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地球の危険的状況を自分ごととして捉えるのは難しい。ハチドリ電力は、自分にできることを考えるきっかけをくれました。 ーフリーハガー 桑原功一さん

自宅の電気を申し込みました
こんにちは。ハチドリ電力の相原です。この度、支援先としてハチドリ電力と提携しているフリーハガーの桑原功一さんが、ご自宅の電気をハチドリにしてくれました。この記事では、ハチドリ電力と提携した理由や環境問題に対する考え方、実現したい未来についてなど様々なお話を伺っていきます!
ハチドリ電力と提携した理由

まずはじめに、ハチドリ電力と提携しようと思った理由はどこにありましたか?

代表の田口さんの紹介でハチドリ電力を知り、画期的なアイディアだと思いました。参加する方も、事業を作る側も、Win-Winな関係になれるもので、素晴らしいアイディアだな、よく思いついたな、と感じました。この仕組みが広まれば、世の中が変わっていくのではないかと。

具体的には、どのあたりのアイディアが良かったのでしょうか?

電気を切り替えるだけで良いためハードルが低いこと、1人が1人が参加しやすい社会貢献であるという部分でしょうか。1人が参加しただけでは変わらないけど、電気は気軽に切り替えられますし、切り替えないより切り替える方が良いに決まっていますよね。

はい、ハードルを低くすることで、多くの方に地球や社会に貢献していただきたいと思っています。

電気は日常的に使うものだからこそ、料金の1%を寄付できるというのは、具体的で、自分が社会にどのように貢献しているのかも分かりやすいですね。

インタビュー写真2
自宅の電気をハチドリに

桑原さんがご自宅の電気をハチドリ電力にしようと思った理由はどこにありますか?

元々は、環境問題より差別や人権に関心があったのですが、信頼している田口さんが解決したい問題があると知り、自分には何ができるのか考えました。今までは、地球が危険的状況にあると分かっていたものの、自分ごととして捉えられていませんでした。

地球温暖化というとてつもなく大きな問題を、自分ごととして捉えるのはなかなか難しいですよね。

環境問題が深刻なことは分かっていたし、痩せ細ったシロクマを見たり、周りの人がSDGsを声高に叫んだりしているのは知っていたものの、緊急性を感じることができなかったんです。しかし、自分が信頼している人がその問題に取り組もうとしていると知って、協力したいと思いました。

なるほど。自分ごととして緊急性を感じることは難しくても、環境への取り組みにはご関心があったのでしょうか?

インタビュー写真3

昨年、フィリピンに行ったのですが、現地ではプラスチックバッグは配らないし、カフェでも木のストローになってたり、皆マイバッグを持っていたのには驚きました。

日本よりもずっと環境への取り組みが進んでいるんですね。どんなきっかけでフィリピンに行かれたのでしょうか?

フリーハグ以外でも社会問題を発信していきたいと思い、かつて、観光客による環境汚染が原因で島が閉鎖されたことがあるボラカイ島へ行きました。そこで、どのようにプラスチックの廃止などを進めているのか、興味を持ちました。

心を震わせる動画でアクションを

桑原さんは、動画で差別や人権をはじめとする社会問題について発信されていますよね。動画を作る際に意識していることはありますか?

動画を見てくれた人がいかにアクションを起こしてくれるか、意識しています。ただ、心が震えないと行動を起こすには至らないと思っていて。

心を震わせる動画ですか…。

感動を起こすためには、鳥肌を起こさせなければならない。そのためには、その人がまさかと思う結末を持ってくる必要があります。言葉だけではなかなか人は動かないんです。その人自身の気づきを促したいのですが、フリーハグは分かりやすく、心が訴えかけられるものだと思います。




確かにフリーハグは心に真っ直ぐ響くものがありますよね。僕も桑原さんの動画を見ると、思わずジーンとしてしまいます。

これからもシンプルで、ユニークで、新たな発見や気づきがある動画を作っていきたいですね。動画を見た人が、この問題に関心を持って、解決するためのアイディアを考えるようになれば…。動画を見て実際に行動に移すのは簡単なことではないんです。99%の人は動かないけれど、1%でも何かアクションを起こしてもらえたら。

ハチドリ電力との提携で期待すること

これからハチドリ電力との提携で、期待することはありますか?

応援してくれる方に電気料金の1%を気軽に寄付していただけること、提携している他のNPOやNGOと繋がりやすくなることでしょうか。

支援者さんや他の団体さんとの繋がりですね。

これまでは、自分からいきなりアプローチしなければならなかったけれど、ハチドリ電力が間に入ることで他の人と繋がりやすくなりました。ある社会課題に関心を持ったらその人に尋ねたり、横のつながりが生まれたり…。

インタビュー写真4

なるほど。ハチドリ電力と一緒に作っていきたい未来があれば教えてください。

自分を知ってくれている人が、もっとハチドリ電力を知って気軽に社会参加してくれればいいなと思います。あとは、ハチドリ電力というブランドになり、ここに参加しているだけで、スペシャルな人だ、口だけでなく行動を起こしている人だ、と周りから思ってもらえたら。電気をハチドリにすることがステータスになったら良いと思います。

嬉しいお言葉をありがとうございます!これからも一緒により良い未来のために取り組んでいきましょう!インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

プロフィール

桑原功一

フリーハガー

大学で冒険教育学を専攻し、幼小中高の教員免許を取得。卒業後世界一周に出発しフリーハグ活動を始める。外国への偏見や差別をなくすため、2011年から東アジアを中心にフリーハグ活動を行なっている日本唯一のフリーハガー。日韓関係が悪化していた2019年の韓国での動画、「日本人が反日デモでフリーハグをしてみた」はSNSで話題となり150万回以上再生されている。争いが絶えない世界で「分断よりもつながり合うこと」の大切さを訴えている。

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