2020/04/16
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8 月 14〜23 日に、テイク・アクション・オンライン・キャンプ 2020 夏を開催しました! 14〜16 日は「社会問題と向き合う」 “ソーシャル” キャンプ、22・23 日は「アクションと向き合う」 “チェンジ” キャンプと題し、 日本国内、そして海外からも参加者が集まり、計 46 人が参加しました。 今回はキャンプの開催報告を掲載致します。
オンライン・キャンプのプログラムは主に以下の 3 つに分かれています。
・グループセッション
同年代 5~6 人+ファシリテーター2~3 人のグループ(以下スモールグループ)での活動時間。
・コーチングセッション
ゲストスピーカーを招き、1 つのテーマについての理解を深める時間。
・チョイスタイム プログラム前の午前中・プログラム後の夜の時間帯に希望者のみ集まり、みんなとやりたい 活動を自由に行う時間。
【8/14 1 日目】
グループセッション① セーフスペース
まず、今後多くの時間を共に過ごすスモールグループで集まり、キャンプで活動する際に みんなが安心して過ごすためのルールをメンバー自身で作りました。また、各グループで 作成したルールを持ち寄って、全体で互いのルールの確認もしました。
コーチングセッション① 児童労働
児童労働ネットワーク代表、元 ILO 事務局長補の堀内光子さんをお招きし、児童労働の 構造や現状についてお話しいただきました。 講義の中では、労働児童の人生を擬似体験する「児童労働カードゲーム」をスモール グループで行いました。
グループセッション② マイギャラリー
お互いのことをもっと知るため、「好きなこと・得意なこと」「人生で楽しかったこと」 「人生で難しかったこと」をボードに書き出し、スモールグループ内で紹介し合いました。 意外な共通点や思い出の共感を通し、メンバー同士が打ち解けるきっかけ作りが できました。
チョイスタイム
「プラスチックごみ〜リサイクルという幻想〜」という映像を観賞し、みんなで気になった ことについてディスカッションしました。
【8/15 2 日目】
グループセッション③ チームビルディングゲーム
メンバーそれぞれに異なる役割が割り当てられ、みんなで工夫して 1 つのものを オンラインホワイトボード「miro」(https://miro.com/)上で完成させるゲームをしました。 ゲーム後には活動中のお互いの気持ちや感想を共有し、今後に活かせることは何か 考えました。
コーチングセッション② 人種差別
アフリカンキッズクラブ東海地区代表のエバデ・ダン・愛琳さんをお招きし、ナイジェリア と日本にルーツをもち日本で育ったご自身の経験についてお話しいただきました。 お話の後には、スモールグループとは別のグループに分かれ、感じたことや、自分は これからどのような姿勢でこの問題に向き合っていくのかなどについて話し合いました。
コーチングセッション③ LGBTQ+
認定 NPO 法人 ReBit 様(https://rebitlgbt.org/)より、スピーカーのしんちゃんと マッチーをお招きし、多様な性についてご自身の経験を交えながらお話しいただきました。 また、「多様な性を尊重するために“社会が”できること・“個人が”できること」について、 スモールグループでディスカッションを行い、全体でも共有しました。
チョイスタイム
朝のチョイスタイムには参加者から希望のあった人狼ゲームを行ったり、オンライン ホワイトボードの Miro に慣れる活動をしたりしました。 終戦の日ということもあり、夜のチョイスタイムでは、広島の被曝者の方の映像を観て ディスカッションをしました。
【8/16 3 日目】
グループセッション④ 問題クモの巣
社会問題同士のつながりについて考えるワーク「問題クモの巣」に取り組みました。
その後、興味のあるテーマごとにグループに分かれ、ディスカッションを行いました。 参加者から挙げられたテーマは校則、ディズニーと社会問題、農業、環境、教育格差など 種類は様々でした。 グループによっては、参加者が自らファシリテーターとなり、ディスカッションを活発に してくれました。
コーチングセッション④ ネットリテラシー
さまざまな投稿が書かれた「擬似 SNS」を見て、言葉の捉え方の個人差を知るワークを 通して、発信者としてどのようなことに気をつけたら良いか考えました。
グループセッション⑤ 全体振り返り
3日間の活動を振り返り、学んだことや自分に起きた変化、そしてこれからそれをどのよう に活かしていきたいかを共有しました。
また、1 ヶ月後の自分への手紙「Dear Me Letter」も書きました。
この手紙は、9 月 30 日に全参加者のご自宅へ郵送(海外からの参加者はメール添付で送付) 致しました。
クロージングセレモニー(閉会式)
あっという間の3日間。「もっと話したい!」という声が何度も聞こえました。 前半のソーシャル・キャンプのみ参加の子も、後半のチェンジ・キャンプに引き続き 参加する子も一度お別れ。
この1週間で何かアクションを起こしてみようと約束し、再会を楽しみにしながら お別れしました。
記事引用元: https://ftcj.org/archives/18844
【8/22 1 日目】
グループセッション1 自己紹介とセーフスペース 自己紹介をして、キャンプで活動する際にみんなが安心して過ごすためのルールを メンバー自身で作りました。
コーチングセッション① 世界の若者とソーシャルアクション
当団体非常勤職員で Wake Up Japan 代表理事の鈴木洋一による講義を行い、身近な テーマでケーススタディを行いながら、アクションを起こすために意識すること大切に したいことについて学びました。
コーチングセッション② Gift + Issue = Change
「自分の好きなこと・得意なことと、関心を持っている社会問題を組み合わせ、ソーシャル アクション(社会貢献活動)を起こそう」という考え方の下、ワークを通して自分が ワクワクするアクションアイディアの考え方を学びました。
グループセッション② アクションアイディア作り
直前のワークで学んだこと・思いついたことを活かし、一人ひとりオリジナルのソーシャル アクションを考えました。さらに、グループ内のメンバーで意見交換をしながらお互いの アイディアを磨いていきました。
【8/23 2 日目】
グループセッション③ 自由時間
1 日目のワークの続きなど、各グループが希望するワーク・作業を行いました。
コーチングセッション③ アクションの実践者/化粧品と環境
環境活動家でエシカルコスメの作成やワークショップを行っている露木 志奈
(つゆき しいな)さんをお招きし、ご自身が具体的なアクションを起こすに至った経緯、 その過程における困難やその解決策などについてお話しいただきました。
グループセッション④ アクションプラン作り
1 日目に作ったアクションアイディアを基に、実際に自分がやってみたいアクションプラン 作りをしました。オンライン上で小部屋に分かれ、ファシリテーターと1対1で相談できる 環境で取り組みました。
アクションプラン発表
お互いが作ったアクションプランを発表し合い、フィードバックを行いました。
グループセッション⑤ 全体振り返り
最後に、キャンプ全体を振り返って、自分に起きた変化や学んだことを共有しました。 さらに、自分のアクションが大成功した場面を想像して「ヒーローインタビュー」を しました。 みんな本当に実現したかのような嬉しそうな表情と自信に満ちたコメントをしていました。 コメント後は互いを拍手で祝福し合いました。
クロージングセレモニー(閉会式)
今回のキャンプで、参加者全員が多くのことを知り、考えを深め、チェンジメーカーへの 一歩を踏み出しました。
・世界にはたくさんのアクションを起こしている若者たちがいることと、僕たちにも たくさん起こせるアクションがあることを学んだ。
・みんなで力を合わせてやれば、怖くないと言うことが分かったため、学校で action を 起こしたいと思って、先生に相談する勇気がでた。
・他の人と話すことで、自分にはなかったアイディアが見つかって、面白かったです。
・自分の意見を話すこともがんばれたし、みんながちゃんと聞いてくれてくれたのでとても 嬉しかったです。アクションを考えるための構想手順を考えるのはとても難しかったけど、 スタッフさんに意見を聞きながらすすめるのはとてもやりやすかったです。
・コロナウイルスによりアクションを諦めていましたが、今だからこそできるアクションを 考えるようになりました。
・少人数でのグループだったため、自分の意見が言いやすくてとてもよかったです。 ファシリテーターの方が自分の発言に対して否定せずに優しく楽しく話題を広げてくれた ので楽しく取り組むことが出来ました!また参加したいです!
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