子どもたちの未来のために、ストップ・地球温暖化。人と星へのやさしさを徹底的に追求したい。ーFUTAEDA株式会社 二枝たかはる氏
FUTAEDAグループは「空気」「水」「食」を核にした、最先端の健康提案企業だと伺いました。
はい。その3つを核に、「Annyのお気に入り」という健康商品を扱う雑貨屋や、次世代冷暖システム「F-CON」そして、ホテル事業「HOTEL GREAT MORNING」を展開しています。
今回は「Annyのお気に入り」の直営全店5店舗をハチドリ電力にお申し込みいただいたんですよね。ありがとうございます!
「Annyのお気に入り」は、現在、青森県の八戸、静岡県の藤枝、そして福岡県内で5店舗を運営しているのですが、福岡県内の店舗をハチドリ電力に切り替えました。
「Annyのお気に入り」は、身体にやさしい商品を扱う雑貨屋さんとのことですが、どんなコンセプトで運営されているのでしょうか?
「人と星にやさしい、あなたの町の小さな雑貨店」です。テーマは「人と星の健康」。人にやさしい、健康に良いものに徹底的にこだわった、大切な方への贈り物や、また、自分自身へのご褒美としての贈り物を揃えています。
星にやさしいとは…?
月などまわりの星も宇宙環境が結果的に地球環境に影響してくるため、星にもやさしいことをしたいと考えています。地球環境、地球環境とよく言われるけれど、月など他の星がなければ地球もきちんと機能しなくなってしまうと思うんです。
なるほど。そのように考えられるようになったきっかけなどはありますか?
実は私はよく海に行くんです。障害物のない海で朝陽を浴びると、脳の良いホルモンが出るので、朝日が昇る前後に海でトレーニングすることが多いのですが、そこで感じるのは、地球と月というのは密接に関係し合っているということです。
潮の満ち引きという面でしょうか?
そうですね。満ち潮・引き潮の量なども全て月の満ち欠けと関係していて、地球と月は互いに支え合って存在しているということ非常に感じます。月ひとつなくなってしまっても地球も存在できなくなりますし、月以外にも、我々の地球は他の星の影響をものすごく受けているはずです。そんなわけで「人と星にやさしい」ということをテーマに掲げています。
二枝さんが健康にこだわられるようになる原点は何だったのでしょうか?
私自身も小学生の頃アトピーがあったのですが、次女がアトピーがあることを私に隠していたことが大きな出来事でした。子どもの健康状態に気づけていなかったことを反省し、次女のアトピーを治したい一心で皮膚に関する勉強を始めました。これをきっかけに、当初は「素敵な」雑貨屋だった「Annyのお気に入り」が、「体に良いものを扱う」雑貨屋に変わっていきました。
娘さんを思う心が現在のFUTAEDAグループに繋がったのですね。
もう1つ大きな出来事としては、私自身が12年前に大病をしたことがあるのですが、その時、食生活を徹底的に改善したんです。発酵食品や玄米などを食べるようにしたところ、なんと、勧められていた手術なしでも回復しました。この時、健康、食、そして生活スタイルの大切さを実感し、FUTAEDAグループは健康産業に特化していくこととなります。
現在、グループとしては、主に、食の健康、水の健康、それから空気の健康に取り組まれているんですよね。
はい。この「食」「水」「空気」の質を高めることで、徹底的に人にやさしい事業を展開しています。特に食と水に取り組んでいるのが「Annyのお気に入り」、空気に関しては「F-CON」、そして、3の質にトータルで取り組んでいるのが「HOTEL GREAT MORNING」です。
なぜこの3つが特に人の健康に大切なのでしょうか?
まず「空気」については、人は空気なしでは生きていけませんよね。3分と我慢することはできません。これはすなわち、人の健康に大きな影響を与えているということです。大気汚染や気象問題と人の健康の関係はとても深いと思います。
確かにそうですね。「水」についても、人が生きる上で不可欠だからでしょうか?
はい。水も2日間摂取しなければ生死に関わります。すなわち、最も大切なのが空気で、その次は水だと考えています。そのため、質の良い水の研究を行なっており、それが「プロボディ」シリーズというミネラルウォーターのブランドになっています。
「食」に関しては、口から入るものが、全ての身体づくりの源だと考えているからです。我々の身体は、全て何らかの食べ物でできているので、何をどう食べるかがとても大切だと思います。
今日、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっていますが、重症になり亡くなってしまう人の割合が、ブラジルやアメリカ、ヨーロッパなどではとても高いですよね。日本の200倍、300倍というように。これには様々な原因があるかと思いますが、1番の違いは食べ物ではないかと思います。
確かに食生活とは大きな関係がありそうですね。
あくまでも推測ですが、肉・乳製品・小麦を中心にした食文化を持つアメリカ大陸やヨーロッパの国と、昔から玄米・魚・野菜・発酵食品が多く食べれられてきたアジアとの違いが出ているのではないかと思っています。日本には江戸時代までとても良い食文化がありましたし、そういった意味で、玄米を中心とした食を推進する活動など、食の啓蒙活動もFUTAEDAグループの中で多くやっています。
「F-CON」は人の健康にやさしいだけでなく、省エネも実現されているということで、環境大臣賞を受賞されているんですよね。
はい。平成26年に九州の製造部門では初めて、地球温暖化防止活動環境大臣表彰「技術開発・製品化部門」を受賞しました。また、令和1年には、ホテル事業が、新しい技術を使ったビジネスで環境保全に貢献しているとして環境省から認められ、新しい資金調達のスキームの募集に採択していただきました。
「F-CON」とはどのようなものなのでしょうか?次世代冷暖システムと伺いましたが…
従来のエアコンは、温度を変えた空気を送風機で送り出すのに対し、「F-CON」では、石の力を用いて人の体を温めたり涼しくしたりする、全く新しい手法を採用しています。そのため無音でとても静かですし、乾燥することもないので肌や喉に優しいのが特長です。
風がないので埃が舞わず、すなわちウイルスなども舞いにくいということですね。
はい。そういうわけで、今大変な注目をいただいております。発売して10年になりますが、現在、学校の体育館や教室、病院、オフィス、一般のご家庭などを中心に、1530箇所に設置をさせていただいています。
環境大臣賞を受賞されているとのことですが、省エネの面ではどのくらい効果があるのでしょうか?
この商品は、元々は、質の良い空気を求め、人に健康のために開発したのですが、データを出したところたまたま省エネにもなっていて。
省エネ目的で作ったわけではないのに、結果的に省エネにもなっていたんですね。
はい。世界で1番高性能なエアコンと比較しても、空気温度を合わせたデータで27%、体感温度で比較すると35%前後の省エネになることが検証で明らかになっています。この結果、環境大臣賞もいただくことができました。
まさに人にも星にもやさしい商品なんですね。
はい。このように徹底的に、どこを切っても「人と星にやさしい」ことをテーマにやっています。「HOTEL GREAT MORNING」はFUTAEDAグループの集大成として、朝ごはんひとつとっても、世界一身体のことを考えた朝ごはんを提供させていただいています。
「HOTEL GREAT MORNING」では、食品ロスの削減のため、”#捨てないステイ”プロジェクトも行われているんですよね。
はい。ホテルで捨てられるはずだった生ごみを回収し、それをコンポストに入れて作った堆肥でミントやハーブなどを栽培しています。収穫できたものをウェルカムドリンクや朝食などで提供することにより、100%循環型サービスを実現することで、宿泊を通して「食の循環」を実感していただきたいと考えています。
素晴らしいですね!
ホテルを作る時に「世界一星にやさしいホテル」にすることを宣言したんです。
他にはどんなところに「星にやさしい」取り組みがあるのでしょうか?
例えば、断熱においては、日本一の断熱ホテルになっていると思います。窓のサッシも、通常のホテルでは絶対に使わないような超高性能サッシを使用しており、この結果、電気代は普通のホテルの3分の1以下に抑えられているんです。
そんなにも省エネ効果があるんですね。
他に環境に配慮した取り組みとしては、羽毛布団やマットも全てリサイクルできるものを使用していますし、ベッドは全て竹、タオルも竹布です。
蛇口をひねれば、お風呂の水も、トイレの水も、全てミネラルウォーターが出てきます。良い水を流せば、下水に流れた際の処理も少なくて済むと考えていて。
流した後のことも考えられているんですね。
はい。タオルやベッドカバーなどを洗濯する時に使う洗剤も、金魚が食べても死なないような洗剤を指定しています。
クリーニング代が多少かかってしまっても、「人と星にやさしい」ことを徹底的に追及されているんですね。
はい。特に商品開発で重きを置いているのは、売れ筋の追求ではなく、今後進化すべき理想的な健康スタイルを発見し、それを社員一丸となって提案することです。そのためには、誰が何と言おうと、これが良いと思ったことはやり続けるのが企業理念です。
置いているだけで売れるものというのはうちの商品にはなくて、説明を聞いていただいて初めて欲しくなるものを中心に扱っています。「Annyのお気に入り」でも、売れるものを売るのではなく、お気に入りのものを紹介する、そして、どこがお気に入りなのかをきちんと説明し、私たちが本当に良いと思ったものをお届けしたいと思っています。
ストップ・地球温暖化
ハチドリ電力にお申し込みいただいたのも「星にやさしい」取り組みの一環でしょうか?
そうですね。F-CONが環境大臣賞を受賞するなど、これまでも環境問題に縁があり、SDGsも意識をするうちに、世界中の子どもたちの未来のためには地球温暖化を止めることが絶対に必要だと思うようになりました。
また、ここ最近の異常気象も全て温暖化が関係していると思いますし、私がよく行く海でも、そこに本来はいないはずの南の海の魚がいたり、いるはずのクラゲがいなかったりと、異変が起こっていることを感じていました。どうにかしなくてはと思っていた時に、再生可能エネルギーのことを知り、まずは、100点満点の健康を提案している「HOTEL GREAT MORNING」を再エネ100%に切り替えました。
そうだったんですね。「世界一星にやさしいホテル」ですもんね。ハチドリ電力にお申し込みいただいたのも「星にやさしい」取り組みの一環でしょうか?
その後、ハチドリ電力を知り、その電気料金に利益を上乗せしないビジネスモデルに大変共感したため、「Annyのお気に入り」直営全店舗でも切り替えを決めました。
嬉しいお言葉をありがとうございます!ハチドリ電力では、電気料金の一部を社会のために活動するNPOなどに寄付することができる仕組みになっていますが、電気を通じた支援先にはどちらを選ばれましたか?
「自然環境の保護」と「出産・子育て」のカテゴリーに該当する全ての団体を応援することにしました。
それはまたなぜ…?
「自然環境の保護」に関しては、やはり自然の大切さを日々実感しているからでしょうか。今回のコロナでも、人間以外は地球上で誰も困っていないですよね。逆に言うと、人間のみが得をするための営みが多すぎたのではないかと思います。我々の手で汚してきたり破壊してきた地球環境は、我々の手で取り戻さなければなりません。その取り組みの一環に参加したいと思い、このカテゴリーを選びました。
「出産・子育て」に関してはいかがですか?
日本では少子化が大きな問題ですよね。お父さん・お母さんが安心して子どもを育てられる社会になってほしいと心から願っています。
最後に、今後ハチドリ電力と一緒にやっていきたいことがあれば教えてください。
地球温暖化を止めるためには、一人でも多くの個人家庭や事業所が再エネに切り替えるアクションをすることが大切だと思います。「ハチドリのひとしずく」のお話にあるように、ひとりひとりの力は小さいけれど、ひとりが始めないと多にはなりません。FUTAEDAグループとしても、この取り組みを広げていきたいと考えています。
本当にそうですよね。ひとつずつ私たちにできることを一緒にやっていきましょう!インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
プロフィール
二枝 たかはる
FUTAEDAグループ
代表取締役
1959年、福岡出身。1986年、アニーグループを設立し、「Annyのお気に入り」を経て、2018年11月、次世代型冷暖房「F-CON」を全館・全室に使用したホテル「グレートモーニング」を開業。
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