人と都市と自然が共生する場に、電気の選択を。ABURAYAMA FUKUOKAが自然エネルギー100%へ切り替えた理由

JR九州リージョナルデザイン株式会社さま
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福岡市中心部から車でおよそ30分。標高約250mの場所に、約1.5kmの森の小路でつながる牧場と市民の森が広がっています。「BACK TO NATURE」をテーマに、動物・農・森・観光・学びが共存する複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA 」。
福岡市と協働で2023年にリニューアル開業し、今年で4年目を迎えた同施設を運営するのは、JR九州グループのJR九州リージョナルデザイン株式会社です。同社は主要施設の全てをハチドリ電力の自然エネルギー100%プランへ切り替えました。
「自然エネルギーは高い」というイメージや、メガソーラー報道によるネガティブな先入観がある中で、なぜこの選択に踏み切ったのか。代表の今井さんと、立ち上げから施設運営に関わってきた和田さんにお話を伺いました。
人と都市と自然が共生する場をつくる
「ABURAYAMA FUKUOKA」は、どんな未来を目指している施設なのでしょうか?

今井さん:福岡という160万人都市から車で30分の距離に、これだけ豊かな自然が残っている。これは全国でも珍しいことだと思います。私たちが大切にしているのは、「人と都市と自然が共生できる場をつくり、次の世代の子どもたちに豊かな自然を引き継いでいくこと」。施設を立ち上げたときからの使命です。
動物・農業・森・観光・学び。さまざまな要素が一つの場に共存していますが、それらを単独で成立させるのではなく、調和させながら持続可能なモデルをつくる。訪れていただく方々に、自然とともに生きる価値を体験してもらう。それが私たちの役割だと考えています。
JR九州グループとして、なぜ「まちづくり」に取り組まれているのでしょうか?
今井さん:JR九州には、「鉄道事業に限らず、九州のために何ができるか」を考えるDNAが流れています。九州のまちづくりのために、自ら積極的にチャレンジしていく。その姿勢は今も変わりません。
「ABURAYAMA FUKUOKA」の開発と運営も、その延長線上にあります。福岡市が掲げた構想に、私たちJR九州グループと、地元企業をはじめ賛同した事業者とタッグを組み、市との協働でこの施設を立ち上げました。
和田さん:私はもともと鉄道現場で、駅員、車掌、運転士、指令員と経験を積んできました。鉄道は「インフラを守る」仕事で、日常を提供することが使命です。一方で油山では、何かを「生み出す」側に立っている。社会的な価値をどうつくるかという点で、これまでとは違うやりがいを感じています。
「自然エネルギーは高い」という前提が覆った瞬間
自然エネルギーの導入を検討したとき、どんな不安がありましたか?

和田さん:一番気になったのは、やはりコストでした。正直なところ、「自然エネルギー=電気代が高くなる」というイメージになります。特に高圧拠点は金額も大きいので、その影響がどれくらい出るのかが不安でした。それに加えて、安定供給への懸念もありました。新電力会社の中には供給面で苦労しているという話も聞いていたので、長期的に安心して使い続けられるのかという点も気になっていました。
数ある電力会社の中で、なぜハチドリ電力を選んでいただいたのでしょうか?
和田さん:大手電力会社の再エネプランと比較をしていましたが、最終的にはハチドリ電力を選ぶことにしました。シミュレーションを行った際に、想定よりコストを抑えられる可能性が見え、「自然エネルギー=高い」というこれまでのイメージがここで一度覆りました。
また、電気料金の1%が社会活動に還元される仕組みにも共感しました。私たちの施設も環境教育や地域との関わりを大切にしているので、目指している方向性が近いと感じました。すでに取り組まれている企業の事例もあり、その仲間に加わりたいと思えたことも大きかったです。
今井さん:加えて、「電気の中身」に対する透明性も重要でした。同じ「自然エネルギー」と言っても、その中身はさまざまです。ハチドリ電力さんは自然エネルギー100%であることに加えて、調達ポリシーまで開示されている。生態系に負荷をかける発電所とは契約しないという姿勢にも共感しました。「本当に環境にいい電気なのか?」と問われたときに、電源構成まで説明できる。それが企業としての安心材料でした。
企業に問われる「電力の選び方」
ESG・SDGsの時代に、電力選びはどうあるべきでしょうか?

今井さん:いまの時代、ESGやSDGsを意識することは企業としての責務だと思っています。その中で自然環境に貢献し続けるために、再生可能エネルギーを選ぶのは自然な流れです。ただし重要なのは、「どの再エネを選ぶか」。きちんとした事業者を選ばなければ、その意味自体が成立しません。そういう視点で見たときに、ハチドリ電力さんは一歩抜けて見えました。
切り替えにあたって、サポート体制はいかがでしたか?
和田さん:コンスタントにウェブミーティングを重ねていただき、非常に心強かったです。「ABURAYAMA FUKUOKA」は関係事業者も多く、関係者への説明が必要でした。法人の電力切り替えは、どうしても調整が複雑になります。その中で課題を相談すると、必要な資料や説明をすぐに用意していただけたので、スムーズに進めることができました。
10年後、「ABURAYAMA FUKUOKA」が残したいもの

10年後、「ABURAYAMA FUKUOKA」はどんな場所になっていてほしいですか?
今井さん:「ABURAYAMA FUKUOKA」という場所が「自然と調和した暮らしの象徴」であってほしいと思っています。子どもたちがここで自然に触れ、大人になったときに思い出してくれる。そして自然を大切にする気持ちを持ち続けてくれる。そういう場所になれれば、これほど嬉しいことはありません。
引き続き、「ABURAYAMA FUKUOKA」さまが描かれる「人と都市と自然が共生する場」づくりを、電気というインフラの側から支えてまいります。本日は素敵なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

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