り組みたい

北海道・蘭越町で、有機農業とともに酒を醸す森ノ醸造所。
醸造家である北原亮庫さんが問い続けてきたのは、「美味しい酒をつくること」だけではありません。その酒が、どんな土で育った米から生まれ、どんな自然環境に支えられ、どんな未来につながっていくのか。米づくりも、微生物も、森も、地域も、そしてエネルギーも、本来は切り離せない。そう考えたとき、電気だけを従来のままにしておく理由はなかったといいます。
ハチドリ電力への切り替えは、単なる電力会社の変更ではなく、自然とともにある酒づくりを貫くための、一つの必然でもありました。
本記事では、北原さんにその理由と森ノ醸造所が目指す地域づくりについて伺いました。

成長の先で、「このままでいいのか」と問い直した

なぜ、森ノ醸造所をつくろうと思ったのですか?

北原さん:私は、山梨県の北杜市白州町にある13代続く酒蔵の家に生まれました。家業に入った当時は、経営的にもかなり厳しくて、まずは美味しい酒をつくって、お客様に選ばれることに必死だったんです。品質をどう上げるか、どうすれば酒蔵を立て直せるか。そればかり考えていました。

一本一本の酒と向き合って、少しずつ改善を積み重ねていく。その結果、黒字化して、会社としても成長していった。コンテストでも評価されるようになって、社内外からの見られ方も変わっていきました。

ある意味、経営としては順調だったと思います。でも、だからこそ見えてきた違和感があったんです。この成長って、本当に地に足がついているのかな、と。酒は良くなっている。会社も前に進んでいる。でも、その原料である米づくりや土地の未来と、自分たちの営みは本当につながっているんだろうか。酒づくりと農業を、どこか切り離して考えていたことにも気づいたんです。

その問いが、自分の中で大きくなっていって、酒づくりそのものをもう一度問い直したいと思うようになった。森ノ醸造所は、その問いの先に生まれたものなんです。

どんな違和感があったのでしょうか?

北原さん:大きかったのは、コロナ禍でした。製造量を落とす判断をしたとき、当然、買い付ける米の量も減らさなければいけなくなる。そのとき、自分たちの判断が農家さんの収入や生活に大きく影響していることを、改めて突きつけられたんです。そこで、はっとした。酒づくりと米づくりを、どこか別のものとして考えていたことに気づいたんです。本来、酒づくりって、農業と切り離せないはずなのに。

それまでの自分は、経済成長を達成することを前提に企業として動いてきた部分があった。でも、それだけでは足りないんじゃないかと思うようになったんです。酒づくりと農業と自然は、本来ひとつのものじゃないか。だったら、そこから考え直したい。そう思うようになりました。

 

蘭越という土地から、酒づくりを考え直した

その問いから、なぜ蘭越だったのでしょうか?

北原さん:どんな土地で、どんな農業とともに、どんな酒を醸すのか。そこから考え直したかったんです。そう考えていたときに、蘭越町と出会いました。もともと蘭越町には、この土地で酒米をつくって酒造りにつなげたいという構想があったんです。

でも私は、そこで別の提案をしました。酒米ではなく、すでにらんこし米としてブランド化されている食用米で酒をつくりませんか、と。普通は、酒は酒米でつくるものと考えられている。でも私は、食べて美味しい米だからこそ生まれる酒の可能性があると思っていたんです。

「食用米でも、唯一無二の酒がつくれる。」

そう約束して、酒米ではなく食用米で進めることになりました。これは、大きな転換でした。原料の考え方そのものを変えることでもあったし、蘭越という土地の価値を、別の形で表現できる可能性でもあった。しかも、それが美味しい酒になれば、蘭越米そのものの価値を伝えることにもつながる。酒だけじゃなく、農業にも返せる。そう考えていたんです。

その中で、有機農業にも取り組まれたんですね。

農家さんに、有機栽培でお願いできませんかと頭を下げて回りました。正直、すごく大変でした。手間もかかるし、負担もある。簡単にできる話じゃない。でも、自分としてはそこまでやらないと意味がないと思った。今では7軒の契約農家さんと一緒に取り組めるようになってきています。

森とともに醸すという思想が、電気の選択につながった

その先で、どんな酒づくりを目指したのでしょうか?

北原さん:森ノ醸造所が主につくっているのは、Sparkling Sakeです。しかも、食用米からつくる、唯一無二の酒です。これは、従来の日本酒の延長ではなく、新しいカテゴリーをつくる挑戦でもあると思っています。その考えは、酒の名前にも表れています。ウパシ(雪)、アペ(火)、アトゥイ(海)、ニタイ(森)アイヌ語を冠した4つの銘柄です。

蘭越の風景や自然から着想を得る中で、アイヌの自然観に出会いました。自然を征服するのではなく、受け入れ、共にあるという感覚に強く共感したんです。だから名前にも、その思想を込めました。同じ米から醸していても、どんな景色を表現したいかで、酒は変わる。土地との関係を、酒そのものに宿したいと思っているんです。

建物もそうです。森に馴染むようにつくる。自然環境を活かす。できるだけ工業的な発想ではなく、自然に寄り添う。「森ノ醸造所」という名前も、そういう思想からきています。

その延長で、エネルギーについても考えたのですか?

北原さん:そうやって考えていくと、電気だけ切り離して考えることはできなかったんです。米はどこから来るのか。水はどうあるべきか。自然とどう付き合うか。そこまで考えているのに、エネルギーだけ従来のままでいいとは思えなかった。

特に自分の中では、電気の「使い方」と「どこから来るか」は別々に考えるべきじゃないと思っていて。必要な電力は、もちろん使う。酒づくりに必要なエネルギーはある。でも、使わなくていい電力は減らしたいし、同時に、その電気がどこから来ているのか、その上流にも目を向けたいと思ったんです。自然環境を活かす酒造りを目指しているのに、エネルギーだけその思想と切り離されているのは、どこか整合しないと感じていました。だから、電気も問い直すことになったんです。 

本質に向き合う電力会社として、ハチドリ電力を選んだ

ハチドリ電力を選んだ理由を教えてください。

北原さん:一番は、本質に向き合っていると感じたことです。自然エネルギー100%ということだけじゃなくて、そこに思想があると感じた。本気で地球の未来を考えていること。社会に還元する仕組みがあること。それが理念だけでなく、事業として成立していること。そこに共感しました。

正直、SDGsというワードが一人歩きしていたり、マーケティングの言葉のように見えてしまうこともあると思っていて。でも、ハチドリは違うと感じたんです。表面的な環境配慮ではなく、本質に向き合おうとしている。そこが大きかったですね。

導入後、変化はありましたか?

北原さん:導入して終わりではなく、社内でも対話が生まれているのは面白い変化だと思っています。スタッフルームには、ハチドリ電力の明細を貼っているんです。ハチドリの明細って、何にどれくらいのお金がかかっているのか、とてもわかりやすい設計になっています。

それを見て、スタッフの中にも関心を持つ人が出てきて、自宅の電気をハチドリに切り替えた人もいるんです。これはすごく嬉しかった。単なる契約の変更ではなく、考え方が少しずつ共有されていく感じがある。そういう広がりは、大事にしたいと思っています。

それは、私が大事にしている「半径1メートルの幸せの伝播」ともつながっていると思っていて。遠くの誰かのためというより、まず手を伸ばした先にいる人との関係を大事にしたい。その小さな共感や幸せの輪が広がっていくことの方が、本質なんじゃないかと思っているんです。

森ノ醸造所では、スタッフのランチで、それぞれの家庭から一品ずつおかずを持ち寄ります 。それを炊きたてのらんこし米と、熱々の味噌汁でみんなで食べる。今の時代には煙たがられるかもしれないけれど、僕は小さな会社だからこそできる、半径1メートルの共感と幸せの輪を大事にしたい。

ハチドリ電力を選んだことも、自分の中ではその延長にあるんです。日々の選択を見える形にして、そこから対話が生まれる。その積み重ねが文化になる。そういう変化が生まれているのは、すごく意味があると感じています。

小さな町から、未来への投資を育てていく

今後、どんな未来を描いていますか?

僕が考えているのは、酒造りだけじゃないんです。有機農業を広げること。地域にやさしい循環を育てること。子どもたちの未来につながる選択肢を増やしていくこと。

今、少しずつ町が変化している感覚もあります。農業が主体になっていくような動きも生まれつつある。小さな町だからこそできることはある。ここから新しいモデルを示していきたいと思っています。

 


会社概要

株式会社 森ノ醸造所は、北海道・蘭越町に拠点を置く酒蔵。有機農業による酒米づくりと酒づくりを一体で行い、自然と共生する産業モデルを構築している。森づくりや地域連携も含め、「土地とともにある酒づくり」を実践している。

https://morino-brewery.jp

 

 

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