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NPO法人 CFFジャパン
2020/07/22
これからも「子どもの家」とともに。

2012年5月13日、CFFフィリピン「子どもの家」で6年間を過ごしたひとりの女の子が息を引き取りました。わずか11年という人生でした。

彼女は「子どもの家」に来る前はときに兄弟と一緒に路上で生活をして、ものごいをしたりして空腹を凌いでいました。笑顔のかわいいわんぱくな女の子でした。

2008年の春頃に亜急性硬化性全脳炎という難病を発症しました。麻疹のウィルスが脳に転移して発症し、脳の機能をウィルスが蝕んでいく病気です。

病気を発症してからは走れなくなり、歩けなくなり、立てなくなり、しゃべれなくなり…ゆっくりゆっくりと身体の機能が低下していきました。医師からは余命長くても2年程度と言われていました。

けれども結果的に彼女は発症から4年以上、生きることができました。

CFFは病気が発覚してからなるべく最善の医療が受けられるように手を尽くしました。彼女が自分の身の回りのことを自分でできなくなってからは介助スタッフをひとり雇いました。またそれに加えてなるべく兄弟とも一緒に過ごせるようにもしました。

治療を受けられたこと、大好きな兄弟と「子どもの家」という温かな環境で過ごせたこと、それに加えて彼女自身の強さもあったかもしれません。発症後も笑顔で過ごす日々が多く、4年間生きることができたんだと思っています。

もしも「子どもの家」がなかったらと思います。
そしてもし、もっと早く「子どもの家」に出ていたらと思うことがあります。

亜急性硬化性全脳炎という病気は麻疹に感染しなければ基本的には防げる病気で、もし感染前に「子どもの家」に来ていて予防接種を受けていたら違う人生を歩めたかもしれません…

フィリピンにはいまもこのように厳しい家庭環境から命すら危ぶまれる状況に生きる子どもたちがいます。

「子どもの家」はそのすべてを救うことができるわけではないかもしれないけど、ひとりひとりの人生を確かに豊かにすることができると思っています。

なにをして生きるのかではなくどう生きるのかを考えること

目に見えるものではなく目に見えないものに価値をおくこと

そんなことを私自身も教えてもらって、自分らしい人生を生きることができていると感じています。
これから先も「子どもの家」が続くよう、CFFが続いていくよう、みなさんも是非一緒に応援していただければ幸いです!

CFFジャパン元スタッフ 石井丈士

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